sunny place 〜彼女の隣が私の居場所〜   作:律乃

76 / 205
お久しぶりです。
そして、年末の挨拶が出来ずにすいません……(高速土下座)
多くの感想を頂いたこと、多くの人にこの小説を読んで頂いていること、多くの人にお気に入りをして頂いていること、多くの人に評価して頂いてる事に改めて感謝を示し、ヒナタの活躍と成長をこれからも見守っていただけると嬉しく思います(微笑)
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!

ヒナタやシノンさん達、読者の皆さんがこの一年が素敵な一年となりますように( ´ ▽ ` )

さて、長くなりましたが……本編をどうぞ!

※今回は少なめで、後書きの方のほんのちょっとしたアンケート(?)を用意してます。
お答えいただけると幸いです(微笑)


032 過去へと終止符を

【Bullet of Bullets 2 START!】

 

そんな文字が画面に現れると共にあたしは荒野を駆け抜ける。

 

“まず最優先はシノに出逢うこと”

 

と、その前簡単にこのBoBの説明をしてみると、参加者三十人による同一マップでの遭遇戦。

開始位置はランダムだけど、どのプレイヤーとも最低千メートル離れている。それくらい離れてないと、銃を使用しているこのゲームではあっという間に勝負がついてしまう。

なので、本戦のマップは直径十キロの円形となっており、山あり森あり砂漠ありの複合ステージだから、装備やステータスタイプでの一方的な有利不有利はなし。

 

つまり、このBoBは完全なプレイヤーの力によって勝負がつくということ。

 

“そんなん、ALOで完全不利な種族で延々と攻撃を喰らわないように過ごしてきたあたしに完全不利だよね”

 

「と、その前に……そこの人、もうバレてるよ。出てきたらどうかな?」

 

ズズッと、砂埃をあげて立ち止まると左手に持った日本刀でトントンと左肩を叩き、不適に笑うあたしに草むらから出てくるのは迷彩柄の細身の男が出てくる。

 

「やれやれ、バレちゃったか……流石、荒野の侍」

「こちらのあたしの二つ名はそんな名前な訳ね。まぁ……これが切り札だものね、そういう二つ名が出来ちゃっても仕方ないか」

 

あたしが肩をすくめた瞬間を見計らって撃ってくる卑怯な男のバレット・ラインに沿って日本刀を振り下ろしながら、音速で男に近づくと刀を振り下ろしたのだった。

 

 

ττ

 

 

【Kanata & Sinon side】

 

広い荒野に佇むあたしは横に立つ淡い水色のショートヘアーとマフラーを揺らし、右肩に大きなスナイパーライフルを担いでいる小柄な少女・シノンへと小首を傾げる。

 

「やれやれ、早速狙われているようだね。どうします? お姫様」

 

あたしが相棒(にほんとう)を左肩に乗っけるとトントンと叩く。

 

「貴女はいつもそうやって茶化して……それに私達が狙われているのは、貴女がそんな目立つコートを着てているからでしょう」

「こ、これはシノが似合うからって言ったからでっ!?」

「だからってこんな大事なところまで着てくることないじゃない」

 

やれやれと肩を竦めるシノンを流し目で見て、"困った困った"と苦笑いをする。

そして、シノンに向けていた視線を下に向けると笑みを強める。

たしかにあたしの服装は真っ赤なロングコートや真っ赤なロングズボンに真っ黒なワイシャツってーーこれは荒野の中や森の中でもバレちゃいますよね、こんなに赤いと。

 

「こんな時だからこそ愛の結晶を着るべきじゃない?ほら、必勝のルーティンのようなものみたいな」

「……何が愛の結晶、必勝のルーティンよ。いつも可愛い子や綺麗な子があればフラフラとその色香に付いて行くくせに」

「ふんっ!」

 

頬を膨らませるシノンに向かって飛んでくるバレット・ラインを日本刀で斬り捨て、背後に庇いながら苦虫を噛み潰したような顔をする。

 

「別にフラフラ付いて行ってるわけじゃないからっ!!時にワザとの時とかあるから!!」

 

頬を赤らめるあたしに向かって飛んでくるバレット・ラインを避けるとその飛んでくる先にいたプレイヤーをシノンの拳銃の銃弾が貫く。

その瞬間、あたしは音速でシノンを撃とうとしているプレイヤーを斬り捨てるあたしに親指を立ててくるシノンに同じく親指を立てて振り返りながらニンヤリ笑う。

 

「さぁ、あたし達の仲を君達は引き裂けるかな」

 

 

 

ττ

 

 

 

【Skia & Kureha side】

 

深い森の中、ワタクシとクレハは身を隠すように茂みに身を隠すと目の前に広がる半透明な地図の所々にある◎マークを押して、目当てとなる《Kanata》《Sinon》の文字が並んでいるのを見て、顔を見合わせる。

 

「やはりカナタさんとシノンさんは共に行動しているようですわね」

「スキアの読み通りね」

「えぇ、あの二人は共に行動を共にすることで最大の力を発揮しますわ。カナタさんの刀による"超至近距離"戦法……シノンさんのヘカートによる"超遠距離"戦法……戦法が正反対、信頼し合える仲だからこそできる戦闘……遠目に見ているだけでもパーフェクトですわよね」

「でも、それはあたし達もだよ」

「えぇ」

 

ピンクの髪をサイドテールにしている幼馴染のセリフにうなづくと勢いよく立ち上がり、其々の武器を先方にいる敵へと向けたのだった。





ということで、始まったBoB決勝戦ですが……勝利の女神はどのグループへと微笑むのでしょうか?
共に行動を共にする事にした《カナタ&シノンさんペア》《スキア&クレハさんペア》。
この二組はかなり強いですよ、其々のペアが其々の苦手な所を補っているのですからね…(微笑)

そんな彼女達の勇姿を最後まで見届けてもらえると嬉しいです!!


さて、前書きで簡単なアンケート(?)があるので、答えてくれると嬉しいとありましたが……このアンケートは私の活動報告にて【sunny place ー添い寝イベント案受付ー】というのがあるので、そこに答えて下さると嬉しく思います(微笑)

活動報告のタイトルを見て分かる通りで、読者の皆さんには私に描いて欲しいヒナタちゃんやその他オリジナルキャラ(あんま居ませんが(笑)で見て見たい添い寝のイラストを受け付けようと思ってます。 また、詳しいことは活動報告にて書かせてもらいます(土下座)



さて、長々とすいませんでした。
寒い日が続きますが、皆様お身体にお気をつけてください、ではでは(*´∀`*)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。