めーさくは私の想像ですねごめんなさい!
美鈴「うーん……にしても、どうしますか?ここがどこかも分かりませんし……」
咲夜「そうねぇ……どうしたものかしら。あなた英語話せる?」
美鈴「まさか!喋れるわけないじゃないですか、私は中国の妖怪ですよ?」
咲夜「そうよねぇ……」
ふと、人混みの中から賢明そうな少女が現れる。
???「この人達かしら……あの、何かお困りですか?」
美鈴「あ、はい!お困りです!」
咲夜「そんな答え方する奴がどこにいるのよっ」
美鈴「ごめんなさいごめんなさいぃ!!!ナイフしまって!お願い!」
???「やっぱりこの人達ね……あの」
咲夜「はぁい?」
美鈴「咲夜さん顔ッ!怖いからッ!」
咲夜「あら、ごめんなさいね♪それで、どうしたのかしら?」
???「えぇ……何だか知らないけど、貴女達を案内するよう言われてるのよ。」
美鈴「へぇ~…………え?誰に?」
咲夜「言わずとも、紫に決まってるでしょ。」
???「そう、そんな名前だったわね。あの非現実的な現れ方は興味深いわ……」
咲夜「何はともあれ、案内してくれるなら助かるわ」
美鈴「そうですね……で、いつになったらナイフしまってくれるんですか、怖いんですけど?」
咲夜「バレたか……」
美鈴「バレたかも何も首元に翳してたじゃないですか?!」
???「あの……そろそろ進んでも良いですかね?」
美鈴「そ、そうですねっ!あの、お名前は?」
(何とかして話題逸らさないと死ぬッッ!!!)
???「あぁ、失礼しました。私は……」
少女はメガネを中指で持ち上げ、不敵な笑みを浮かべた。
みれぃ「南みれぃと申します。」
咲夜「私は十六夜咲夜です、よろしくお願いしますね。」
美鈴「私は紅美鈴といいます!よろしくお願いしますね~!」
自己紹介が済むと、みれぃは街中を歩き出した。
咲夜と美鈴もそれに続く。
咲夜「それで、どうやって行くのかしら?」
みれぃ「はい。プリパラ経由で行きたいと思います。」
美鈴「プリパラ……ですか?」
みれぃ「はい、ご存じですか?」
咲夜「一応、紫から説明は受けたわ。大規模な施設らしいわね、プリパラって。」
美鈴「へぇ~、楽しそうですね!」
咲夜「あなた、話聞いてなかったのかしら?」
美鈴「え、いやそういうことじゃ……」
みれぃ(ヤバい、今度こそ美鈴さんが血塗りになってしまうわ……)
「え、えっと……プリチケはご存じですか?」
咲夜「それなら貰った気がするわね」
美鈴「これですか?」
みれぃ「はい、それですね。」
ブランドは既に登録されている(幻想ヒストリア)。
咲夜と美鈴はみれぃの後を追って、プリパラへと飛び込んだ。
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