召喚現代兵器は深海棲艦を打倒できるか   作:天城土佐

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やっと艦娘が出てきます。(少しだけ)


第二話 見るもの見られるもの

【資金2300収入300合計資金2600工業力100展開部隊2】

「くわぁ~、朝か~。」

欠伸をしながらシミター偵察車の車長席から出てくる主人公。

「こっちに来てから二日目か」

【おはようございます、収入300が資金に入り、資源100が入りました、どの項目に投資しますか?】

「収入投資でお願いします~」

【資源100を消費し収入が400になりました。】

【迎撃、反撃の自動設定、補給補充の自動設定、日の終わりの資源自動投資の設定をお願いします。】

まだ眠いのかシミター偵察車の上でダレながら考える。

「う~ん、敵味方が解らないのとまだ見つけられたくないから自動迎撃と自動反撃は手動モードで、自動補充と自動補給は自動で資源自動投資も自動で~」

【自動補助系の設定をしました。】

「とりあえず朝御飯食ってから偵察用にヘリでも飛ばすかね。」

乾パンとレーションのコーンスープで手早く朝食を済ます。

「ヘリは攻撃ヘリの攻撃リンクスAH.7と輸送ヘリのUH-1イロコイと対潜ヘリのシーリンクスかー、海上視界は変わらないけど対潜視界あるし海の上だからシーリンクスで行くか。生産します。」

【シーリンクス金450工業力50を消費して生産します。】

目の前が光り、真っ白な少し小柄なヘリが目の前に現れた。

「そういや元ゲームの部隊編成って陸8両空4機、偵察、輸送、給油機等の支援系航空機が1機の船舶が、1隻8耐久だったけどこのシミターとかシーリンク1機だけしか現れてないけど、どうなってるの?」

【特に指定がありませんでしたので、1機のみを出現させて、のこりの機数は指示を出せば出現します、また部隊を分散させた場合は監視や移動は可能です、偵察移動などは地形は把握できますが敵発見能力は落ちますので、やらないほうが賢明でしょう】

「定点監視はともかく索敵は無茶か・・・ならシーリンクス4機まとめて出現させて。」

ヘリの周りが光りさらに3機のヘリが出現する。

「まずは北側を限界まで偵察して帰らすか、敵味方不明の潜水艦とかは自動発見?」

【対潜ヘリ シーリンクスにはMAD(磁気探知機)が搭載されており、飛行しながらの潜水艦の探知は自動発見で可能ですが、詳細を調べるには指示して、滞空してのディッピングソナー(吊り下げ式対潜探知機)ないし低速散布のソノブイ(投下式浮き付対潜探知機)の使用が必要です。】

「さっさと地形と探知だけするか見つけたのを釣り竿か浮きで調べるかってところかー。」

【肯定です。詳細まで調べますと、その分時間がかかりますし、探知距離が短くなります。】

「ヘリって元々燃費悪いし、ホバリングすればその分短くなるか、地形把握がまず要るし範囲優先で、北側から往復していって時計回りにお願いします。」

【シーリンクス4機編隊による偵察を行います。】

先程出現したシーリンクスヘリが羽根を回転しはじめ、安定したところで離陸をし、南側水路から這うように加速し、島の一周してから北側に飛んでいった。

「山猫(リンクスの日本語意味)さんたちー、安全飛行で何か見つけてくれよー。こっちはここの拠点整備でもするか。」

見送った主人公はシミター偵察車に乗り込み北側の山のへ登り頂上近くの比較的開けた場所に到着した。

「さっきヘリからの映像でここら辺開けてるなーと思ってたんだよー。対空用の観測拠点兼ねて対空兵器でも置くか。」

【現在資金2150工業力50です。防空ミサイル ホーク金1100工業力50対空視界4、対空ミサイル レイピア金500工業力50対空視界3、対空機関砲M163資金400工業力50対空視界2があります。】

「少々高いけどホーク防空ミサイルを置いといて周辺監視にしとくか、人類に敵対的な勢力がいるみたいだけどこっちは敵味方かは分からないから自動迎撃、反撃は切っといて1部隊生産。」

目の前が光って、キャタピラの牽引車と巨大なミサイルを三つ乗せたトレーラーが8両現れた。

「本当は対空レーダーとか照準レーダーとか指揮装置とかいろいろ付いてくるはずだけどゲーム基準って便利だなー」

【配置はこのままでしょうか?】

「そこの森の木陰に配置して、ミサイルだけ空き地側に向けといて。」

8両がそれぞれの木陰に身を隠した。

「対空偽装はヘリが帰ってきてから見るとして対空視界はちゃんとあるな、視界4ってことは40キロ位かな?」

【肯定です。概ね視界と最大・最低射程は1を10キロとしてそれに準じていますが、直射武器の射程に関しては搭載器機が精密照準出来る必要にあるので現実での性能に影響を受けます。】

【また、こちらも隠蔽出来るようにあちらも隠蔽された場合探知出来ない恐れもあります。】

「ゲームではなかった隠蔽有るのか。まあ、周囲40キロの対空監視と周囲20キロの水上監視出来ると思えばいいか、損にはならないし。もう生産出来ないから、残りのシミターをそれぞれ東西南北に置くか。」

シミター偵察車に乗り込み車長席から顔を出しながら来た道を下っていく。

「こう見ると水平線が見える全面パノラマだけど、目視で見える距離は精々10キロだったかな、兵器の視界でも20キロで周囲なにもなし、北に行ったヘリも300キロ折り返しでなにもなしって東太平洋辺りかな?」

途中森をくぐり抜けながら思案する。

「現代基準だと旅客機か船位見かけてもいいよな、それとも敵勢力で衰退してるか、ww2とかそれ以前なら戦線から離れてたならこんなものなのかなー。」

内側の仮拠点に戻ってくると、北側からヘリが戻ってくる。

「おー、戻ってきた戻ってきた、北側の海は結局なんもなしか、ホークの対空偽装はぱっと見た感じ大丈夫みたいだな。」

仮拠点の補給車から燃料を補給したシーリンクスヘリが再び舞い上がり今度は東へ飛んでいく。

「一方向二時間で4方向8時間朝7時から始めたから終わりが15時で残り一回出来る程度か、こっちも北側から監視所作るかね~。」

今度はシミター偵察車を北側に走らせ1両のシミター偵察車を追加で呼ぶ。

「この島は森が多いから隠すのに苦労しなくて楽だな、このシミターはそこの木陰に配置して北側監視お願いします。」

シミター偵察車から降り、監視用のシミター偵察車を誘導して、隠蔽状態を確認する。

「本当にこのシミターの小柄具合いは隠蔽にいいな」

【肯定します、車体の大きさは隠ぺい具合いに影響します。現状のままだとホーク防空ミサイルは発見される恐れがありますが対赤外線機能もある偽装ネットを着けますか?これは隠蔽配置の時に効力を発揮しますが、移動時は自動的に外れてしまいます。また追加資金、工業力は要りません。】

「バラキュー有るのかよ、ゲームには無かったけど便利だから装備で。」

【了解しました。今後隠蔽が行われた場合自動装備にします。】

同様のことを東にも行い、東から帰ってきたヘリを南へ見送ってからシミターを南へ動かし、隠蔽作業中にヘリから連絡がきた。

【南側海域で偵察飛行中のシーリンクスより報告。】

【島南方約100キロの地点にて潜水目標を補足、事前設定通りに通過予定】

【探知距離は20キロ潜水中、数は1乃至2】

作業を止めて報告を聞き考える主人公

「見つかった?ヘリの音か姿かで探知されて潜航されたか。通りすぎて様子見して帰りも再度探知するかで考えるか。」

 

side?

?1「今日はのんびり哨戒だねー」

?2「輸送船の安全確保のための定期哨戒ですって!」

のんびりと航行する二隻の潜水艦娘。

ふと一隻が何かに気づく。

?2「でっち!でっち!北の空に何か見えるよ。」

?1「でっちじゃないでち。それより北の空?定時飛行の予定は聞いてないよ~。」

?2「音も聴いたことのない変なのだよ、どうしよう~。」

?1「取りあえず潜ってやり過ごすでち」

?2「了~解、急速潜航~がるるー」

潜水艦娘逹は潜って行ったあと四機編隊のシーリンクスヘリがローターやガスタービンの音を響かせながら過ぎ去って行った。




待望の艦娘がようやく出せました。
これでタイトル詐欺にならずにすみます。
次回は少し時間経過が早くなるかもです。

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