絶望を嗤え(完結)   作:初代小人

6 / 12
(o´Д`)=зフゥ…書きました。
恋愛描写なかなか難しいっすね。可愛いヒロインをもっとかけるようになりたいです



薄紅色の…

映画が終わった。

割と王道なボーイミーツガールな感じだった。

んだけども。

 

 

「ボンッ」

「おーい。あのー?メーデーメーデー」

「ひゃ、ひゃい!?」

「いや、大丈夫?顔真っ赤だけど。体調悪いのか?熱でもあんのか?」

そう言いながら体温を測ろうと額に手を当てようとすると…

 

「触んじゃないわよこのバカ!」

「いってぇ!」

「あ…ごめん」

「いや、気にすんなよ。俺も無遠慮だったな。ごめんごめん」

「え、怒らないの?バカって言ったのに。」

「いや、だから俺が悪かっただろ。バツが悪いから何度も言わせんじゃねえよ。」

「あ、うん。」

 

 

「あの…すいません、次のお客様がいらっしゃいますので退出お願いしてもよろしいですか?」

 

 

「ヒャ、ひゃい!ほら!早く行くよ!」

「いや、君が…」

「うるさい!」

「なんでぇ!?」

 

 

 

 

「さっきからひどくね!?流石に怒るよ?」

「うん、はい。ごめんなさい」

「分かればよろしい。」

「よかった…」

 

 

ところでさっきから周りの目線が痛いんだけど。

コーヒー飲んでる人多くね?なんで?

 

 

さてと、行くか。そう思って歩き出した時だった。

「ね、ねぇ」

呼び止められた。

「さっきの見て、さ。ちょっといいなって思ったからさ。別にあんたじゃなくてもいいけどたまたま居たから、ほら。恥ずかしいから早くしなさいよ。」

「はい。分かりました。」

 

はっきり言って手が強ばってます。

何だろ、女の子の手ってこんなに柔らかいんだな。

あと近い近い。

普通にシャンプーの匂いするし!

嫌じゃないけど!寧ろ大歓迎だけど。

 

 

 

この流れで抱きついたら…

あ、吹き飛ばされるな。

金的までありうる。あれは痛すぎるから勘弁していただきたい。

 

 

ところで最近思ったんだけどよ。

この子、案外ウブなの?

あの映画であそこまでゆでダコになってフリーズするとかないと思うんだが。

 

 

 

はぁ…なかなか距離が縮まねぇなぁ…どうしたらいいのかねぇ?

この子明らかに脈なしだしなぁ…

根拠?好きな人を普通ぶん殴ったりしねえだろ。

 

 

ところでどこに連れていかれるんだろな。

ちょいちょい手を引っ張られてるから目的地はあるんだと思うんだけど…

とりあえずこれ以上ぶん殴られないことを祈るんだがな。

 

 

 

 

えっと…あ、飯か。ワクドナルド見えてきたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの…?」

「何よ」

「いや、このジュースはなんですか?」

 

 

目の前には一つのカップに二つのストローが刺さっているジュースが。

要するにリア充が使うやつだな。うん

 

 

「ほら、映画でやってたじゃない。ああいうの憧れてたのよ。いや…だった?」

その上目遣いは反則です。

 

 

「じゃあせーので飲もうよ。」

「え…えええ…なんで柄にもなくノリノリなの?」

「はーやーく!」

 

 

 

 

はぁ、嬉しかったんだけどね?少し疲れたよ。周りの目も痛いし。

そんな感じで余韻に浸ってた時だった。

 

 

「キャーーー!」

 

 

悲鳴が聞こえた。




感想等ございましたらお願いします。

次回完結(予定)です

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。