そして、今回の話ですが…下ネタとネタが多いです。クラインさんが絡むと…自然と、そんな話になってしまうんですよね〜ほんと、不思議(笑)
今回の話のあらすじをサクッと言ってしまうと…、クラインの『男なら、みんな女の人の胸が好き』という言葉を信じてしまったユイちゃんが、他の女性陣とキリト・カナタコンビを巻き込んで大暴れするっていうイベントがベースです。なので、百合百合な展開はおそらく皆無となるでしょう…、次の後編とともに 暫しユイちゃんの暴走に付き合っていただければと思います(礼)
ー登場人物紹介ー
カナタ、シノン、キリト、アスナ、リズベット、シリカ、ユイ、リーファ、フィリア、ルクス、クライン
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*かなり短めです
**4/21〜誤字報告、ありがとうございます!
「くぅ〜っ、あの子の胸ボインボインで…かぁ〜っ!たんまんねぇ〜、な!そう思うだろ?キリト、カナタ」
いつもたむろっている酒場の隅の席に腰掛けて、周りに座る女性客の胸元へと視線を向けていた頭に赤いバンダナを巻いている男性・クラインが自分の前に座る二つの人影へと小声で話しかける。
「…いや、クラさん…。そもそも、あたしに聞く自体間違ってる」
「俺もカナタと同じ」
と、クラインの問いかけにそっけなく答えるのは…橙と黄色を基調とした和服に身を包む華奢な少女・カナタと、その隣で目の前のクラインに呆れた視線を向けている真っ黒い服で全身をコーディネートしている黒髪の少年・キリトである。
そんな二人の返事にクラインは信じられないって顔をして、二人を見る。
「お前らには欲ってもんがないのかよ。欲がよっ」
「いや…ないのかよって…、あたしも本来ならあっち側ですので…」
「俺はノーコメントで」
「くそ、どいつもこいつも。お前らはいいよなぁ〜っ!座ってるだけで、女の子が寄ってくるんだからよ〜」
「ひがまれても…。ね?キリ」
「そうだな」
一人盛り上がるクラインに、普段から女性と接する機会が多いためか 考えが冷め切っているカナタとキリトに歩み寄る人影があった。
その人影がこの後の展開を大波乱へと巻き込むのであった。クラインたちの机へと歩み寄った腰まで伸びた黒髪に白いワンピース姿の少女・ユイは、女性の胸を熱弁するクラインへと問いかける。
「クラインさんは、女性の胸部が好きなんですか?」
「うお!?ユー、いつの間に!?」
「ああ、好きだね。男なら誰でも好きだって思うぞ」
「ということは…、パパとカナタさんも好きってことですね?」
「いやいや、ユー、それは間違ってる。その認識は間違ってるよ!?多いに間違ってる!!」
なぜか、男性という枠に入れられてしまったカナタが一人納得しているユイへと大声で間違いを正している。そんなカナタの後ろから、ずらずらと買い物に出かけていた女性陣が姿を現せる。
その女性陣の先頭に立っていた焦げ茶色のショートヘアーに、なぜか露出度が高い黄緑と赤を貴重とした戦闘着に身を包む少女・シノンが騒いでいるカナタを叱る。
「何を騒いでるのよ、カナタ。店の人に迷惑でしょう?」
「いや、シノン…これはユーがーー」
「ーーユイちゃんのせいにしない。そんな人には、お土産あげないわよ」
「ぅぅ……はい…、ごめんなさい…シノン…」
シノンにそう言われて、シュンとするカナタに歩み寄るのが、赤と白の戦闘着が特徴的な少女・アスナである。アスナはカナタへと微笑みかけると…何かをオブジェクト化して、三人へと差し出す。
「あはは…。シノのんもそんなに怒らなくても…。はい、キリトくんとカナちゃんにお土産だよ。ユイちゃんにも」
「ああ、ありがとう、アスナ」
「わーい!アッスー、あんがと。大好き!」
「わーい!ママ、ありがとうございます!」
「〜っ」
「ーー」
カナタの何気ない一言で、頬を染めるアスナにシノンが目ざとく気づき…不機嫌そうな雰囲気を漂わせる。そんなシノンの様子に、やれやれといった感じなのは後ろからついてきた二人の少女たちだ。
右側に立っているのが、赤いウェイトレスみたいな服と桃色のショートヘアーが特徴的な少女・リズベットで、その横に立っているのが…周りを水色の小竜が飛んでいるビーストテイマーの少女・シリカである。
「あらら…、これはどういうことかしら?シノンの顔がだんだんと険しくなってきちゃったわよ。これはカナタが変なことか、また女の子でもナンパしてきたのかしら?」
「それだけならいいですが…、カナタさんちゃっかりしてますから。部屋にもう連れ込んでるのかも」
そんな二人の会話を聞いて、カナタへと冷たい視線を向けているのがその二人のさらに後ろをついてきた三人組でーー右から、水色と青の戦闘着に身を包む少女・フィリア。その次が、金色のポニーテールと黄緑を基調とした服を身につけている少女・リーファ。そして、最後に入ってきたのが…ふわふわと波立つ銀色の髪と垂れ目が特徴的な少女・ルクスである。
「カナタ…」
「カナタさん…」
「カナタさま…」
そんな三人組の冷たい視線に耐えきれずに、こそこそ話をしている二人を指差すカナタ。
「おい!そこの二人、こそこそと人聞きの悪いこと言わない!?いつ、あたしがそんなたらしみたいなことをーー」
「「「「「ーー」」」」」
「なっ、なんで…みんなしてそんな目であたしを見るのさ」
“自覚なしか…”
おそらく、カナタのそのセリフにその場にいた全ての人が思ったものであろう。
証拠に、張本人はキョトンとしている。そんな恋人の姿をみて、ため息をつくしかないシノンの肩をとんとんとリズベットが叩く。
「シノン、あんたも大変ね…」
「ありがとう、リズ。気遣ってくれて…」
そんな二人の姿に、カナタを責める視線が強くなる、主にフィリア、リーファ、ルクス辺りが。
「カナタはもう少し色々と自覚すべきだね」
「そうそう、もっと自分の事を見つめなおすべきです!」
「みなさんのいう通りですよ、カナタさま。みなさんに愛想をつかされる前に、ちゃんとご自分を見つめなおしてください」
「……」
“なんで…、あたし。こんなに責められてるんだろ…”
カナタは一人、理不尽だと心で嘆いていた。そんなカナタの隣で今まで黙っていたユイがついに口を開く。
その後に続くものが、混乱というものだとわかっていてもーー
「ーーカナタさん、パパ…さっきの話から言うと、お二人はどの胸部が好きなんですか?」
「へ?」
「カナタ?」
「ちょっ、ちょっと!ユー、とりあえず黙ろうか!」
「みんな、違うだぞ、これは…」
ユイが発した言葉に、周りにいた女性陣の視線が非難に変わるのを見て…キリトとカナタが慌てて、弁解しようとするが…ユイの暴走がそれで止まることなんてなく、更に加速していくのだった……
ー後編へ続くー
後編が本番ですので…、前編はここまでというで。さて、ユイちゃんはどんな暴走をしてくれるのか?後編が楽しみですね(笑)
ここからは、雑談コーナーです。
今回の雑談は、私が好きなキャラクターランキングという…正直、どうでもいいものですので…見ないで飛ばしていただいても構いません(笑)
さて、早速ランキングですが…原作だけのランキングと、ゲームオリジナルキャラだけのランキングの二つを載せたいと思います。
【原作だけのランキング】
一位 シノン/朝田 詩乃
二位 サチ
三位 ロニエ
【ゲームオリジナルキャラだけのランキング】
一位 プレミア
二位 レイン
三位 ストレア
となってます。みなさんの知ってるキャラは居たでしょうか?後編では、この雑談コーナーのランキングの解説をしたいと思います、では!!