特筆する事もないので、本編どうぞ!
さて、学園都市に降り立った私とアリスだけど…今どこだここ。
「とりあえず、紫の言う通りに人に聞いてみましょうよ。」
「そうだな〜」
アリスと一緒に歩いていると、紅魔館並にデカい建物があった。
「うわ〜…紅魔館かよここ。」
「でっかい建物ね〜…」
「おっ、ちょうど良い所に人がいるぜー」
私とアリスはちょうど立ち止まっていた二人に声を掛けた。
「すいませ〜ん、少々お聞きしたい事が…」
「はい?何ですの?」
「どうしたの?」
「常盤台中学ってどこにあるんだ?」
私はいつもと同じ感じで話しかけてみた。
すると、二人の内、茶髪でアリスに似た髪型をした少女が、
「私達、常盤台の生徒なんだけど〜…」
と、言って近づいて来た。アリスは続いて質問をする。
「私はアリス・マーガトロイド。こっちの白黒は霧雨魔理沙。常盤台中学に入るのだけど…場所が分からなくて困ってるのよ…」
「へぇ…転入生かぁ〜…あ、私は御坂美琴。よろしくね。」
「私は白井黒子ですわ。よろしくですの。」
御坂美琴と白井黒子か。中々の実力がありそうだ。まぁ、そんな事は置いといて。
「おう。よろしくな。さっきも紹介があったが、私は霧雨魔理沙、よろしくだぜ!」
私は改めて自己紹介をした。
「さぁ、常盤台はこちらですわよ。」
美琴と黒子に付いていくと、何やらゲート?みたいなのがあった。いつもなら紅魔館のノリで箒に乗って通り抜けるのだが、生憎、そんな事をするつもりはさらさらない。
美琴達の方を見ると、何やらカードを取り出していた。カードならスペルカード持ってるぜ?なんて思っていたら、アリスに手を引かれて窓口へ向かった。
「すみません、アリス・マーガトロイドと申しますが…」
「アリス…あぁ、はい。転入生の方ですね。では、こちらをどうぞ。」
アリスが通り抜けてしまったので私も同じ感じにしてみる。
「すいません、霧雨魔理沙って言うんですけど…」
「霧雨…魔理沙…?えーっと、転入生の方ですね。こちらをどうぞ。」
簡単に通り抜け出来た…まぁ気にしないが。
「魔理沙〜!早く早く〜!」
「ん、あぁ、今行くぜ〜!」
アリスってあんな性格だっけ?なんて思いながら足を進めた。
「ねぇ、霧雨さん。」
「何だぜ?出来れば呼び捨てで呼んでほしいんだけど…」
「あ、うん。ごめんね。」
「私も呼び捨てで呼んでくれないかしら…?」
「うん。分かった。魔理沙にアリス、もうすぐ着くわよ。」
美琴が言った矢先、目の前には紅魔館より広そうな建物があった。私はこの時、紅魔館より図書館は広そうだななんて思ったのは公然の秘密。
「ここが常盤台ですわ。さ、入学の最終手続きをしてきま…」
「私達も一緒に行くわ。構わないでしょう?」
「え、えぇ…構いませんが…」
アリスがそう言うと、美琴と黒子が驚いてた。私には良く分かんないぜ。
美琴に連れられて事務室に行き、最終手続きをして、寮の鍵を貰った。
どうやら、美琴達の部屋のお隣らしく、美琴と黒子は喜んでいた。
…何でだろう?
いかがでしたか?
次回から本当の本編が始まります!