私、コミケ受かってます。今回出すのは「恋する吸血鬼」とこちら、「私と綾子と」となります。
金曜日N35aです。よろしくお願いします。
なお同人誌の方では小さくなった理由が『上姉様と下姉様のいたずら』ということになっております。
ので、ここいらで一話的な話を作り直しました。
よろしくでち。
「おしえて、ランサーせんせいー」
「どんどん…ぱふぱふー」
「はぁっ?!一体何ごとぉ?!」
ということでメドゥーサこと、Fateのライダーです。
ということか、いやほんと誰か教えて…。
姉様方が復活するとか聞いてないです…。
「そうそう、メドゥーサ」
「何でしょう、下姉様」
「ケーキ、買ってきて」
「えっ?!」
「ほらダッシュで」
「ダッシュで」
「・・・ああ、もう行ってきますよ」
「ショートケーキね」
「奇遇ねエウリュアレ、私もショートケーキよ。ちゃんとイチゴ乗ってるやつね…」
「さすがねステンノ!」
なぜだかケーキを買わされることになりました。
いえ、姉様方がわがままなのはいつものことでしたから、慣れっこなのですけれども。
というか、これは夢なのでしょうか。それとも現…?
まあ、どちらにしても姉様方と一緒にいられるのはとても幸せなのでどちらでもいいのですが。
ということで、ショートケーキを買ってきて姉様方にお渡ししました。
ちょっと遅くなったという理由で、お咎めを受けましたが。
「…で、姉様方はどうしてここに…?」
「あーえっと、なんだっけ、ステンノ」
「そうね…確か、カルデア、って場所だっけ…?」
「あ、そうそう。カルデアって場所で私達呼ばれてね?」
「カルデア…?聞いたことないですね…」
「うん、メドゥーサの居る時空とはちょっと違う感じみたいで」
「…あ、でもほら、メドゥーサのちっさい頃がいるわ」
「うん、いるわね」
「ちっさい頃?!」
ちっさい頃って何?!
…でもまって、ちっさい頃ですか…、ちっさい頃なら、綾子ともっと親密になれるのでは…?
…いえ、でもそれは、ありえない話。
でも確か金ピカが小さくなれる薬をもってたような。でもあの金ピカかあ…。素直に貸してくれるとは思わないんですよね。
「話がそれた。そこでたまーにこっちの世界を見てるんだけど」
「メドゥーサ、貴方恋してない…?」
「こ、こいですか?!そんなことは…」
「誤魔化すと後で痛い目をみてもらうわ…」
「あ、はい。えーっと、恋と言っていいかはわかりませんが」
「アレは完全に恋じゃない!ふっふっふー、メドゥーサ」
「捨て置けないわね…」
捨て置けない、とは。
というかそうですか。アレが恋ですか。
…でも、ほら、恋ってもっとキラキラしているような。いえ、私はキラキラしている目で綾子を見てますが、綾子はこっちをとっても怯えているような。
確かに怯えさせるような事をしているのは事実なんですけれど…。
「そこで、私達がちょっとお手伝いしようかって、ステンノと話てるのよ」
「お手伝い…?」
「メドゥーサ、私達は何だったかしら…?」
「イタズラの女神様」
「違うわ。慈母神よ。間違ったからメドゥーサ、この話が終わったら紅茶買ってきなさい」
「アッハイ」
どうやら、この話が終わっても姉様方は私の前にいてくれるようです。
…嬉しいんですけれども…微妙な気持ちでもありますね…。
「まあ、すぐ話終わるし」
「というか、実際なってもらったほうが速いわね。ちっこくなってメドゥーサの印象を良くするのよ」
「はい?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」
一体何を言っているんでしょうか姉様方は。
…と言うか何か不思議なポーズで迫ってくるのはよしてください?!
こわいこわいこわいこわい?!普通に折檻されたほうがいいぐらい怖い?!
「大丈夫、すぐすむわ」
「…いくわよ、エウリュアレ」
「ええ、ステンノ!」
「え、あっちょっとまって、ちょとまってください姉様方。まってえええええええええええええええええええ、その不思議なポーズをよしてください?!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
そして、私は不思議なポーズをして近づいてくる姉様方の手から出て来る変な煙に包まれた…。
そして同人誌一話に続く。