私と綾子と   作:のゔぇんぶれ

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まーた三ヶ月ぐらい間あけちゃったけれども。


私と綾子とーへたれー

前回のあらすじ

 

私、アヤコを引き止めた。

 

「…あの、アヤコ、さんは、何がすき、ですか?」

 

ああああああ、私は何を聞いているのですか。

違うのです、二人っきりの空間だから緊張してるとか、そんなことはないのです。

落ち着け私。よくあるじゃないか、Coolになるんだ。

 

「んー、何がって、何が?」

「あ、えっとほら、すきな料理、とか」

「おー、料理か。そうだなー」

 

よかった、会話してくれそうです。

そういえば、そういう会話をアヤコとするのは初めてです。

何時も逃げられてしまいますし…。いえ、そのあれです。確かに自業自得でしかないので、仕方ないといえば仕方のないことなのですが。

でも、たまにはいいですよね、サクラ。

 

「・・・ってところかな。まあ、作るのはやけに大量につくるこが多けれど」

「そうなんですか?」

「そうそう。料理は量だよ、アナちゃん」

 

そういって笑うアヤコ。

やはり、アヤコは天使です。食べちゃいたいぐらい天使です。

…いけない、アナ、そういう思考にいってしまうのがアヤコに逃げられてしまう原因なのです。

普通に、普通に過ごすのです。

 

「で、アナちゃんは料理だと何が好きなんだい?」

「私、ですか…?私は、なんでも好きです。…あy…サクラの手料理ですが」

 

危ない危ない、思わず口走ってしまうところでした。

スルーしてくれるといいのですが。

 

「あー、間切妹の料理か。確かにうまそうだなー。遠坂からも聞いてるし」

「ええ、凄いですよ、サクラの手料理は!」

 

思わず力が入ってしまう私。

ですが、士郎ばっかり料理の腕前が広く伝わってサクラの腕前が広がらないのはおかしい、と常々思っている私。

いいですか。士郎は洋食はできないのです!ほぼ和食なのです!

それに比べて、サクラは和洋中と全部できる!なのになぜ!

…あれ?士郎、洋食も作れましたっけ…?和食一辺倒のイメージがあるんですが…。

 

「そうか、そんなに凄いのか。今度作ってもらうかなあ」

「それがいいと思います。アヤコ、さんもサクラの手料理のファンになるといいです」

 

そして、サクラのハーレムの仲間に。

そして…えへへへへへへへへへ…。

はっ、いけない。Coolになるのですアナ。

 

「ところで、あたしも呼び捨てでいいよ?」

「本当、ですか?」

「うん、…まあ、最初の方はなれないだろうけれど」

「ありがとうございます、アヤコ!」

 

そういって抱きつきました。

まあ、これはあれです。…大丈夫、抱きついたぐらいで…

 

「あーなーちゃーんー」

 

いつの間にか覗いてたサクラに引き離されました。

いえ私抱きついてただけです?!起こらないでサクラ!

 

「あ、美綴先輩、御飯食べて行かれます?」

「お、いいのか?」

「ええ、もちろん。アナちゃんは美綴先輩の隣でいい?」

「もちろん!」

 

ただ御飯ができたことで呼びに来ただけみたいです。

よかった。。。

 

 

御飯美味しい!アヤコが隣でご飯が美味しい!

楽しい夕食でした。


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