超ホワイトで過保護な提督が着任しました。リメイク版 作:シデンカイ
長門Side
私は高雄と一緒に執務室で仕事をしている。お互いに集中して仕事をしているから会話が無いが変わりに書類の枚数が減ってきた。このペースだったら何とか夜までには終わらせられるなっと私は思っていた時に高雄が話しかけてきた。
「長門そろそろ休憩にしない?」
「もうそんな時間か?わかった。そうしよう」
私は今の時間を見てみると午後3時だった。秘書艦の終了時間まであと3時間ギリギリ間に合うぐらいだなっと私は思っていた。
「長門、お茶が熱いから気を付けて」
「ああ・・・・・だが温かくて、いいな」
私は高雄が持ってきてくれたお茶を飲みながら休んでいると提督の事を考えていた。
(もし平和になったら私達は、どうなるんだろうな?提督と一緒にいられるのだろうか?少なくとも私は提督の隣に、いたいな)
お茶を飲み終わったので私は高雄に話しかけた。
「今から提督のいる医務室に行ってくる。高雄も行くか?」
「そうね。私も心配だから行ってみます」
私達は提督が気になったので医務室に向かって歩いていた。
医務室に着いて中に入り提督の様子を見ると、やはりまだ目覚めていなかった。
「提督は大丈夫よね?」
「命に別状は無いから安心だが、いつ目覚めるかは、わからないがな。」
「生きてるだけ、まだいい方って事?」
「そういう事だ」
「もし死んでいたら私達は全員悲しいだろう?」
「だけど生きてさえいれば私達と話だって出来る。」
「それは、そうですね」
「今は提督が目覚めるのを待つだけだ」
「提督が目覚めたら今後は今回のような事にならないように注意をしなければならない」
「また倒れてほしくないからね」
「私達2人以外も全員心配しているからな」
「けど他の人達も出入りしても良かったんじゃ?」
「私達と同じ最初からいる者だったら良かったんだがな。後から入ってきた者達では、どう対処すればいいのか、わからないだろう?」
「それは・・・・・」
「私達2人は最初からいるからまだわかる。だが他の人達では今回のような事がおきた場合すぐに判断が出来ればいいが出来ない方が、ほとんどだ」
「緊急事態とか発生した時に私達2人が、いなかったら?その時は今いる者達で判断するしかない。だからこそ今は無理って事にしてある」
「他の人達は、その答えに気付ければいいのだけど」
「勘の鋭い者ならば気づくはずだ。仮に気付いたとしても出来なければ意味は無いのだからな」
「さて続きをやるとしよう。高雄また手伝ってくれないか?」
「わかりました。戻りましょう」
次回は日曜日に書くかも知れません。明日は無理なので