このタイトルにさせていただいた理由は、私がオーディナル・スケールというストーリーは全体を通して"希望のもてる愛"の話だと思ったからです。確かに、エイジくんも重村博士もユウナちゃんを守れなかった気持ちに苛まれています。しかし、重村博士が作り上げたオーグマーは多くの人に希望を与えたと思っているのです。VRがまだ怖い人にもARは馴染みやすかったのではないかと勝手ながら思っています。
最後にほえたたえることで連想したのは、其々の思いや後悔によってぶつかり合うキリトくん達とエイジくん・重村博士の事です。
信念と信念のぶつかり合い……みんな個々に思うことがあって、叶えたい願いがあって、ぶつからないといけないことがある。
よくアニソンなどで"君以外何もいらない""君さえ居ればいい"などといったフレーズを目にしますが、私は痛いとはそのフレーズを見て痛いとは思いません!!
だって、そこまで何かを・誰かを好きなる事、何かに熱中できることは素敵な事だと思いますし、『私は○○が好き!』と断言できることは簡単なようで難しいことですからね、人前だと特に…
って、長々とこっぱずかしい事を話しちゃいましたね(照)
今回はフライングの上に誕生日記念エピソードの上に続きます!!
理由は私が構成に手間取っていたのですぐ近くにリズちゃんの誕生日とユウキちゃんの誕生日が迫っているのです!それなら一緒にお祝いしないとじゃないですか!!?
ま、私が早く更新しなかったのが完全に悪いんですけどね……(苦笑)
ということで、誕生日記念エピソードの一話目です!どーぞ!!
【台東区御徒町の《ダイシー・カフェ》】
西暦2026年4月19日 日曜日。
彫りの深い顔の上に巨体という強面亭主がいるカフェにてあたしは待ち人を待ちつつも不躾に大きな欠伸をしていた。
「…ふわぁ……っ」
「おいおい蒼目の侍さんよ。待ち合わせにうちを利用するだけして何も頼まないのか?」
カウンター席の一番左端に腰掛けて、黒光りした机へと両膝をついてダルそうにしているあたしへとカフェの亭主が呆れ顔をしながらメニュー欄が書かれている表を差し出してくるのを見てから強面を見上げる。
「…エギさん、これは頼まないといけない系ですか?」
「何度も同じことを言わせるな」
プクーーッと頬を膨らませてからメニューを上から下まで見てからボソッと呟く。
「…オムライス、はちみつレモン」
「うちには無い。他のメニューは?」
「その二択のみ!あたしに他の選択はないッ」
両腕を組んでから横をプクッとさらに膨らませるあたしに亭主はやれやれと頭を抱えてから「少し待ってな」と言ってからカシャカシャと心地よい卵をかき混ぜる音を耳にしながら、あたしは机の上に何気無しにおいてある片耳ヘッドホンを見下ろしてから白いフィルムを指先でなぞる。
久しぶりに出たSAO帰還者学校にて貰ったこの端末は現実世界に仮想の情報やアイテムを視覚・聴覚・触覚情報を送り込ませている技術・
“…えーあーる…か…”
久しぶりに出たSAO帰還者学校でいきなりオーグマーを無料配布された時はびっくりしたし、家に持ち帰って詩乃と一緒に店内で買った時の値段を見た時は更に驚愕しだけれども…どうやら、あたしは拡張現実よりかは仮想世界…VRの方が向いているようだ。
断じて、真っ黒をこよなく愛する親友のように運動が苦手とかめんどくさいって理由ではないのだけれども……どうも勝手というか、身のこなしに迷ってしまう。
“これは仮想にどっぷりハマりすぎたかな…”
そう思いながら、苦笑いを浮かべていると目の前にほっかほかの湯気が立ちのぼる大皿が置かれる。顔を上げるあたしに強面亭主はスプーンを差し出すのを受け取りながら、ごく自然な動作で口へととろっとろな半熟卵が乗っかっているまるで磨き抜かれたルビーのように赤く美しく色付けされたチキンライスを口に含む。
「ほらよ。侍さん」
「どーもどーもです」
“んまい!!”
真っ赤に色付けられた白米はまるでその一個一個がルビーのように光り輝き、それを口に入れた瞬間にピリッとブラックペーパーと塩気が舌を刺激したかと思うとトロッと黄色と白のコントラストが美しい半熟卵がマイルドに、優しくチキンライスを包み込んでは味覚へとピリッとした刺激とプラスして甘味を感じさせてくれている。
“これだからオムライスってやめれない!!”
頬や唇の端に半熟卵を付けながら幼子のようにはしゃぎながらオムライスをかきこむあたしにエギルさんは机の上に素っ気なく置かれているオーグマーをツンツンと突く。
「これってオーグマーだよな?陽菜荼使わないのか?」
「んー、そんなに頻繁には使わないかな。みんなの付き合い程度に使う感じ」
「へぇ、意外だな。陽菜荼の事だから幼子のように外でタッチペンをブンブン振ってるように思えたがな」
「…エギさんひどいですよ」
ぐびぐびとキンキンに冷えたはちみつレモンを胃へと流し込んでいると背後から可愛らしい声が聞こえてきた。
「陽菜荼さん、すいませんっ。遅れました」
「いーや、気にしなくていいよ。あたしもさっきしたところだし…エギさんにオムライスとはちみつレモンを奢ってもらったところだし」
トントンと自分の横へと叩いてから慌ただしく走ってくる直葉が腰を下ろすのを見届けてから目の前にいるエギルさんへと意地悪な笑みを送る。
「なぁ、この!奢りなわけあるか!ちゃんと金を払え!無理して作ってやっただろ!?」
「あははっ。ジョーダンジョーダンっすよ、エギさん♪さっき意地悪をされたので倍返しって奴です」
強面な顔から冷や汗を流しながら、慌てふためくエギルさんを見て、してやったりほくそ笑んでから隣に座る直葉へと頭を下げる。
「あたしの方こそごめんね。折角の休日なのに」
「いいえ。本当に気にしなくていいですよ、陽菜荼さん。あたしは休みの日は基本道場で竹刀を振るっているか、ALOにログインしているだけなので」
「そう?直葉がそういうなら気にしないけど…気乗りしないなら言ってくれていいからね?」
本人がそう言っているのだからしつこく言うのはくどいと思われると思うが、やはり折角の休日に呼び出してしまったと思うと気が引けてしまう。
ので、あたしは直葉が無理をしてないかを確かめるために青みが掛かった黒い瞳を見つめながら言うとキレよくブンブンと両手を振り、顔を真っ赤に染めている直葉の顔が垣間見える。
「気乗りしないなんてないです!………それに休みの日に待ち合わせってデートって気がするし…」
「ん?なんかいった、直葉?」
「なんでもないです!それよりも今からどこに参加するんですか?」
なんか向こうでエギさんが頭を抱えているけどどないしたんだろうか?
それに直葉も顔が真っ赤だし……ふむ、今の状況が分からぬ。あと、直葉が小声でなんか言ってた気がするのだけれども……声のボリュームが小さすぎて聞き取れんかった。
“ま、いいか”
"小さく言うって事は聞かれたくない事なんだろうし"と結論づけたあたしは左手首に付けてある腕時計の時刻を確認してから短パンのポケットから小さい財布を取り出すとエギルさんへと代金を渡す。
「ほい、エギさん」
「はいよ。きっちり代金だな」
「……」
どうやらさっきの倍返しによってこのダイシー・カフェでのあたしの信用がガタ落ちしてしまったらしい。
ふむ、過剰なカウンターとイタズラは今後しないように心掛けよう。
と心掛けても、エギルさんのリアクションは大変面白おかしいので頻繁にあたしはイタズラをしていく事だろう。
「んっ……しょ!」
勢い付けてカウンター席から飛び降りたあたしは左手を直葉へと差し出す手とあたしの顔を交互に見た直葉は嬉し恥ずかしそうに頬を赤く染める。
「さて、そろそろアレが現れる時間になりそうだね、直葉いこうか?」
「はい…」
ちょこんと乗せられた直葉の右手をキュッと握り、椅子から起こすとそのまま入り口に向かって歩いていく最中に後ろを向いてからパタパタとエギルさんへと手を振る。
「エギさん、ご馳走様!今度は詩乃とオムライスを食べにくるね〜♪」
「お前はオムライス以外を食え!シノンが頭を抱えていたぞ!」
“嗚呼ーぁ嗚呼ーぁきーこーえーなーいー”
なーんもきーこーえーなーいーぃ。
「エギルさん、あたしからも陽菜荼さんに言っておきますね」
「頼んだな、リーファ」
知らんぷりをするあたしにエギルさんと直葉が苦笑いを浮かべて、あたしの知らぬ間に二人の間に約束事が結ばれたのに気付いたのはそれから数分後のことだった。
久しぶりにオムライス食べてる陽菜荼書いたな…(しみじみ)
オムライスをパクパク食べている陽菜荼はやはりこともっぽい(笑)
と、オムライスといえば…陽菜荼を書かせてもらうようになってからオムライスの事が好き……いいえ、好物になりましたね(笑)
陽菜荼を書く前の好物はコロッケや春巻などでしたが、今はそちらよりもオムライスの方が好きになったかな…(笑)
なので、オムライスの描写の力の入れようは陽菜荼の心境が六割、私の気持ちが四割となってます!(笑)
あと、SAOとは関係ないのですが……正座して待っていた【通常攻撃が全体攻撃の二回攻撃のお母さんは好きですか?】のアニメ放送が7月から、ラジオが6月から……そしてなんと!!パーソナリティが茅さんって事でテンションがおかしい方向にいってます!!!!!
他にもキャスト欄を確認した所、すごい顔ぶれが揃っててビビりました…(汗)
また、7月からといえばSAOと同じく応援している【戦姫絶唱シンフォギア】の五期が始まりますからね…!!!!
シンフォギアの暁 切歌ちゃんは茅さんが演じていらっしゃるキャラの中で一番大好きなキャラですので……もう、もう……ね……色んな気持ちが溢れてくるッ
私が知っているのは二作品ですが……大好きな茅さんのお声がたくさん聞けると思うともう既に気持ちが高ぶってしまいます!
この気持ちをこの小説にぶつけていかないとな(笑)
最後に、ここまで私の雑談に付き合っていただきありがとうございます!!
私はやはり推しキャラや自分が作ったキャラ…オリ主を贔屓して書いてしまう節があるので、そういう面を少しずつでいいので直していきながら…陽菜荼を男女問わず色んなキャラと絡ませていけたらと思っております。
朝晩・昼の温度差が激しいですが、どうかお身体を壊さないように気をつけてください(礼)
ではでは〜(ぱたぱた)