イカロス達の修理を頼んで数日が経過してようやくイカロス達が家に帰って来た
「ただ今帰りましたマスター」
「ただいま~」
「おにぃちゃん~」
帰って来るなりカオスはシュウに飛びつきシュウはしっかりとカオスの飛びつきを受け止める
「おかえりイカロス、ニンフ、カオス」
三人を出迎えてその後ろにはダイダロスがいる
「要望通りにしておいたからもう自爆の心配はないわ」
「ありがとうダイダロス」
「ううん。これぐらいしか私にはできないから。それと、はい、コレが不老不死の薬よ」
差し出されたのは一錠の薬でこの薬で不老不死になれると考えるとシナプスの技術は凄いなと感心する
「使用する前にいくつか説明するけどこれを飲むという事は・・・」
ダイダロスが説明を始める前にシュウはダイダロスの手から不老不死の薬を取って口の中に放り込んで飲み込んでしまった
「ふぅ~」
「ちょっ!なんで説明する前に飲んじゃうの!?」
「だって不老不死になりたいって言ったのは俺だしそれで何か副作用があるとしても俺の気持ちは変わらないから」
「はぁ~・・・まぁ、言っても無駄だとは思っていたけどまさか説明する暇もなく飲んでしまうとは・・・」
「これで俺も不老不死か~人生何が起きるか分からないな」
「そうね。これで貴方は不老不死だけど一つだけ勘違いしないでね。これはあくまでも死ぬ事がないってだけで不死身ではないのよ
シナプスの人達は自ら命を絶ったように毒薬を飲んだりリストカットしたりすれば死ぬから注意してね」
「それって不老不死って言うのか?」
「緋村君はアニメや漫画みたいに死んでも生き返るのが不老不死だと持っているけどあれは体が不死身という特性を持っているから死んでも再生できるの
緋村君もシナプスの人も元々は命に限りのある種族なんだからそんな事は出来ないわ。もしできたとしてもそれは体の構成を一から作り直す事になるのよ」
「なるほど」
「だからこれを持っていて」
手渡されたのは一枚のカードだ
「これは?」
「これはエンジェロイドと同じ性能を得られるカードよ」
「つまり?」
「
「・・・まさか変身できる!?」
「変身・・・まぁ、変身と言えばそうかもね。使用するエンジェロイドのイメージカラーの戦闘服になれるわ」
「ねぇ、ちょっと変身してもいい?」
「えっ!今!?」
「当たり前だ!変身とは男の、いや漢のロマンだ」
「そ、そう・・・」
シュウの勢いに若干押され気味になりながらも頷く
「で、なんか掛け声とか必要?」
「特にはないけど」
「じゃあこっちで考えるか・・・よし!」
左手の人差し指と中指でカードを挟み天高く上げる
「
光に包まれお約束の変身シーンとなり光が破裂し中から現れたのはイカロスのイメージカラーであるピンク色のコートを羽織り背中にイカロスと同じ羽が生えた
「おぉ!」
「お気に召しましたか?」
「あぁ、めっちゃ気に入った!これでアルテミスとかイージスとかつかるの!?」
「威力や性能は少し落ちるけど使えます。後、変身できるのは
「よし、じゃあ全員分やるぜ!
コートの色が水色に変わり羽もニンフと一緒の透明な羽に変わった
「
コートの色は水色から青に変わり背中の羽もアストレアの超加速型の羽に変わり左手に剣を持ち右手に盾が形成された
「
コートは青から黒に変わり羽は禍々しい刃の羽に変わった。全員の変身を見てシュウは変身を解き元の姿に戻った
「はぁ~もう満足」
「多分ないと思うけど何かあったら迷わず使ってね」
「あぁ、わかった」
※※※※※
一方その頃シナプスでは空の王であるミーノスは新たなエンジェロイドを完成させていた
「ついに完成した。新しいエンジェロイドだ!」
ミーノスの前には赤い髪をし大きな胸と下を隠すだけの際どい服を着ており尻尾が生えており羽はコウモリの様な形をしておりまるで
「命令だ!地上に降りて小手調べにサクライ=トモキを抹殺しその後にヒムラ=シュウを殺せ!」
命令を受けたエンジェロイドは羽を羽ばたかせ地上へと降りて行った