博麗になれなかった少女   作:超鯣烏賊(すーぱーするめいか)

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第十話 博麗の巫女は動かない

 

「さて、もう一度ここに居る皆に言う。このレミリア・スカーレットが幻想郷の異変を再来させ、博麗の巫女がそれを食い止める。ちゃっちゃと初めてちゃっちゃと終わらせて、皆で宴会でも開こうじゃないか」

 

 レミリアのやっつけ気味な言葉に、部屋にいる全員が苦笑する。

 物凄い(いさぎよ)さだ。

 

「それに際して、紅魔館以外の協力者が居てくれた方が助かる。どうだろう?」

 

 そう言って水蛭子の顔を見るレミリア。

 穏やかな表情だが眼差しは真剣そのもの。

 水蛭子は真面目な表情をする様に努めながら、頷いた。

 

「妖怪の皆を守れるのなら、是非」

「よし、それでは大まかな段取りを話そう」

「おねがいします」

「うむ。……ん、そう言えばアイツの存在を忘れていたな」

 

 突然何かを思い出したレミリアが傍らにいたメイド服の少女に何か囁く。

 

 少女が小さく頷き、ゆっくりと歩き始めたと思うと。

 その姿が、忽然と掻き消えた。

 

「……えっ?」

 

 素直な驚きの声を洩らした水蛭子に、レミリアは優雅にティーカップを傾けてから話し始める。

 

「言い忘れていたが、あの子は十六夜咲夜。人間だが、少々異質な部分がある。特殊な容姿と能力、言っては悪いが排他的な性格。それらが原因で人の社会に溶け込めず、この紅魔館に転がり込んで来たんだよ」

「は、はぁ」

 

 結構重めな話に水蛭子が曖昧な相槌を打つ。

 

 妖怪特有の雰囲気が無かったので不思議に思っていた水蛭子だったが、なるほど人間だったのかと納得した。

 しかし、自分と同年代に見えるけど見覚えが無い。

 元々どこの人里に住んでいたんだろうか、と内心首を傾げた。

 

「彼女は何をしに?」

 

 紫が扇を弄りつつ言う。

 

「うちにはもう一人、それなりの力を持った魔女が居る。ソイツを呼びに行かせた」

「あぁ、そういえば居ましたわね」

 

 納得したように紫が頷いた。

 

「直ぐに戻ってくるだろう。暫らくの間、ご歓談を」

 

 そう言ってレミリアは意外と大きな口にクッキーを一つ放り込み、小さく咀嚼した。

 水蛭子達の前にも紅茶とクッキーが出されているが、水蛭子はまだ少し居心地が悪さを感じて手をつけれていない。

 

 ふと横を見てみると、橙がクッキーの乗った皿へ熱い視線を送っていた。

 

 水蛭子がレミリアに声をかける。

 

「あの、このクッキー、私も頂いていいですか?」

「ん? ……あぁ、すまない。遠慮せず食べたら良いよ」

「ありがとうございます!」

 

 笑みを浮かべながら言うレミリアに礼して、水蛭子がクッキーを一つ摘んだ。

 そして傍らの橙へ声をかける。

 

「橙ちゃんも一緒に食べよう?」

「!」

 

 ピョコンと耳を立て、目を輝かせる橙に、思わず頬が緩む。

 橙が正面に座っている藍に視線をやると、藍は微笑ましそうに頷いた。

 

「うん、食べてもいいよ。ただし、お礼を忘れずにね」

 

 藍の言葉に橙がコクコクと頷き、レミリアへ丁寧なお辞儀をする。

 レミリアは右手を軽く挙げてニコリと微笑んだ。

 

「ありがとうございます。レミリア様」

「うん。君も遠慮せずに食べると良いよ。咲夜の作ったクッキーはかなり美味いから」

「すみません、頂きます」

 

 そう言って藍もクッキーを手に取った。

 

「八雲紫。貴様も食べ……あぁ、うん、おかわりもあるが……」

「いひゃだくわ(頂くわ)」

 

 レミリアが声をかける前に、紫の前の皿の上には既に何も無くなっていた。

 変わりに頬をパンパンに膨らませ、モッサモッサと口を動かしている紫がそこ居た。

 

「…………紫さん……」

 

 水蛭子は物凄く残念なものを見るような目で紫を見た。

 

 

 

 水蛭子が二枚目のクッキーを食べた所で、先ほど消えた咲夜が戻ってきた。

 突然消えたり現れるので、水蛭子は心臓がちょっと痛かった。

 

「『読書中だからパス』との事でした」

「この上なく予想通りだな。ご苦労だった」

 

 咲夜の言葉に半笑いで答え、レミリアが椅子から腰を上げた。

 

「さて、無駄な時間をとらせてしまったな。それでは会議を始めよう」

「え、あの……読書中だからパスって?」

「アイツは滅法な本好きだからな。……ああそうだ、今度彼女の図書館を観てみると良い。あれはちょっと壮観だぞ」

 

 図書館の話に興味を持ちつつも、だからってサボるか普通?と水蛭子は戸惑う。

 それを察して、レミリアが付け加える。

 

「魔法使いは特定の物事に縛られることを極度に嫌うから、基本的に自由人なんだよ。……最も奴は、本に縛られてるみたいだがな。まぁ後で私から話しておくから、安心してくれ」

「はぁ……」

 

 レミリアのフォローに一応納得した水蛭子が頷く。

 それを見て、レミリアはようやく本題に入った。

 

「では大まかな段取りを説明しよう。今回の異変は先程述べた通り、紅い雲が空を覆うというもの。口実として、『日光が苦手であるヴァンパイアが昼間でも自由に幻想郷を闊歩する為』というのを考えている。対処の為に赴いた博麗の巫女を紅魔館門前にて、美鈴、お前に迎撃してもらう」

「わかりました」

 

 真剣な表情で頷く美鈴に、水蛭子は再度気が引き締めさせた。

 

「この際、あんまり直ぐにやられても味気が無いので、適当に善戦するように。そして必ず負けろ」

「は、はい」

 

 なんとも言えなそうな表情で美鈴が頷いた。

 必ず負けると指示されるのは、少し不本意のようだ。

 

「その次は図書館にてパチェ……パチュリー・ノーレッジという魔女がバリケードになる」

 

 レミリアは言い直したが、パチュリーと呼ばれた人物のあだ名がパチェなんだろうなと水蛭子は考えた。

 可愛らしい響きの名前だなと、水蛭子はまだ見ぬ魔法使いを想像して微笑んだ。

 

「コイツにも適当に負けてもらう予定だ。そして次の廊下では咲夜に迎撃をしてもらおう」

「仰せのままに」

「あぁ、能力の行使は程々にしておく様に」

「承知しております」

 

 畏まった所作で頭を下げる咲夜に、レミリアが満足そうに頷く。

 そしてそのままの表情でこの部屋を見渡し、少し間を開けてから口を開く。

 

「咲夜の次は、私。場所は謁見の間の予定だが、その日の気分で変える可能性がある」

 

 なんか自分だけアバウトだなと少し笑ってしまう水蛭子。

 今回の異変は形だけの物の様だし、そんなにこだわる必要が無いのかなと一人納得した。

 そしてはたと気付く。

 

 ……あれ、私の出番は?

 

「あのー、私は何をすれば?」

「うん。八雲紫と異変の顛末を観ててくれ。ソイツの家で中継を映すらしいから」

「えっ」

 

 中継ってなんだ。

 もしかして観ているだけなのか?

 

 気合いを入れていた水蛭子は明確な肩透かしを食らって叫んだ。

 

「そ、そんな!!」

「いやそう言われてもだな。君にはこの異変の後、我々のフォローをして欲しかっただけで、戦力としては数えてなかったんだよ」

「そうだったんですか!?」

「ああ。そもそも君に役を与えてしまったら友人の敵役になる訳だし、君も望ましくないだろう?」

「そんなことないですよ!! 」

「えぇ?」

 

 何故か断言した水蛭子に、分かりやすく困惑するレミリア。

 

 そんなのお構い無しに、水蛭子は一人頭の中でぽやぽやと妄想を繰り広げていた。

 

 

『ひる、こ……?』

『あら霊夢、遅かったわね』

『まさか……嘘よ、まさか水蛭子が?』

『そう、この異変の黒幕は、私なの』

『そんな……!! なんで!? なんでよ水蛭子!!』

 

 こんな感じの演出を組んで狼狽した霊夢が見たい!!

 

『私は目覚めてしまったの、闇の力にね。この力があれば、博麗の名なんてもう要らない! この力があれば! 私はこの世界の全てを支配することが出来るのよ!!』

『やめて水蛭子!! まだ引き返せるわ! 正気に戻って! 元の優しい水蛭子に戻ってよ!!』

『私は正気よ! さぁ、幻想郷の守護者、博麗の巫女! 大いなる闇の炎に抱かれて、安らかに眠るといいわ!!』

『っ! ……やるしか、ないのね……!!』

 

 決意の光を瞳に宿らせる霊夢と、偉そうに腕を組みつつ不敵に嗤う水蛭子。

 勝負の行方は如何に!!

 

 

「ふふふ……」

「水蛭子〜? どうしたの変な笑い方して」

「ハッ!?」

 

 妄想が極まってきた所に紫の声がかかり意識を戻す。

 隠していたお茶目な部分が出てきてしまったと冷や汗を拭った。

 

 そしてレミリアに向き直り、真顔で一言。

 

「やっぱり大丈夫です」

「そ、そうか」

 

 若干引かれてる雰囲気が凄い。

 そんなに気持ち悪い笑い方してたかなと、水蛭子は不安になった。

 

 真面目な顔に戻ったレミリアがコッコッとテーブルを指で叩く。

 全員の目線が彼女に集まった。

 

「では、最後に注意事項を言っておこう」

 

 これは主に紅魔館のメンバーに向けての言葉だが……、と前置きしながらレミリアは言葉を続ける。

 

 

「今回の異変の黒幕はあくまで私だ。八雲紫ではない。誰にどう問われようと、八雲紫の名をその口から発声するな」

 

 

 酷く重圧的な声だった。

 ギラリと鈍い輝きを湛えた紅色の瞳が、美鈴と咲夜を順に貫く。

 美鈴と、今まで無表情だった咲夜はそれを崩し、困惑した面持ちで頷いた。

 

 水蛭子は何故紫の名を口にしてはいけないのかと不思議に思ったが、必要な事なのだろうと無言を貫いた。

 

「部下に注意してくれるのは助かりますけど、そんな怖い顔をしたら二人共ビックリしちゃうわ。もっと気楽にしましょう?」

「万が一という事もある。念には念を、押しておかないとな」

 

 少し困った顔で言った紫にそう返すと、レミリアは息をつきながら椅子に座り直した。

 

「これでお終いだ。八雲紫、八雲藍、橙、八十禍津水蛭子、今日は来てくれてありがとう」

「いえいえ、こちらこそ。お互い自己紹介が出来て、有意義な時間でしたわ」

 

 レミリアの締めの言葉に返しながら、いつの間にか皿に盛り直されていたクッキーを紫が齧った。

 

「それと、紅魔館の者達には今日明日と休暇を与える。異変の決行は明後日だから、適当に英気を養っておけ」

「え!? あ、……はい!」

「ありがとうございます」

 

 レミリアの言葉に美鈴は一瞬顔を驚愕に染めたが、直ぐに真剣な顔に戻した。

 それでも口角がピクピクと動いているので、休暇を貰ったのが結構嬉しいらしい。

 

 対して咲夜は無表情のまま深々と礼をしていた。 

 

「よーし、それじゃあこれで解散ね。ありがとう水蛭子」

「いえいえ」

 

 ウインクしながらお礼を言った紫に水蛭子は笑顔で返す。

 

「……紫様。こういう事があるんだったら事前に言ってくれないと困ります。レミリア様と顔を合わせるの本当に久々でしたから、どう接したら良いか困っちゃったじゃないですか」

「あはは、そうですね。私も色々とビックリしちゃいました」

「な、なによ二人して……」

 

 水蛭子と藍のやり取りに、時折見せる大人っぽさが嘘の様に口を尖らせる紫。

 

 それを見て藍はニコリと微笑みながら言葉を返す。

 

「あら、二人だけじゃないですよ。困ったよね、橙?」

 

 藍の言葉に少しのためらいも無く頷く橙。

 そんな橙に紫は情けない声を出した。

 

「え〜橙までぇ……?」

「むしろ擁護のしようがないですよ」

 

 藍のごもっともな言葉に、水蛭子と橙の「うんうん」という頷きが綺麗にシンクロした。

 

「わ、わかったわよ……今度からは前もって話すわ……」

「よろしい」

 

 小さくなる紫に満足そうに頷きながら、藍が橙の手を取る。

 

「じゃあ、帰ろうか」

「あ、すみません。私まだちょっとここに居ていいですか? 美鈴さんと少し話したくて」

「構わないけど、レミリアは大丈夫?」

 

 小さく手を挙げた水蛭子に頷いた紫が、館の主人であるレミリアへ視線を送る。

 

「私も構わないよ。そうだ、折角だから美鈴が手入れしている庭園を見ていくと良い。中々素晴らしいぞ」

「あぁ、良いですね! 私も外の方に見せる機会なんて無かったですし、是非」

 

 レミリアの提案に美鈴が嬉々とした様子で頷いた。

 

「わぁ、ありがとうございます!!」

 

 水蛭子は屈託の無い笑顔でお礼を言った。

 

 

 

 

 暗い部屋の中を心許ない蝋燭の火が照らす。

 ゆらゆらと揺れ動くソレと共に、襖に映った人影もユラユラ揺れる。

 

 白装束を来た少女は部屋の中央に座し、ぬらりと左腕を動かす。

 少女の眼前、畳の上にはとある烏天狗から無理矢理寄越された「文々。新聞」が何枚か重ねて敷かれ、さらにその上には習字用の下敷きが敷かれている。

 下敷きの上には長方形の白紙が置かれており、少女は左手に持った筆をその紙に滑らせていた。

 

「……」

 

 少女は黙々とその作業を繰り返していき、八十枚目の紙に文字を書き終えると筆を下す。

 ふぅとため息を吐いた後、眉間に皺を寄せてガシガシと乱暴に髪を掻いた。

 

「……っあー、もう。やってらんないわ」

 

 白装束の少女……博麗霊夢は機嫌が悪そうに言葉を吐き捨てる。

 あまり単純な作業が得意ではない彼女には、『霊力を篭めた符』を何十枚も書写していくことが酷くストレスだった。

 

「なんか……ポンとやってピッとしたら勝手に符が出来上がるカラクリとか無いのかしら」

 

 カラクリと言えば河童か。

 

 一瞬そんな考えが思考を過ぎったが、関わると面倒臭そうだったのでデフォルメされたカッパ達をさっさと頭の隅に追いやった。

 

「ま、人間楽しても良いこと無いか」

 

 そう言うと霊夢は、んんー!と大きく背伸びをして薄い座布団から腰を上げた。

 締め切っていた縁側への障子をカラカラと開きつつ、顔を出しているであろう月に向かって視線を仰ぐ。

 

「さて、お酒でも飲んで寝ようか……な……?」

 

 予想通り、月はあった。

 今宵は十六夜。

 少し削れた丸い月はとても眩しい。

 

 ……のだが、何か違和感がある。

 何時もの月と何かが違う。

 

「んん?」

 

 腕を組み、首を傾げる霊夢。

 何処が違うのやらと、少し思考を巡らせる。

 

 そしてその瞬間気付いた。

 

「……なんか、赤い?」

 

 月が、真っ赤に染まっていた。

 

 というより、空全体を薄らと赤い雲が覆っているらしい。

 ふと手元を見てみると、赤い月光によって血濡れた様に真っ赤になっているではないか。

 うぇ……と顔を顰めつつ、霊夢は再度赤い月を睨みつけた。

 

「何これ、何処の馬鹿の仕業よ気色悪い」

 

 吐き捨てる様に言うと、霊夢は部屋内に戻り障子をピシャリと閉じた。

 その顔は酷く不機嫌なものだった。

 

「はー、今日は水蛭子も来なかったし、ホント散々な日ね……」

 

 布団を押し入れから出し、いそいそと就寝の準備を始める霊夢。

 眼前で起きていた明らかな異変に関してはノータッチの様だ。

 

 布団を敷き終わり、掛け布団の下に潜り込む。

 意識をさっさと闇の中へ放棄し、直ぐにスヤスヤと寝息をたて始めた。

 

 博麗の巫女は寝付きが良いのだ。

 

 

「おーす、邪魔するぜー」

「……」

 

 

 唐突に、閉めた障子がバッチコーン!と無遠慮に開かれる。

 声の主は布団に覆われた霊夢を見て首を傾げた。

 

「あれっ、なんだ寝てたのか?」

「これから寝ようと思ってたのよ」

 

 不思議そうな顔をする魔理沙に、起き上がった霊夢が不機嫌前回な表情で返す。

 そんな霊夢の言葉に、魔理沙は驚愕の表情を浮かべた。

 

「これから!? お前外見てねぇのかよ!」

「空が真っ赤になってたわね。それがなに?」

 

 無愛想な態度をとる霊夢に魔理沙は顔を赤くさせ、ワナワナと身体を震えさせながらビシッと霊夢の顔へ指をさした。

 

「お前……ッ! 仮にも博麗の巫女だろうが! こんなあからさまな異変見過ごすなんて……馬鹿かよ!?」

 

 叫ぶ様に訴える魔理沙の顔を見つつ、霊夢はガシガシと髪を掻いて面倒臭そうな声色で返す。

 

「……眠いんだから仕方ないでしょ」

「絶対馬鹿だろお前!!」

「人を馬鹿呼ばわりして、アンタ失礼よ」

「馬鹿に馬鹿って言って何が悪いんだよ!」

 

 マイペース過ぎる霊夢に魔理沙の怒声が大きなものになっていく。

 霊夢は煩わしげに耳を塞ぎつつ、魔理沙の方から顔を背け横になってしまった。

 

「……おい、霊夢?」

「……zzz」

「ーーッ!!」

 

 特大の怒号が、夜の博麗神社に響き渡った。

 

 




水蛭子の苗字について

苗字の八十禍津は、古事記に登場する八十禍津日の神と大禍津日の神が由来です。
この二柱は、伊邪那岐の命が亡くなった伊邪那美の命に会いに黄泉の国に行き、伊邪那美に追われて逃げ帰り、その身体を清めた際に黄泉の国の穢れから生まれました。

禍津神は悪神として名高いですが、地域によっては良い神様として祀ってあるところもあります。
悪霊や悪神というのは、手厚く祀ると守護神として人間を護ってくださるからだそうです。

悪にも善にもなる。
八十禍津という苗字には、そんな曖昧な存在であるという意味を込めています。

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