比企谷は木の葉にて最強   作:星の王子(笑)。

4 / 13
意外と一日一話投稿できてますね。
短いから出来れば毎日投稿しまーす。


中忍試験にうちの班が参加するのは間違っていない

~八幡side~

 

 

護衛も済んで、さらに幾つか任務をこなすと、中忍試験の時期がやってくる。

 

「召集をかけたのは他でもない」

 

広間に召集されたのは皆上忍以上で、カカシやガイ、雪ノ下に由比ヶ浜もいる。

 

「この面子の顔ぶれでもう、分かるとは思うが…」

 

「もうそんな時期ですかね?」

 

「既に他国には報告済みなんですよね。里でちらほら見かけましたから…で、いつです?」

 

カカシは気づいてなかったのか。俺も既に草隠れの下忍を見かけたな。

 

「一週間後だ」

 

「そりゃまた急ですね」

 

じいさんは一服して言う。

 

「では…正式に発表する……今より七日後、七の月一日をもって、中忍選抜試験を始める!」

 

さて、うちの班はどうしたもんか。

 

 

 

「さて、まず新人の下忍を担当しているものから前に出ろ」

 

おっと、呼ばれたな。

 

「ふむ、カカシに八幡に雪乃か…どうだ?お前たちの手の者に今回の中忍選抜試験に推したい下忍はおるか?言うまでもないことだが…形式上では最低八任務以上をこなしている下忍ならば…あとはお前たちの意向で試験に推薦できる。まぁ…通例、その倍の任務をこなしているのが相応じゃがな」

 

危ねぇな…うちはちょうど八つのはずだ。

 

「じゃあカカシから…」

 

「カカシ率いる第七班、うちはサスケ、うずまきナルト、はるのサクラ…以上三名、はたけカカシの名をもって中忍選抜試験受験に推薦します」

 

「なに!?」

 

今後ろから驚いたような声が聞こえたな。と言うか指は立てないとなのか?

 

「八幡率いる第八班、日向ヒナタ、犬塚キバ、油女シノの三名を、比企谷八幡の名をもって左に同じ」

 

「雪乃第十班、山中いの、奈良シカマル、秋道チョウジ以上三名、雪ノ下雪乃の名をもって左に同じ」

 

左に同じって楽でいいな。

結局流れで指は立てなきゃだな。

 

「……ふむ…全員とは珍しい…」

 

「ちょ…ちょっと待って下さい!!」

 

さっきの奴が慌ててじいさんの前に出る。

 

「なんじゃイルカ?」

 

「火影様、一言言わせてください!!」

 

アイツは…忍者学校(アカデミー)の教員か。

たしか中忍だってのによく火影に直訴できるな。

 

「さしでかましいようですが、今名を挙げられた九名の内のほとんどは…忍者学校(アカデミー)で私の受け持ちでした。確かに皆、才能ある生徒でしたが、試験受験は早すぎます。アイツらにはもっと場数を踏ませてから…上忍の方々の推薦理由が分かりかねます」

 

「私が中忍になったのは、ナルトより六つも年下の頃です」

 

「ちなみに俺もその頃だな」

 

「ナルトは貴方達とは違う!貴方達はあの子達を潰す気ですか!?中忍試験とは別名…」

 

「大切な任務にアイツらはいつもグチばかり…一度痛い目を会わせてみるのも一興…潰してみるのも面白い…」

 

「な…何だと!?」

 

「カカシ、冗談はそれくらいにしとけ。火影(じいさん)の前だぞ」

 

「貴方も大概よ…」

 

「そんなことはない。これは普段通りだ、なぁじいさん?」

 

「少し黙っとれ」

 

「はい」

 

火影に注意されたよー。これってすごいことなんだぜ?

 

「…と、まぁこれは冗談として…イルカ先生、あなたの言いたいことも分かります。腹も立つでしょう。しかし…」

 

「ぐっ…」

 

「カカシ、もうやめとけって…」

 

「お主は黙っとれ」

 

またじいさんに注意されたよー。俺って大物?

 

「口出し無用!アイツらはもうアナタの生徒じゃない……今は……私の()()です」

 

「……」

 

あらら、イルカ先生とやらは黙っちまったな。

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。