超ホワイトで過保護な提督が着任しました。リメイク版   作:シデンカイ

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今回は提督がメインです。後は長門と高雄が出ます。


第33話

俺は秘書艦の長門を含めて今度はチームに別れて当てる練習をさせている。

 

 

最初は今まで避ける練習をしていたからか中々相手に当てられなかったけど、やっと当てられるようになってきた。

ちなみに当たるまでに、かかった時間は10分だった。当たるまでに10分で、それまでは相手の攻撃を避けてたから良い方だと俺は思っていた。

 

後はコレを繰り返せば相手の攻撃に当たらないで、避けながらコッチの攻撃は当て続けながら救援を待つような状態になるな。

 

 

もし、このやり方が成功すれば少なくとも1回も沈ませる事なく無傷で帰って来るっていう事が出来るようになるからな。

 

そして次に他から演習を頼まれて勝負させてもコチラは全員無傷って事になるし俺としては嬉しい限りだ。

 

 

気付いたら30分も時間が経っていた。

 

 

残り物30分か・・・・・果たして勝つのは、どっちかな?

 

1番最初に当たった事を除いてそれ以降は当たってなかった。このままだと青チームの勝利だが・・・・・っと思った次の瞬間、終わる2分前に赤チームが青チームの誰かに当てたようだ。

 

 

そして時間になったので俺はホイッスルを使って全員に知らせた。

 

 

「ピッピッピー・・・・・それまでだ。全員集合」

 

 

俺が呼ぶと全員が集まってきたので俺は話しかける。

 

 

「全員お疲れ様。さて今日の当てる練習を全員にさせたが、どうだった?長門、高雄、お前達はチームの旗艦だったから聞くが当てにくいなって思わなかったか?」

 

 

「確かに・・・・・それは思いました」

 

 

「ああ以外と苦労したな」

 

「そうだろうな、だがアレこそが俺の目指しているものだ。相手の攻撃を避けながらコッチの攻撃は当て続けながら相手の数を減らして救援を待つ事が出来るからな。しかも初めてやらせたと言っても当たるまでに10分かかった。コレは最低でも5分は無傷でいられたって話にもなる。だからコレは当てる練習と避ける練習を繰り返せば最高で1日は避けられながら当て続けられるようになるし全員が無傷で帰ってきながら沈む確率が0にもなるからな」

 

 

なるほど、だから提督は私達に、この2つの練習をさせていたのか

 

 

「良く気付いたな、長門。そうだ。特に避ける時間は大切だ。どんな攻撃も当たらなければ意味ないんだからな。俺のスローガンは・・・・・当たるな、避けながら当てろだ。」

 

 

 

 

今は無理でも何回か、やれば全員もう相手の攻撃に当たらないし自分の攻撃を相手に当てられ続けるようになるぞ。

 

 

そんな事が出来るようになるんですか?

 

 

「違うな・・・・・間違っているぞ。なるのか?じゃなくて、なるんだよ」

 

 

今は俺の言葉の意味が、わからなくても、いずれわかるようになる。

 

 

さて俺からの話は以上だ。それじゃあ全員解散しろ。

 

 

提督その前にいいだろうか?

 

 

どうした長門?

 

 

提督は、この2つの練習を繰り返せば当たらないようになるって言ったな

 

ああ、確かに言ったな。

 

それをする目的は何だ?沈まないようにする。当たらないようにする。当てられ続けられるようになる。この3つ以外にも目的が、あるんじゃないのか?

 

 

流石だな。長門、確かに理由は、それ以外にあるぞ。

 

 

高雄、その理由は何だか、わかるか?

 

 

 

 

えっと・・・・・資材を貯める為と資材の節約の為ですか?

 

 

良くわかったな高雄。そうだ、それが理由だ。

 

 

何が起こるか実際わからないからな。何が起きてもいいように貯められる内に貯めておきたいんだよ。

 

 

その為にもこの2つの練習は大切だって事だ。

 

 

なるほど、そういった理由だったのか

 

 

他に質問ある人いるか?・・・・・・・・・・いないなら全員解散。

 

 

濡れた人は入渠してカゼを引かないように気を付けろ。

 

 

それと秘書艦の長門と高雄は執務室に来るように

 

わかった。

 

 

はい、わかりました。

 

 

 

俺は先に執務室に行ってるから、また後でな




次回は提督がメインですが他の人達も出します。

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