私と綾子と   作:のゔぇんぶれ

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三ヶ月ぶりになりますな。
申し訳ない。


私と綾子とーわたしのへやー

ーーーーーここは私の部屋。

はい、ということでアナことメデューサです。

深山でのアヤコとの出会いで興奮しかけた私はサクラに首をぽんっとやられて気絶しました。

サクラ強い、とか小さくなった私弱い、とか思いながらも今に至ります。

QED。

 

「あ、起きた?」

「…はい、ご迷惑をおかけしました」

「突然倒れるからさー、びっくりしたよ」

 

あ、そうでした。アヤコが居たのです。

そう、私の部屋に!アヤコが!

…いけないアナ、Coolになりなさい。

 

「すみません、私、興奮すると意識を失うみたいで」

「ああー、いるよねそういう人」

「そうですね。…ところで誰がここまで連れてきてくださったのですか?」

「私だよ」

 

なん…だと…。

嘘でしょ私。なぜ起きなかった私。

…いえ、大丈夫です。今の幸せを噛み締めましょう、アナ。

 

「そ、それはご迷惑を。…重くなかったですか?」

「うーん、普通の子よりちょっと軽かったぐらいだから、そんなに。アナちゃん、ちゃんと御飯食べてる?」

「御飯、ですか…?食べてますけれど」

 

シロウの御飯は美味しいですし。

ただし、私とサクラ以外のメンバーが我先に、と食べるのでそこまで多く食べれませんが。

サクラは「先輩とイチャイチャできるし、姉さんがなんだかんだ言って楽しそうなので私は別にかまわないわ」と言っているので何もいいませんが。

私はもうちょっと食べたい。さらに言えばアヤコを食べたい。

…いけないアナ。Coolになりなさい。今の幸せをなくしたいんですか?

 

「そうか。そんなに食べれてないようなら衛宮に文句をいってやろうと思ったんだけれど」

「シロウは悪くありません。悪いのはサクラ以外の取り巻きです」

「そうなのか?」

「そうです。セイバー、はいつも御飯をシロウに集るし、リンとタイガとイリヤスフィールは御飯時静かにしてませんし」

「まじか、遠坂、いつも煩いのか。それは意外だわ。…いや、でも、私の前みたいな感じと思うと意外でもなんでもねーか」

「私はああいうリンしか見てませんが学校では違うんですか?」

「そうなんだよ。なんかこう、他人とは一線を置いてる、というかな。勿論友人はいるんだが、親しいか、っていうとそうでもないんだよなあ」

 

そうですか、リンはボッチなのですか。

これはいいことを聞きました。今度それで…やめましょう。ちょっと寒気がしました。

いえ、いいネタを得た、とか思ってませんからねサクラ。

 

「ん、どうした?」

「いえ、なんでもないです。大丈夫です」

 

そうです。今はそんなことよりアヤコです。

はー、やっぱりアヤコは美しいですし可愛いですね。天使です。

食べちゃいたいぐらい天使です。

 

「よし、元気になったみたいだし、私はー」

「…………帰っちゃ嫌です」

「………ん?」

 

引き止めてしまいました。

ですが、興奮してない今こそ、チャンスなのです。

頑張れアナ。頑張れ私。

 

 




そして次回に続く。

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