~孤独の密室 後日談~   作:カロライナ

2 / 21
【前書き】今回の探索者
名前:ハードラック=ファンブレラ
職業:聖職者 出身:1920s,アメリカ
STR13   DEX17   INT13
CON17   APP11   POW18
SIZ12   SAN90   EDU19+1
アイデア65  幸運90   知識100
HP15    MP18    DB+1D4

職業技能
聞き耳=80 図書館=80  説得=80
オカルト=80 心理学=80 歴史=55
他の言語(日本語)=41

興味技能
目星=80 回避=79
ブラックシャック=70

・持ち物
ドレス、革靴、ネグリジェ、麦わらカンカン帽
ストッキング、ニーソックス*2足(4つ)、聖書
防水毛布、野営キット、料理用具セット

・設定【1920s聖職者データ】
いとこのファンブレラ(初代)がゾンビに春画的な展開にされたと聞いてから、
ブラックジャックと12ゲージショットガンが手放せなくなった女性。
ゾンビを見つけたら自前のブラックジャックで撲殺するか、12ゲージで吹っ飛ばす予定。

・・・・もちろん中の人はCoCゾンビに銃は禁物であることは知っている。けど、持ちたい。
何やら妹が面白そうなことに参加する様子。ぜひともハードラックも参加したい。

・そのほか外見の特徴
髪色:ブロンド 瞳の色:緑 肌の色:白

・リアル探索者として存在
1回探索。見事生還。存命。
TRPG側では、SANが残り89

・所持武器ステータス
ブラックジャック 70%
ダ1D8+DB 距タッチ 攻1 装-- 耐4
12ゲージショットガン  30%
ダ4D6/2D6/1D6 距10m/20m/50m 攻1or2 装2 耐12 故00



第1章 ~アメリカ編~
~孤独の密室 後日談~ 1説


 人里離れた一軒家。

 ここに一人のブロンド髪の長髪で、翡翠色の宝石のような瞳を持ち、Cカップ程の乳房を持つ人物がベンチに腰を掛けている。透き通るような白く艶のある左手で聖書を読みながら、右手で机上のティーカップを持ち上げ、一口含む。そして一息つくと白い息が空気中に吐き出された。

 

「ハードラック曾おばあちゃん。そんなところで紅茶なんか呑んでいたら風邪引くよ?」

 

 一軒家の扉が開かれ、20代ぐらいの若い女性が半身だけ出して現れる。彼女は黒髪のボブヘアにキリッとした眉毛をしており、ハードラックと呼ばれた女性と同じ翡翠色の瞳をした女性だった。

 

「大丈夫ですわ。まだわたくしは35歳ですのよ? 免疫力も老人の様に衰えている訳ではありませんし、今は逆に過敏すぎるのですわ。1920年代は、もっと酷かったのですのよ?」

「それでも肉体が堪えているかもしれないでしょ? ほら、もうじき夕食の時間だから部屋に入って。パパもママも帰ってくると思うから。」

「はいはい。」

 

 ハードラックは、現れた女性の気遣いは不要だと言うように、鼻でその様子を笑いながら聖書をまた捲り、紅茶を啜る。

 なかなか部屋に入ろうとしないハードラックに痺れを切らした女性は、そのまま全身を出すと彼女の真横に立ち、立腹したかのような表情を創り両手を自分の両腹部に当て詰め寄った。

 ハードラックは迫りくる彼女に向けて、仕方なく伴侶に折れてやるかのように振る舞うと聖書を閉じ、聖書とティーカップを持ち立ち上がる。怒った表情の女性も、彼女が大人しく部屋の中に入ろうとする姿を見て、その後ろに続く。

 

「そうそう。曾おばあちゃんって呼ぶのは止めて下さらないのかしら? わたくし、これでも貴方のお母様より 若いんですことよ?」

「それでも曾おばあちゃんは1920sからタイムスリップして、現代にいるんだから私から見たら どうあがいても曾おばあちゃんよ。だから私は『曾おばあちゃん』って呼ぶことにしているの。」

「うーん・・・・やはり慣れないものは慣れないですの。」

 

 部屋に入りティーカップをシンク台の上に置く。そしてハードラックが普段から使用していると思われる席に座席すると再び手の中で聖書を開いた。女性の方は、彼女が席に座ったのを見るとその隣に座り覗き込むようにして聖書を眺め始める。

 しばらくして、何かを思い出すのようにハードラックは聖書を読む手を止め、黒髪の彼女の方へと向き直ると、少し納得のいかない様子で口を尖らせる。そして『曾おばあちゃん』と言う呼び方に対して不満の声を上げ彼女を見た。そんな子供のような反応に呆れながらも彼女もハードラックを『曾おばあちゃん』と呼ぶ理由を説明する。

 静寂が周囲を包むこむものの ふて腐れたかのように聖書へと向き直るハードラックの姿があった。

 

 

 

 




【後書き】
半年ぶりですね。お久しぶりです。カロライナです。
今回は執筆リハビリも兼ねて、再び小説を書き始めてみました。

またもや、若干語彙力が下がって非常に焦燥しておりますが
何とか最後まで書き上げたいです。

これから出てくる探索者達の最悪の未来を回避させる物語です。
幸せを掴む瞬間を見たいだけに書き上げたものですが、
またしばらくお付き合い頂けると嬉しいです。



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。