博麗になれなかった少女   作:超鯣烏賊(すーぱーするめいか)

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第十七話 どちらでもない少女たち

 

 

『……バーカ』

『そうだね。バカだったね』

 

 古ぼけたブラウン管テレビに抱き合う霊夢と水蛭子が映し出されている。

 のんびりとしたそのやり取りを紫と藍が並んで観ていた。

 穏やかな顔でテレビを眺めながら、時折藍がふふっと控えめな笑い声を洩らす。

 

「……当たり前ですけど、闘いませんね」

「良いのよ、別に。闘わせるのが本当の目的じゃないでしょうし」

 

 映像を観ながら楽しげに微笑む藍が言った言葉に、紫は視線をテレビに固定させたまま煎餅をバリッと噛りつつ淡泊に返す。

 あまり関心の無さげな紫にイタズラっぽく笑いながら藍が尋ねる。

 

「もう、水蛭子に嫉妬はしないんですか?」

「ずーーーっとしてるわよ」

 

 半ば睨むようにテレビを眺める紫に、おやと藍は目を開いた。

 

「あの子には、もう心を許しているものかと」

「あのねぇ、藍」

「むぐぅ」

 

 紫は自分を横顔を見ていた藍の鼻先を人差し指でムニと押し上げ、諭すような口調で話し始めた。

 

「心を許していても、譲れないものはあるわ」

「でもあの気持ち悪い程の霊夢愛も、最近は鳴りを潜めてたじゃないですか」

「あなた今気持ち悪いって言った?」

「……や、言ってないです」

「……」

 

 ムスッとした顔で従者を睨みつけ、暫くしてから視線をテレビへと戻す。それから少し間を開けてから、紫は口を開いた。

 

「霊夢が幸せで居てくれたら、それで良いのよ」

「霊夢の気持ちが優先ということですか」

「そうね。……人間は妖怪に比べて心が強いと言われているけれど、それでも一人では生きていけないのよ。お互いを支え合える唯一無二のパートナーが必要なの。それは親であったり、伴侶であったり、友人であったり」

 

 ポツポツと、呟く様に言葉を紡ぎながらジッとテレビを眺める紫に、藍も釣られて視線をそちらへやる。

 仲睦まじい様子の二人の少女が、楽しげに会話をしている。

 その光景に表情を柔らかくさせながら、紫は言葉を続けた。

 

「博麗の巫女は、言わば幻想郷のバランサー。人間の味方でも、妖怪の味方でも無い。一番安定した存在であり、一番不安定な存在でもある」

「んーでも、霊夢は人間ですよね? 妖怪の味方でないのは分かりますが、人間の味方でも無いとは?」

「ねぇ、藍。普通の人間が、妖怪を殺せると思う?」

「え」

 

 無感情な瞳を向けられ、藍は言葉を詰まらせた。

 それを見て紫は微笑むわけでもなく、表情を顰めるでもなく、ただただ真顔で語っていく。

 

「妖怪を殺した時、人は人では無くなる。昇華とも退化とも取れる形で、人間ではない別のナニかに変わるのよ」

「ですが、外界でも妖怪退治を生業としている人間達はいたではありませんか。彼らは人間ではないと?」

「妖怪を殺せるなら、人間も簡単に殺せるでしょう? 強過ぎる力を持った人間は有象無象の人々からすれば憧れではあったでしょうけど、畏怖の対象でもあった。同族だとも思われていなかったでしょうね」

「……霊夢が、人里の人々から恐れられていると言いたいのですか?」

「皆、心のどこかではそう思ってる」

 

 厳しい眼差しで藍が紫を睨む。

 紫の従者であり、紫の事を心から信頼している彼女は、凡そ大妖怪とは思えない程に優しかった。

 一端の獣が力を持って妖怪へと至り、力に溺れた結果人間達を狂わせ、傾国の大妖怪と謳われた彼女であるから、こう思うのだ。

 

 同族に忌み嫌われる事の、なんと悲しい事かと。

 結局はハッピーエンドが一番良いのであると。

 

「そんな風に、言わないであげてください」

 

 八雲藍は、博麗霊夢という少女の事をそれ程良くは知らない。

 しかし、藍は知っている。

 

 里で迷子になっていた子どもの手を取り、一緒に親を探してあげた事。

 自警団の人間に囲まれ、殺されそうになっていた非力な妖怪の少女を助けてあげた事。

 命を奪った妖怪の亡骸を丁寧に弔い、手を合わせている事。

 

 我儘な妖怪の賢者のボードゲームの相手を嫌そうにしながらも付き合ってあげている事。

 九つの尻尾を持つ妖怪を人里の人間に紹介した時に、「結構フワフワで気持ちいいのよ」と笑いながらフォローしてくれた事。

 ハンバーグの形を整える事に苦戦していた言葉も喋れない化け猫の少女に、優しく手解きをしていた事。

 

 全部、全部、知っているのだ。

 

 博麗霊夢という他者に冷たい態度を取る少女が、誰よりも他者を思いやることが出来る少女であると言うことを。

 

「霊夢は、あんなに良い子じゃないですか」

 

 あれ程優しい少女が同族に嫌悪されるなんて、可哀想過ぎる。

 

 彼女は幸せにならなければならない。

 不幸になってはいけない。

 

 自分を家族として迎え入れてくれた時の様に、霊夢の事も暖かく見守ってあげてください 。

 博麗の巫女が人々に恐れられているというのなら、せめて貴女は霊夢にとって一番の味方で居てあげて。

 

「(貴女は、貴女だけは

 そんな悲しいこと、言ってあげないで)」

 

 藍の心からの思いを無視する様に、紫は淡々と言葉を紡いでいく。

 

「憧れと畏怖は表裏一体。少し天秤が傾けば、憧れも畏怖へと変化する。そんな曖昧な感情を抱く有象無象が、霊夢の本当の味方になり得る筈が無いわ」

「なら私達が、その本当の味方になってあげれば……」

「いいえ、博麗の巫女は妖怪を打倒する存在。人も妖も、彼女のパートナーには成り得ない」

「でも紫様は! 霊夢を愛しているのでしょう!? あの子を実の娘の様に可愛がって来たじゃないですか……!!」

 

 藍の七尾がざわざわと逆立つ。

 昂ぶる感情を金色の艶毛が波打たせる事で表し、見開いた双眼の瞳孔は極限まで小さくなる。

 

 本来主人へ向ける事が許されない感情を、藍は今抱いていた。

 

 今、藍は紫を見損ないかけている。

 

 

「……私じゃダメなの」

 

 

 しかし、次に放たれた言葉に、フッと、全身の力が抜ける。

 起き上がっていた尻尾は弱々しく畳に落ち、瞬きさせた目は落ち着きを取り戻す。

 

 主人の雰囲気が酷く弱々しくなったからだ。

 

 相変わらずどういった感情を抱いているのか察せない真顔のまま、紫は言葉を紡ぐ。

 

「私だって、霊夢を守ってあげたいわ」

「紫様……」

「でも、あの子が博麗の巫女である限り、私はあの子の本当の味方になってあげることは出来ない」

 

 紫色の瞳から、ひとすじの雫が流れた。

 

 賢者は悲しみに顔を歪ませる事もなく、ただただ感情を消した表情のまま、泣いていた。

 

 その姿に藍は一瞬茫然としてから、主人の唇が小刻みに震えていることに気付く。

 

 本当は、悲しいのだ。

 

 霊夢の本当の味方になれないことに、誰よりも強い悲壮の感情を抱いている。

 弱い自分を従者には見せまいと、必死に感情を圧し殺していたのだ。

 

 藍は、そっと紫の頬を撫で、流れていた涙を優しく掬い、戸惑った様子で口を開く。

 

 

「紫様。泣かないで」

 

「私ではあの子を本当の意味で守ってあげられないの」

 

「ごめんなさい紫様。ごめんなさい」

 

「あの子を幸せにしてあげられるのは、水蛭子だけなの」

 

「藍が、藍が悪い子でした……だから紫様……っ」

 

「私、霊夢のこと大好き。娘が居たら、きっとこんな感じなんだろうなって毎日思うわ。……ふふ、反抗期の娘って、人に聞いてたよりずっと可愛い」

 

「ッ……泣かないで……!!」

 

 

 大粒の涙がぼろぼろと流れ落ち、紫色のドレスを濡らしていく。

 藍は懐から取り出したハンカチで何度も何度もそれを拭うが、ハンカチは水気を増すばかりで、一向に紫の涙が止まる気配は無かった。

 

 藍は強い後悔の念に苛まれていた。

 何百年という時間を共にしてきた紫を、何故疑ったりしたのだろうかと。

 

 濡れたハンカチで白い肌を拭うたび、藍の瞳からもぽろぽろと涙が込み上げて、止まらない。

 

 

「この異変が終わったら、あの子達のこと目一杯褒めてあげないとね」

 

「はい……」

 

「宴会を開いて、美味しい料理を沢山用意して、幻想郷中の知り合いを呼んであげて、皆で夜が明けるまでお酒を呑んで……」

 

「はい、はい……!」

 

「……博麗の巫女として生きていくことが辛くないように、寂しくないように、せめてもの、ご褒美」

 

「……ッ!」

 

 

 こちらを見て微笑んだ紫に、藍は更に込み上げてきた涙を必死に抑え込もうとしたが、出来なかった。

 

 自分より彼女が抱いている悲しみの方がずっと大きい筈なのに、その微笑みはあまりにも優しげで。

 妖怪の賢者というには、あまりにも慈愛に満ちていたものだったから。

 

 涙腺が決壊し、藍の両目からぐしゃりと大量の涙が溢れ出す。

 自分も泣いているというのに、懸命に自分の頰を暖かいハンカチで拭ってくれている従者の髪を、紫は手櫛を通しながら優しく撫でた。

 

 

「……それに私には、こんなに優しい従者が居るもの」

 

 

 霊夢まで貰ってしまったら、きっと罰が当たっちゃうわ。

 

 

 

 

「そう言えばパチュリーさんは?」

 

 疲れて眠っている魔理沙の頭を撫でながら、水蛭子が霊夢に尋ねた。

 その質問に小首を傾げながら霊夢は口を開く。

 

「誰?」

「紫の服を着た魔法使いの人。来る途中に居たと思うんだけど」

「あぁさっきの。適当にしばいて、おしまい」

 

 え、と水蛭子が声を漏らす。「おしまい」という言葉から、もしかすると霊夢がパチュリーを退治しきってしまったのではないかと考え、表情を強張らせた。

 

 そんな水蛭子を見て、霊夢が苦笑混じりに口を開く。

 

「そんな顔しないで。気絶させただけよ」

「そ、そう。……良かった」

 

 胸を撫で下ろした水蛭子に、霊夢が目を細める。

 

「水蛭子」

「ん、なに?」

 

 心の底から安堵に気の抜けた表情をする水蛭子を見て、霊夢が首を横に振った。

 

「……ううん、何でもない」

「えー? 何よ、気になるじゃない」

「さ、早く親玉ぶっ飛ばして、暖かいお布団で寝ーようっと」

「あ、ちょっと霊夢! 」

 

 グーッと思い切りのある背伸びをしながら歩き始めた霊夢を、水蛭子が呼び止める。

 霊夢はくるりと振り返り、水蛭子と、彼女に撫でられる魔理沙を見ながら優しげに微笑んだ。

 

「ソイツの面倒、見といて」

「え、でも」

「起きた時に誰も居なかったら、流石の魔理沙も不安になるでしょ。任せたわ」

「……うん、わかった。気を付けてね、霊夢」

「ん」

 

 軽く手を挙げ、霊夢は再び歩き始める。

 水蛭子はその後ろ姿を、少し寂しげな表情をしながら見送った。

 

 

 

 

 謁見の間に続く廊下にて、一人のメイドが困った顔で腕を組んでいた。

 彼女の名前は十六夜咲夜。この紅魔館におけるメイド長である。

 

「……私達、これからどうなるのかしら」

 

 幻想郷に侵入してから今までの間、紅魔館という存在は虚無同然だった。

 殆どの人妖は咲夜を含めた紅魔館に住む面々を知らない。

 

 しかし、この茶番の異変は言わば「紅魔館を知らしめる異変」である。

 つまり前と後では幻想郷内での身の振り方が180°変わってくるのだ。

 食事情は八雲紫からの配給で賄っていたが、外界との交流が可能になるとなると、流石に今までのおんぶに抱っこでは格好がつかない。

 館の従者長でもある彼女にとって、それは如何ともし難いことだ。

 

 しかし、それには人里との交流が必要不可欠である。

 

「人……か」

 

 朧げになった記憶達を撫でていると、自分の異能や性格が原因で周囲から虐げられるまでは行かずとも、畏怖の念に染まった視線を受けていた「人間時代」を思い出す。

 

 蒸気の熱が肌を焼く工場での単純作業を繰り返し、決まった食事を摂取し、自由な時間はボーッとして過ごす退屈な日々だったが、それが当然の日々であった為、心に闇を宿すこともなかった。

 

 軟膏を塗らなければ掌の皮膚はカリカリになって剥がれ落ちてしまうような環境で、立ち作業と腕の運動を何年も、延々としてきた。

 疲れはあったが、仕事を熟すことが生きている意味だと解釈すれば、幾らでも働くことが出来た。

 とはいえ、肉体的にも精神的にも疲弊していたから、辛くなかったと言えば嘘をつくことになる。

 

 最も、彼女自身がそれを辛いことと思いたくなかった。

 

 空を見上げればトンビがいる。

 路地を歩けば野犬が眠っている。

 電気を点ければ羽虫が寄ってくる。

 彼らの方が、よっぽど辛い思いをしていると考えていたからだ。

 彼らに比べれば、自分は毎日仕事を与えられているから食いっぱぐれる心配は無い。

 餓死することも、命がけの狩りをする必要だって無いのだ。

 それを考えれば、自分がどれだけ幸せであるか。

 彼らに比べれば、自分がどれだけちっぽけな存在か。

 

 咲夜はそんな自分が、そんな人間がつまらない存在だと思わずにいられなかった。

 人間は、本当に存在する意味があるのだろうかと、考えずにはいられなかった。

 

 この幻想郷に来るまでは、毎日そんな疑問に苛まれていた。

 の、だが

 

「……案外、面白いのよね」

 

 小窓から紅く輝く幻想郷の大地を眺めながら、以前この地で出会った人間達を思い出し、咲夜は柔らかく微笑む。

 

「人って、歯車というより、一枚の板を支える無数の棒の内の一本なのよね」

 

 幻想郷で、彼女は一つ学んだことがある。

 

「歯車は一つ欠けるとナニかが狂っちゃうけど、実際は別に一本くらい抜けたって、何の支障もありゃしないんだから」

 

 人とは、動物の様にただ本能で生きる存在ではない。

 

「偶に気を抜いて、小粋なジョークの一つでも主人にかましてあげるくらいが、丁度良い」

 

 互いを支え合い、互いの時を共有して、互いの価値観を押し付け合い、限りある人生を非、効率的に、くだらなく生きる。

 それが、人という生き物の正しい有り方なのだ。と

 

 

「……ねぇ、貴女も、そう思いませんか?」

 

 

 豊かな自然から目を逸らし、自分の目の前に着地した紅白の少女に視線を移しながら、咲夜は問いかけるように呟いた。

 

 

「あ? なんて?」

「いえ、良い天気ですね、と」

「……何処が?」

 

 

 咲夜の言葉に、霊夢は渋い顔をして窓の外の風景に視線を映しながら、凡そ不満げな声色で返した。

 そんな霊夢の反応は気にしない様子で、咲夜がスカートの裾をチョイと摘んで礼をする。

 

「私、この紅魔館でメイド長を務めさせていただいています、十六夜咲夜と申します。以後、お見知りおきを」

「お見知りおきするかはどうでもいいとして、メイドってことは戦わないのね。ぶっ飛ばさないであげるから、アンタらの大将の所に連れてってくれない?」

「嫌です」

「あぁん?」

 

 表情筋をピクリとも動かさずに言った咲夜に霊夢の眉間に皺が寄る。

 

「主人の危機を許すとでも?」

「アンタ自分の立場分かってる? 悪いけど私、そこまで気が長い方じゃないのよ」

「どうぞ、煮るなり焼くなりご自由に。……出来れば、ですけど」

「あっそならもう良いわ」

 

 霊夢がお祓い棒を構えたと同時に、咲夜が姿を消した。

 

 そして次の瞬間には、手に持った銀のテーブルナイフで霊夢の首へ突き刺す。

 サクリと軽い音が響き、お祓い棒が宙を舞う。

 

 しかし。

 

「水蛭子はアンタらの事気に入ってるみたいだから、殺すのは無しにしてあげる」

「なっ!」

 

 符を添わせた人差し指と中指で挟み込まれたナイフを見て、咲夜は驚愕で目を見開く。

 その目を霊夢の鋭い眼光が貫いた。

 

 刃の切っ先が少しだけ貫通した符には「大入」という文字が赤い輝きを湛えている。

 

「でもね、あの子は愛玩動物にはならないわよ」

「……ふっ!!」

 

 ナイフを適当に投げ捨て、続いて繰り出された短剣の刺突を、霊夢は符を這わせた右の掌で容易く掴んだ。

 

「また……っ!?」

「あの子は、強い。本気を出せば、多分私と同じくらいね」

 

 たらりと一筋の汗を垂らして、咲夜は再び姿を消す。

 

 しかし、次に彼女が姿を表す前に、霊夢が空中にあったお祓い棒を掴み取り横に凪ぐ。

 

 その一閃が、投擲された2本のクナイを叩き落とした。

 

「ええっ!?」

「こんな館じゃ、とても飼いきれないわ」

「どういう、反射神経してるのよ……」

 

 咲夜が呆れた様にため息を吐いた、その瞬間。

 一瞬で背後に回った霊夢が腕を捻り上げ、咲夜が苦悶の声をあげる。

 

「まぁでも、アンタみたいなのは幻想郷(ここ)でもあんまり居ないから、あの子も喜んでるんでしょうね」

「……アナタって、本当に人間?」

「良く言われるけど、一応人間、よ」

「う、ぐ……!」

 

 言葉と共に繰り出された拳を鳩尾に沈められ、前のめりに倒れた咲夜の身体を、霊夢が抱えて受け止めた。

 

「……ふ、さっき水蛭子から匂ったのと同じ。甘くて、いい香りね」

 

 気を失った咲夜からフワリと香った匂いに、納得した様子で霊夢が頷いた。

 

 そして小脇に担いだ咲夜を窓際の壁まで運び、優しく降ろす。

 

 咲夜の顔を覗き込み、霊夢はフッと軽く笑った。

 

 

「私も今度、アンタの作ったクッキー食べさせてね」

 

 

 そう言うと、霊夢はふわりと浮き上がり、進んでいた一本道を再び飛んで行く。

 

 その表情はどこか嬉しそうであった。

 

 





 水蛭子が団子を爆食いするのも笑いながら見ていた霊夢ですが、普通に甘いものは好きです。
 女の子ですから。


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