平穏を取り戻したシュウはある日、ダイダロスを家に呼んだのだがなぜか智樹達も全員集合している
「俺はダイダロスを呼んだはずなのになんでみんないるんだ?」
「まぁ、気にするなシュウ」
「会長は~面白そうだから~」
「俺はそはらに連れられて」
「私はダイダロスが心配で」
「何もしないよ!何を心配しているの見月さんは!」
「あの、それで今日は私に何の用で?」
「あぁ、ちょっと聞きたい事と頼みがあってだ」
「私に出来る事であれば」
「じゃあまず聞きたい事なんだがアストレア達はニンフやイカロスみたいな爆弾はついているのか?」
「いいえ、
「そっか。じゃあイカロスとニンフの爆弾を取って欲しいんだ」
「マスター、それは難しと思います。ニンフの首の爆弾はカードによって付けられたものですが私の場合は可変ウィングの
「そうなのか?ダイダロス、爆弾を取るだけならどうすればいい?」
「そうなると可変ウィングの
「それでいい。イカロス達のマスターになった以上は前みたいに勝手に自爆していなくなられたら困るからな」
「はい、マスター」
「もうしないわよ。それにシュウの命令じゃ仕方ないわね」
「分かったわ。二人の爆弾の解除は私が責任を持って取り除くわ」
「頼む。それとカオスの自己進化プログラム
カオスはイカロス達と違い感情の高ぶりで発動してしまうため
「確かに暴走した時の事を考えるとその方がいいけどどうして
「確かに、物騒な物は取っていた方がいいと思うぞシュウ」
ダイダロスの疑問に部長が同意してシュウに問いかける
「これはカオスに対する願いだ。イカロス達は自分達がこうなりたいと考えて自ら
だからカオスもこれから色々な事を見たる聞いたり体験したりしてそして自分がこうなりたいと思って自分の力で
そう言ってシュウはカオスの頭を撫でるとカオスは嬉しそうな顔をする
多分、今シュウが言った事をカオスは理解できていないんだろうがいつかシュウの言葉を理解してくれたらそれでいい
「本当に緋村君は娘達の事をよく考えてくれますね。分かったわカオスの事も私が責任を持って何とかするから」
「悪いけど頼むなダイダロス」
「いえ、そういえば緋村君自身のお願いはないの?」
「ん?俺の願いか」
「うん。頼みって言っても自分のじゃなくて誰かのためのだし一つぐらい自分の願いを言ってもいいんじゃない?」
「う~ん・・・まぁ、願いが無いわけではないが・・・」
「遠慮せずに言っていいのよ」
「じゃあ・・・不老不死の薬ってある?」
その言葉に全員が呆気を取られて言葉が出なくなった。しかしダイダロスはシュウの真意が分かったのか口を開く
「それも・・・みんなのため?」
「確かにそれもある。みんなと一緒にいると言った以上は俺も長生きしたい
それに、もし、俺が死んだらカオスがまた世界を作り替えようとしないとも限らないからそうならないためにも不老不死になりたいっていう気持ちもある
でも一番は俺がみんなとずっと一緒に居たいと思ったからだ。俺はみんなと過ごすこののんびりとした時間が好きでいつまでもずっと一緒に居たいとも思う
そのために智樹や部長達と共に年を取る事も出来なければ死ぬ事もできない。でもそれでも俺は不老不死になりたいと思う」
「覚悟は出来ているという事ね」
「まぁな」
「・・・分かったわ。次、地上に来る時に持って来てあげるけど一度飲んだら二度と人には戻れないから覚悟してね」
「あぁ、楽しみに待っているよ」
ダイダロスはイカロス、ニンフ、カオスを連れて自分のラボへと向かっていった