博麗になれなかった少女   作:超鯣烏賊(すーぱーするめいか)

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おちゃめでしょうしゃなめいどちょう


第十三話 お茶目で瀟洒なメイド長

 

 ぱんぱんぱんと、三度手を叩く。

 すると……。

 

「何か御用ですか?」

 

 あら不思議!

 何も無い空間からクールでとても可愛らしいメイドさんの登場!!

 

「わぁ! 本当に出たー!!」

 

 自分が魔法を使ったみたいだと思わず感激の声を出す水蛭子。

 何もやる事が無くて暇つぶしがてらやってみたのだが、本当に来てくれたのが結構嬉しい。

 

「は?」

「ッスー……」

 

 目が、据わってらっしゃる。

 咲夜の放ったたった一文字が、水蛭子の浮かれていた気分を一瞬で冷やした。

 

 忙しい所を呼び出されて、あんなテンションで迎えられたのだから、咲夜からすればそれは不快である。

 

 一人で寂しくて、気を紛らわすおふざけのつもりだったんですごめんなさいホント。

 水蛭子の内心には謝罪の言葉が浮かんでくるが、しかし。

 

 せっかく来てくれたのだから、交流を深めない手はない!!

 

 ちょっぴり怖い顔をしている咲夜に、水蛭子はなるべくの笑顔を浮かべて話しかけた。

 

「おっ、お話しましょう咲夜さん!!」

「……用件はそれですか?」

「それ以外に何があるって言うんですか。こんな所で一人、霊夢達が来るまで待っていろと?」

 

 怪訝な表情の咲夜に、水蛭子は当然でしょ!と笑みを深めて見せる。

 咲夜はそのままの顔で吐き捨てる様に言った。

 

「本でも読んでれば良いじゃないですか」

「勝手に他人のを読むなんて非常識極まりない!!」

「本の管理をしているパチュリー様がここに居ることを許可しているのですから、特に問題は無いかと」

「……あー」

 

 確かに一理あるなと水蛭子は納得する。

 しかし、今は読書よりお話しがしたい。

 

「でも、やっぱりお話ししましょうよ」

「……わかりました。何について話しましょう」

「あれ? 意外にスムーズだったわね」

 

 近くにあった椅子を引き、スッと腰を落とす咲夜。

 もっと鬱陶しがられるかと思っていた水蛭子であったが、嫌そうな顔せずアッサリお話し体制に入った咲夜にニコニコ顔で話し始めた。

 

「じゃあ、咲夜さんに質問です!!」

「はい」

「咲夜さんって元々何処の人里に居たの?」

 

 前から気になっていた事について尋ねる。

 人の居住地区は幾つかの里に分かれているが、水蛭子の住んでいる里には咲夜の様な子どもは居なかった筈だ。

 恐らく他の里から紅魔館に来たのだろうと水蛭子は推測していた。

 

 その問いに咲夜は少しだけ黙り、瞬きをパチパチと二度繰り返してからゆっくりと口を開いた。

 

「私は……もう人間であることを捨てた身です」

「え?」

 

 咲夜の言葉に首を傾げる。

 人間を捨てたとはどういう事だろう?

 

 確かに彼女は表情が基本的に変わらないので、人間味が薄い印象を受けていた水蛭子ではあるが。だからと言って妖怪的な雰囲気は感じられない。

 

 思わぬ謎掛けに、水蛭子は思考を凝らす。

 

「お嬢様に出会ったあの瞬間から、私は人でも妖でも無く、ただのお嬢様のメイド、十六夜咲夜としての生を受けました」

「はぁ」

「……早い話、昔の事は教えたくありません。別の話をしましょう」

「あ、はい」

 

 単純な拒絶だった。

 

 咲夜にとって昔話はタブーの様だ。

 聞かれたくないことの一つや二つあるわよね、と納得した水蛭子が他に何か話題は無いかと考える。

 

 あ、そうだ。

 

「じゃあ、咲夜さんのあの消えたり現れたりするやつ。あれってどういう原理なの?」

「それは単純に、私自身が音よりも光よりも速い次元で動いてるだけです。移動中は私自身と私に触れている物体は無質量になるので、移動した空間が吹っ飛ぶなんて事は起きませんが」

「はは、ちょっと何言ってるか分かんないです」

 

 一ミリも理解出来ない説明に水蛭子は笑うしかなかった。

 里に居ると気が付かないが、ここは異常が平常の幻想郷であり、人間の常識は通用しない。

 

 この位は普通なのか?と水蛭子が内心首を傾げる。

 

「私にとっては普通ですよ」

「えっ……口に出てましたか?」

「はい?」

 

 焦る水蛭子を見て不思議そうな顔をする咲夜。

 どうやら考えていることを読まれたわけでは無さそうだった。

 

「あなたが変な顔をしていたので、一応と思いまして。人の思考までは読めませんよ」

「で、ですよね」

 

 表情を崩し少しだけ笑った咲夜に、水蛭子は恥ずかしそうに笑う。

 

 

「あなたも、普通の人間では無いんでしょう?」

「え?」

 

 

 咲夜の純粋な問いかけに、水蛭子は考える。

 

 確かに言われてみれば、水蛭子も博麗の巫女候補だった人間だ。

 妖怪を倒す事も出来るし、空を飛ぶことも出来る。

 普通の人間に出来ない事が、水蛭子には出来る。

 

 咲夜の能力を可笑しい様に言ったが、自分もそれほど大差無いのではないのか。

 

 そこまで考え、もしかして自分は咲夜に失礼な事を言ってしまったのではないか、と水蛭子は急に不安になった。

 

「そう、ですね」

「……いやあの、責めている訳ではありませんよ?」

 

 急にテンションを下げた水蛭子を見て咲夜がフォローに入ってくれる。

 

 責めていないというアピールの為か、物凄く優しげな目で見られてる事に異様な罪悪感を覚える。

 

 自分が勝手に落ち込んでいるだけなのでそんなに気を使わないで欲しい。

 

「分かってます。咲夜さんへの配慮の無さに、自分で呆れてるんです……」

「配慮の無さ……? 私は特に気分を害したりしていませんが……」

 

 少し心配そうな表情でいる咲夜に、水蛭子の汚れた心がバシバシと虐げられる。

 

「(うう、やめて……! 最初に出会った時の能面さながらのポーカーフェイスは何処に行ったの!!)」

 

 普通に表情を変化させ始めた咲夜に嬉しく思いながらも、それが自分に気を使っているからだと思うと非常に悩ましい。

 

 水蛭子がうんうんと唸っていると、咲夜が何か思いついた様に両手を合わせた。

 

 

「あ、そうだ。クッキーがまだ残ってるんですが、良ければ食べますか? 少し冷めちゃってると思うんですけど、余ってしまうと勿体無いので……」

 

 

 気が付けば、咲夜がクッキーの入ったバスケットを両手で持っている。

 

 そして謎の上目遣いが水蛭子の双眸を貫いた。

 

 

「ウッ!!」

 

 

 グッと己の心臓を抑え、思わずその場に崩れ落ちる。

 心配そうな視線の上目遣いも然ることながら、問題はその手中の物だ。

 

 冷めちゃってるかも、とか言っていたクッキーは湯気もんもんで明らかに焼きたてである。

 しかもそれを入れているバスケットの受け布がピンク地に白の水玉模様と来たらもう。

 

 最初のクールな印象から一変して咲夜の事がもう滅茶苦茶可愛く見えてきた。

 いや勿論元から可愛くはあるのだが。

 

 水蛭子は女の子の可愛らしい仕草にセラピー作用を感じる体質ではあるが、これは過剰摂取過ぎる。

 

「ウウ…!! ぉぉぉお構いなく……ッ!!」

「どうしたんですか急に」

 

 突然挙動不審になりだした水蛭子に、最初の方に見せた怪訝な表情に戻る咲夜。

 

 丁度良く中和してくれたな……。

 水蛭子は心の中で安堵のため息をついた。

 

「……あ、そうだ。先日から言い忘れてたんですけど、紅茶もクッキーも凄く美味しいです。ありがとうございます!」

「そ、そうですか。いえ、こちらこそ、……ありがとうございます」

「(なんだその嬉しそうな顔は!!!!!!)」

 

 落ち着きかけていた水蛭子の感受性が再び崩壊する。

 

 冷静な返答を取り繕うとして少し頬を赤らめている咲夜は、今の水蛭子にはクリティカルヒットであった。

 

 ちゃんと口の端っこが上がっており、確かな歓喜を胸に抱いてるのが見て取れる。

 

 駄目だ、意識し出したらキリがない。

 

「(落ち着け。落ち着くのよ私……)」

 

 コンニャクの様な精神力を律しようと水蛭子は深呼吸した。

 

「えっと……紅茶、淹れますね」

 

 染めた頬の朱色を残しながら、咲夜が紅茶を淹れようとポットを傾ける。

 

 しかしそれを水蛭子は許さない。

 

 これ以上優しくされたら自分の身が持たん。

 

 制止の意味を込めてブンブンと手を振り、高速で舌を回転させた。

 

「あー! いいですいいです!! 大丈夫なんで!! 今思ったんですけど私みたいな人間に咲夜さんの紅茶を飲む資格なんか無いです!! 勿体無いです!!」

 

 水蛭子の迫真の制止に、咲夜が長い睫毛を下に向けさせながらちょっぴり悲しそうな声を出す。

 

「……そうですよね、私の腕なんてまだまだ未熟。客人に出せるようなモノではありませんでした。それを他でもない、客人の貴女に言わせてしまうなんて……メイド、失格ですね……」

「違う違う違う違う!!!!!!!」

 

 何勘違いしてんだこのフリフリときめき娘は!

 水蛭子が咲夜の言葉を全力で否定する。

 

 謙虚の塊の様なこの少女に、水蛭子は「それもまた美徳だよッ!!」と心の中で叫んだ。

 

「何が、違うのですか?」

「全部!! さっきのは撤回します! 飲めるものなら毎日でもあなたの紅茶が飲みたいです! 是非とも一杯、いや一滴でも大丈夫です! 咲夜さんの淹れた紅茶を私に恵んでください!!」

 

「わあ! それ程までに私の淹れた紅茶を! 咲夜、とっても嬉しいです!!」

「アッ!」

 

 満開の桜が今この場に咲いた。

 彼女の満面の笑顔と言う名の桜が、ね。

 

 水蛭子はその美しさに思わずほろりときてしまった。

 のだが。

 

 

「……このぐらいでよろしいですか?」

「え」

 

 

 突然終わりを告げた甘い笑顔の代わりに、氷の様に冷たい声が水蛭子の鼓膜を貫く。

 

 溢れかけていた涙を拭い、咲夜の顔を見ると、そこには心無しか元のより冷たいポーカーフェイスがあった。

 

 そのままの顔で咲夜が言う。

 

「情緒が不安定過ぎませんか」

「……はい……すみません…………」

 

 急に雰囲気が天国からお通夜である。

 完全に萎縮した水蛭子が床に納められた本の群れを見ながら小さく頷く。

 

「ちょっとノってみたら何処までも駆け上がって行きますね貴女のテンションは。淑女なのですから、流石に自重された方が宜しいかと」

「はい、全くもってその通りでございます」

 

 ドの付く正論に返す言葉も無い。

 気分的には土下座の一つや二つ出来る。

 

 しかしそれはそれでドン引きされそうなので、水蛭子は代わりに深い深いお辞儀をして謝罪の念を咲夜に送った。

 

 

 しかし、直角を超えたお辞儀に、咲夜は何も言わなかった。

 

 流石に呆れられてしまったのか、と床の本の背表紙を眺めながら水蛭子が不安になっていると、前方から紅茶を淹れる音が聞こえて来た。

 

 水蛭子はそっと顔を上げた。

 

 

 そこあったのは、なんとお茶会の会場。

 

 先程まで無かった白の塗装を施された洋風テーブルには淡い水色のクロスが敷かれ、その上には少し豪奢なプレートに乗せられた様々な種類のクッキーと、湯気立つ二つのティーセットが。

 テーブルの中央には赤と桃色の薔薇の束が入った花瓶が置かれており、場の華やかをより一層高めている。

 

 なんという早業……!

 目の前の光景に呆然としている水蛭子に、咲夜が椅子を一つ引き、声をかけた。

 

「どうぞ」

「あ……ど、どうも……」

 

 会釈をして椅子に座る。

 対面に座った咲夜が「どうぞお飲み下さい」とティーセットを手で指す。

 それに従い、紅茶に手を伸ばした水蛭子が、「あれ?」と動きを止めた。

 

 何故なら、ティーカップに入っているのは紅茶というには色が濃過ぎたから。

 

 少なくともさっきまで水蛭子が飲んでいた紅茶とは別物だ。

 頭の上に疑問符を浮かべながら、水蛭子が咲夜へ問いかけた。

 

「あの、これは……?」

「戦いの前ですから、紅茶ではなく甘いココアを用意してみました。砂糖をたっぷり入れてあるので、きっと気分も落ち着きますよ」

「さ、」

 

 咲夜さーーーーん!!!!

 

 

 

 

 霊夢は魔理沙達に先行して紅魔館へ到着していた。

 

「門番、か」

 

 紅魔館は高い塀で囲われている為、屋内に入るには正面の大きな門を通らなければならない。

 本来であれば、現状空を飛んでいる霊夢はそれらを無視する事も出来る。

 

 しかし、霊夢は門前にある一つの影を確認すると、ため息を一つ吐いてストンと地面へ降り立った。

 

 

「……来ましたか」

 

 

 霊夢の気配を察して陰が組んでいた腕をゆっくりと解く。

 

 艶やかな紅の髪に、着古された翠の旗袍から伸びた長い四肢。

 閉じた二つの瞼からは、確かな視線を感じた。

 

 周囲に緊張の糸が張り巡らせているその妖怪を見て、霊夢は瞼の下をピクリと動かし目を細めた。

 

 

 妖怪──紅美鈴は、紅魔館における元メイド長であり、現門番である。

 紅魔館の主、レミリア・スカーレットが直に握り締めている従者の内の一人だ。

 彼女にとってレミリアからの命令は絶対であり、その身が朽ちようとも抗うことは出来ない。

 

 故に、美鈴は思考する。

 

(『負けなさい』……か)

 

 レミリアの非情とまでも言える命令に、その日から数日経った今でも悩んでいた。

 既に頭では理解している。

 

 だが心が、理解してくれないのである。

 

 己の力を全て出し切って敗れたのなら、構わない。

 しかし手を抜いた上、相手に勝利を譲るなどということを紅美鈴に宿った武人の心は肯定しない。

 

 鍛えてきた彼女の鉄の如き信念が、絶対である主人の命令をも弾いてしまっているのだ。

 

「……ぁー」

 

 困った。

 理由が、今この瞬間まで見つからない。

 

 良いアイデアが思いつきそうなのだが、思いつけない。

 歯痒い思いに美鈴は眉をギューッと寄せた。

 

「んんー……」

「何よ、一人で唸って。気色悪いわね」

 

 霊夢は訝しげな表情をしながらお祓い棒を手の内で弄る。

 無視して行くのも忍びなかったので止まったが、もう放っておいて行ってしまおうかと思い始めた時。

 

「あっ!」

「あ?」

 

 美鈴が飛び出させた声に、霊夢は眉を寄せながら首を軽く傾げた。

 

「そうだそうだ! この手があった!!」

「どの手よ……」

 

 不機嫌そうな声色で言う霊夢と対照的に、美鈴はニコニコとした笑顔を浮かべる。

 未だに閉じられた瞼をそのままに、唇だけがゆったりと動いた。

 

「いやー、我ながら名案だわ」

 

 長い睫毛が一瞬のしなりを見せ、その刹那極彩色の瞳が姿を現す。

 美鈴は目の前の霊夢を見て、何度か確認するかの様に瞬きすると、「あっ」と声を洩らしてから言葉を紡いだ。

 

「忘れ……いや、考え事してました!」

「今忘れてたって言いかけたなアンタ」

「そそそそんなことないですよ」

 

 頭が痛くなってきた霊夢を余所に、美鈴は穏やかな表情のまま拳と掌を合わせ、軽いお辞儀をした。

 

「申し遅れました。わたくし、紅に美しい鈴と書いて、紅美鈴と申します」

「え? なに? 本みりん?」

「それでもいいですよ」

「いいんかい」

 

 わざとらしく聞き返した霊夢にニコリと微笑みながら頷く美鈴。

 振り回された分、少々からかってやろうと思っていた霊夢だったが、どうやら相手の方が幾分上手らしい。

 

 軽い舌打ちしたのちに、霊夢はお祓い棒を薙ぐように前方へ構えた。

 

「……まぁどうでもいいわ。さっさとかかって来なさい」

「 おや、博麗の巫女はとても優しい心の持ち主だと聞いてましたけど、随分素っ気ないんですね」

 

 鋭い目をした霊夢を見て美鈴は意外そうに目を丸める。

 

 その言葉に霊夢は訝しげに眉をひそめた。

 

「誰がそんなデタラメ言ってたのよ。それが本当だとしても、博麗の巫女(わたし)がアンタら妖怪に優しくするとでも思ったの?」

「んー、人妖分け隔てなく接するお方とも聞いてたんですけどね」

 

 うげぇと表情を歪めた霊夢が心底迷惑そうに言葉を吐き出す。

 

「だから、誰がそんな事言ってんのよ。風評被害もいいとこだわ」

「本人は貴女の幼馴染と言ってましたよ」

 

「は?」

 

 美鈴の言葉に、霊夢の思考が停止した。

 

 幼馴染?

 自分の?

 博麗霊夢にとって、幼馴染と言える者はそんなに何人も居ない。

 というより、(ただ)一人である。

 

 

「八十禍津の水蛭子さんって知りません? 彼女、貴方のこと一番仲の良い親友だと仰ってましたよ」

 

 

 微笑みながら放たれた美鈴の言葉に、霊夢は全身が締め付けられる様な感覚に陥った。

 

 目を限界まで見開き、わなわなと唇を震わせる。

 

「なん、……で」

「なんでって、そりゃ……あれ? もしかしてコレって言っちゃいけないことでした?」

 

 疑問符を浮かべた美鈴を、霊夢はただ呆然と見ていた。

 

 




咲夜さんの能力の質量が云々というのは東方公式書籍「東方茨歌仙」参照です。
他にも幻想郷には人喰い妖怪の為の人間牧場があるとか。
茨歌仙は結構「え、そうだったの!?」みたいな情報がポッと出てくるから面白いですね。


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