短いから出来れば毎日投稿しまーす。
~八幡side~
護衛も済んで、さらに幾つか任務をこなすと、中忍試験の時期がやってくる。
「召集をかけたのは他でもない」
広間に召集されたのは皆上忍以上で、カカシやガイ、雪ノ下に由比ヶ浜もいる。
「この面子の顔ぶれでもう、分かるとは思うが…」
「もうそんな時期ですかね?」
「既に他国には報告済みなんですよね。里でちらほら見かけましたから…で、いつです?」
カカシは気づいてなかったのか。俺も既に草隠れの下忍を見かけたな。
「一週間後だ」
「そりゃまた急ですね」
じいさんは一服して言う。
「では…正式に発表する……今より七日後、七の月一日をもって、中忍選抜試験を始める!」
さて、うちの班はどうしたもんか。
「さて、まず新人の下忍を担当しているものから前に出ろ」
おっと、呼ばれたな。
「ふむ、カカシに八幡に雪乃か…どうだ?お前たちの手の者に今回の中忍選抜試験に推したい下忍はおるか?言うまでもないことだが…形式上では最低八任務以上をこなしている下忍ならば…あとはお前たちの意向で試験に推薦できる。まぁ…通例、その倍の任務をこなしているのが相応じゃがな」
危ねぇな…うちはちょうど八つのはずだ。
「じゃあカカシから…」
「カカシ率いる第七班、うちはサスケ、うずまきナルト、はるのサクラ…以上三名、はたけカカシの名をもって中忍選抜試験受験に推薦します」
「なに!?」
今後ろから驚いたような声が聞こえたな。と言うか指は立てないとなのか?
「八幡率いる第八班、日向ヒナタ、犬塚キバ、油女シノの三名を、比企谷八幡の名をもって左に同じ」
「雪乃第十班、山中いの、奈良シカマル、秋道チョウジ以上三名、雪ノ下雪乃の名をもって左に同じ」
左に同じって楽でいいな。
結局流れで指は立てなきゃだな。
「……ふむ…全員とは珍しい…」
「ちょ…ちょっと待って下さい!!」
さっきの奴が慌ててじいさんの前に出る。
「なんじゃイルカ?」
「火影様、一言言わせてください!!」
アイツは…
たしか中忍だってのによく火影に直訴できるな。
「さしでかましいようですが、今名を挙げられた九名の内のほとんどは…
「私が中忍になったのは、ナルトより六つも年下の頃です」
「ちなみに俺もその頃だな」
「ナルトは貴方達とは違う!貴方達はあの子達を潰す気ですか!?中忍試験とは別名…」
「大切な任務にアイツらはいつもグチばかり…一度痛い目を会わせてみるのも一興…潰してみるのも面白い…」
「な…何だと!?」
「カカシ、冗談はそれくらいにしとけ。
「貴方も大概よ…」
「そんなことはない。これは普段通りだ、なぁじいさん?」
「少し黙っとれ」
「はい」
火影に注意されたよー。これってすごいことなんだぜ?
「…と、まぁこれは冗談として…イルカ先生、あなたの言いたいことも分かります。腹も立つでしょう。しかし…」
「ぐっ…」
「カカシ、もうやめとけって…」
「お主は黙っとれ」
またじいさんに注意されたよー。俺って大物?
「口出し無用!アイツらはもうアナタの生徒じゃない……今は……私の
「……」
あらら、イルカ先生とやらは黙っちまったな。