咲の世界にジョセフのようなキャラクターをオリ主として登場させてみた   作:橆諳髃

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久しぶりです皆様……お元気にしていらっしゃったでしょうか? 私作者は……まぁ元気です……

「おいおい! なに久々なのに辛気臭くしたんだよ? もう少し元気出せよ!」

まぁそうなんですけどねぇ……なんていうかですねぇ……

「だぁーっもう! ウジウジしやがって‼︎ んなことより早く物語に移るぞ‼︎」←諸悪の根源


13話 R-15 東横とのデート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

髪型は……あぁ、いつもと変わらない。というか寝ても覚めても、挙げ句の果てに風呂に入って乾かした後もこうだ。

 

ともかくとして髪型は問題ない。次に服装は……Gパンに深緑の半袖の上から赤色で袖のない薄地のカーディガンだ。

 

あぁ? 何で服装とかを気にしてるかだと? まぁそうだな……今日は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ち合わせ時間には……15分前だな」

 

俺は都市部に来ていた。都会ほどではないが……ここも長野でいえば発展してる都市だ。

 

そして俺は、駅前にある噴水広場にあるベンチで読書をしながら待っていた。その本の題名は、《自分のやる気スイッチを入れる10の方法》という奴だ。これが案外面白い。

 

っと、そんなこんなで待ち人が来たぞ。

 

「承悟く〜ん! お待たせっす〜♪ 待ったっすか?」

 

「ん? いや、こっちも来たばかりだぜ! じゃあ早速行こうか‼︎」

 

そう、何を隠そう今日この日は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東横とデートの日なのだから‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「承悟くん、まずどこに行くっすか?」

 

「そうだな……先ずは服でも見に行こうぜ」

 

ってな訳で最初に来たのは全国的にチェーン店として展開しているユ◯クロだ。因みに今の東横の服装についてだが、黒いシャツの上から長袖で薄いカーディガンで、正面を2つのボタンで留めている。そして黒いズボンを履いていた。タイプとしては、脚のラインが出るようなものだった。

 

ここで俺の東横に対する評価を合わせてもらおう。実に……実に俺好みで素晴らしい‼︎ 東横は、どちらかというと基本色は白でスカートといったような少し大人の様な感じのお姉さん風、ってな感じのファッションが似合うと思うが……個人的には俺、女性が履くのはスカートよりもズボン&パンツ系なんだよな‼︎ それがロング丈かショート丈かは別として……

 

ともかく俺は今の東横の服装は気に入っている。

 

それでさっき東横に今日の服装の事を褒めたら、凄く嬉しそうにしていた。俺に会うまでは……やはりというか自分の体質上、大勢の人がいる中でも認知されずに過ごして来た事もあって、自分の服装でどうこう言われた事はなかった様だから、それも相まって俺から褒められた事が嬉しかった様だ。

 

よし、今度からどんどん褒めていこう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……て話があったのはいいんだけどさ……今俺的にかなりマズイ状況にある。何かって? 知りたいか? ほんとに知りたいか? ホントのホントだな⁉︎ ならもうここからは後戻りできないぞ‼︎

 

何がマズイかって……それは俺達が今いる場所だ。それも男子が立ち入ったらマズイ所だ。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「承悟くん! これなんすけど……私に似合うっすかね?」

 

(女性専門の下着売り場! ランジェリーショップだよぉ‼︎)

 

lingerie shop……何故英語に態々直したか疑問だが、俺はユニクロで俺の分と東横の分を何着か見繕った後、東横がそのお礼にある所に連れていきたいと言い始めたのがきっかけだった。

 

その時の俺は……東横がユニクロで俺の好みは別として物凄いファッションセンスを披露してくれた事もあって正に眼福物だった。つまり何が言いたいかって? 最高にハイッて奴だぁ‼︎ もう最高だね‼︎ てな感じでテンションMAXだった事もあり、東横がどこに連れていこうとしているのか全く気にはならなかったんだが……

 

(ま、まさか男子である俺をこんな所に連れてくるとはっ……)

 

「承悟くん、どうっすか?」

 

そして目の前には……着替えスペースに入っている東横が下着しか着てない状態で俺に、自分の下着姿はどうかと聞いてきた。因みに色は黒だ。

 

「そ、その……」

 

「その?」

 

「……に、似合ってるし……と、東横に凄く合ってる……」

 

「っ! て、照れるっすねー‼︎///」

 

「っ⁉︎」

 

俺のその一言で、東横が顔を赤くしながらデレた……

 

(敢えて言おう‼︎ 眼福であると‼︎)

 

もうその一言に限る‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでランジェリーショップから出た俺達は、そこから昼食食べたり映画を見たりゲーセンに行って遊んだりと、デートを満喫した。今はその帰り道だ。

 

「承悟くん、今日はとても楽しかったすね!」

 

「そうだな! 俺……凄く楽しかった。誰かと一緒に……それも、俺の好きな人と一緒にこうして遊びに行くなんて無かったからよ。だから……凄く楽しかった」

 

「っ⁉︎ そ、その笑顔は反則っすよ……///」

 

東横がまたデレる。笑顔になった自覚はない。自覚はないが……自然と出てたんだろうな。

 

「承悟くん……その……これはお願いなんすけどね……」

 

「ん? どうしたんだ?」

 

「その……お姉ちゃんね……まだ承悟くんと離れたくなくて……だからその……承悟くんの家に行っても……良い?」

 

「グハッ⁉︎」

 

俺は東横のその言葉で精神ダメージを負っていた。だって口をグーで隠しながら上目遣い+モジモジしながら言ってきたんだぞ? これでダメージ負わん方がおかしいわ‼︎

 

「だ、大丈夫っすか承悟くん⁉︎」

 

俺に精神ダメージを負わせた本人は全く自覚はなく、ただいきなり口から血を少量吐いた俺の事を気遣っていた。

 

「あ、あぁ大丈夫だ」

 

俺は何事も無かったかのように振る舞い、東横の手を握る。

 

「っ⁉︎///」

 

「さて、じゃあ帰るか。俺の家にな?」

 

「っ! うん‼︎」

 

そして何事も無かったかのように自然に東横の手を握って帰り道を歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんでやっとこさ家に帰ってきた。勿論東横を連れてだが?

 

「今日は少し暑かったし喉乾いたなぁ……。俺お茶用意してくるからよ。だから東横は部屋で寛いでてくれ」

 

俺の部屋に東横を招き入れた後は、台所に行ってお茶の用意をする。そしてまた自分の部屋に戻って東横に振る舞う。まぁ簡単なおもてなしといった所だ。

 

それで今はというと……

 

「ふふ……承悟くんは相変わらずお姉ちゃんの膝枕が好きっすね♡」

 

「し、仕方ないだろ……東横の太ももが柔らかいのが悪いんだ……」

 

「承悟くんからそう言われるのは、お姉ちゃんとても嬉しいっす‼︎」

 

ぷ、プラスに受け止めるとは……

 

「それに……」

 

「ん? うわっ⁉︎」

 

急だったもんだから俺も情けない声をあげちまった。さっきまで後頭部にあった東横の心地よい膝枕の感覚が、いつの間にかベットの敷布団の感覚になっていた。相変わらず東横の顔は正面にある事はあるんだが……一体どうなった?

 

そう考えていると、俺の体は急に温かく優しく包み込まれた。そしてやっと状況を理解した。東横が俺に抱きついていたんだ。

 

「承悟くんとこうして身体を密着しているの……とても良い気持ちなんすよ。心がポカポカする様な……この感覚がお姉ちゃんは大好きっす♡」

 

柔らかい感触が身体全体を襲う。特にお腹のあたりとか……

 

「ねぇ……お姉ちゃんとキス……しよ?」

 

「っ⁉︎ う、うん……」

 

今日何度目だろうか? 東横の上目遣いにやられてしまうのは……

 

そして俺は……東横の柔らかい唇と俺の唇が触れ合った。それだけにとどまらず、その後は啄ばむ様なキスにまで発展して……俺は終始顔が赤いままだった事は覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あっはっはっはっ! やっと私の理想が実現した‼︎

「おい作者ァッ‼︎ なんてもの書きやがるんだ⁉︎」

なんてもの? はてさて何のことやら……

「と、惚けんじゃねぇ! あ、あんな桃色の空間創り出しておいて……」

いやはや……私はシナリオを作っただけです。実行したのは主人公である貴方ですよ?

「ぐっ……屁理屈言いやがって……」

「えっ……承悟くんは私とキスしたの嫌だったっすか?」

「HA⁉︎ と、東横⁉︎」

「承悟くんは、私とキスしたの嫌だったっすか?」ウルウル+上目遣い

「そ……そんなことねぇじゃねぇかよ‼︎ お、俺は東横とき、キスできてぇ? す、凄く嬉しかったしぃ? だ、だからそんな目で俺を見ないでくれ‼︎」

「わーい! 承悟くん大好き‼︎」

「ふがっ⁉︎ いふぃあ"っ⁉︎ (うわっ⁉︎ 息がっ⁉︎)」

うわー……チョロいなぁー……

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