前回のあらすじ!
新たに新マルハーゲ帝国として復活の果たした4世は紅魔の里に最凶の刺客を送り込んだ!
そして激突したカズマたちと刺客は今…
「よ!は!ほ!」
「おっと!なんの!」
「アレーーーーー!!?仲良く遊んどるーー!!!全然こんな雰囲気じゃなかったよ前回!」
仲間に見守られながらダンスゲームをしていた
♪〜〜♫〜〜
軽快な音楽が終わると共にテレビ画面も暗転する
「僕の勝ちー!」
「クッソー!負けた!!」
そして表示された点数評価を見て、カズマは膝をつき、ハジメはピースした
スッ…
負けて悔しがるカズマだが、そんなカズマにハジメは右手を伸ばす
「いい勝負だったよカズマ。今度もまた勝負しよう」
「…ああ!でも次は俺が勝つぜ!」
そこには敵同士だったわだかまりはなくなっており、2人はさわやかに握手をした
グサッ ネチャ
すると握手の瞬間、そんな音が聞こえた
「………」
カズマが右手を見てみると、掌にいっぱい仕込んでおいた画鋲だらけの手が、ハジメお手製の納豆でネチャネチャになっていた
「………」
そんな手で握られたものだから、ハジメの手は画鋲に刺されまくって血と納豆まみれになっていた
両者が見つめ合い、5秒ほど経過
そして互いに怒りの表情で重火器を武装しながら大声で叫ぶ
「「この卑怯者がーーー!!!!」」
「どっちもだよ!!!」
自分のことを棚に上げて怒り狂うバカ2人に対してビュティは突っ込むのであった
「くらえッ!」ボシュゥゥ!
ドカーン!
「うわ!!」
「ああ!!俺の教室が!」
先手を取ったのはカズマであった。バズーカをハジメに向けて撃ち出すが、かわされたことで爆風が教室の床を吹き飛ばす。ぷっちんの悲痛な悲鳴は無視される
「やるね!次は僕の番だ!!納豆真拳奥義……」
「納豆真拳!?」
反撃を試みるハジメに対してカズマと天の助は、納豆真拳という名前から妨害攻撃が来ると予測し…
「「アストロ○ンガーアタック」!!!!」
「「「ぎゃあああああ!!!」」」
「めちゃくちゃ肉体派な技出たー!!!」
しかし発動した奥義は、猛スピードのアスト○ガンガー走りで相手に突撃するという予想外過ぎるほどの物理攻撃だった。心なしか体もデカくなってるし
「オレを忘れてもらっちゃ困るぜテメェら!!」
直後、床屋さんがカズマたちに追い打ちをしかける
『散髪真拳奥義「神斬りバサミ」!!』
「『ライト・オブ・セイバー』!!」ガキィン!
剣のように長いハサミで斬りかかるも、ぷっちんがとっさに『ライト・オブ・セイバー』で防御したことでことなきことを得た
ギギギ…!
しかし徐々に押し負けていき、最終的に蹴りを防御の上から叩きつけられてしまう
「くらいな!!!」バキ!
「ぐわ!!!」
「先生!!」
紅魔族、それも大人ならば並の冒険者など比較にならないほどの実力があるのだが、それでも力負けした事実に生徒たちは不安の声をあげる
「バカめ!!隙を見せたな!!」
「ム!」
だが攻撃後の硬直を狙った天の助が、敵3人に対して動き出す
海パン、サングラス、ビニールマットを身にまとい、常夏の太陽を背にポージング!
「プルプル真拳奥義「この夏1番のサンシャイン日和」!!!」
『うお!!まぶし!!』
「なにこれ!!?」
明らかにダメージのない意味不明な奥義だった
「ジャマ」ドパン ドパン ドパン
「ぎゃあ!!!」
うっとうしく思ったハジメによって、天の助は背後から大型の拳銃で銃撃される
そして重傷を負った天の助は、いつの間にかスーツを着て白い髪のカツラをかぶった状態で、フラフラになりながら夕焼けの街を歩き始めた
『
(オレは止まらねえからよ…)
「変なの始まった!!!」
(お前たち(こんにゃくとゼリー)が止まんねぇかぎり、その先にオレはいるぞ!……だからよ……)
そこで天の助は力尽き、左腕を頭上側へ伸ばしうつ伏せの態勢で倒れ
(止まるんじゃねぇぞ…)
命を燃やし尽くしたのだった…
「俺たちは止まらない!!!!」
「ぎゃあああ!!!!」
そしてカズマとぷっちんを乗せたトロッコが倒れた天の助の上を通過した
「これぞ新奥義「ぼくらのハジケ探検記」!!!」
「うおおおおヤケクソーーー!!」
いつの間にか天の助もしがみついていたトロッコは、猛スピードで敵チームに突っ込んでいく
しかし床屋さんはまったく焦らない様子で、トロッコの通過地点にバルーンメンを配置する
「やっちまいなバルーンメン!!」
『御意』
バルーンメンは顔の一部である風船をいくつか切り離し、それをカズマたちに向かって放り投げる
パァン!
視界を遮る風船が音を立てて割れると……中からゴリラとチンパンジーが出てきた
『風船殺法「風船は100本のバナナでできている!」!!!』
「「ぐわああこれがバナナの重みか〜!!!!」」
「変な技出たーーーーー!!!!」
ドゴーン!
「「ジャングリラ!!!」」
ゴリラとチンパンジーの妨害を受けたトロッコは脱線し、勢いよく壁に激突。カズマと天の助は奇妙な断末魔をあげながらぷっちんと共に墜落した
ドシャ!×3
「クッ…!!」
「フフフ…我々は紅魔族を滅ぼすために選ばれたメンバーだ。そして3狩リアで戦う以上、魔王軍幹部のように全員で戦うこともできん…」
「やばいよボーボボ!!このままじゃカズマくんたちがやられちゃうよ!!」
「安心しろビュティ」
「え?」
不安を隠せないビュティはボーボボにそう言うが、ボーボボはそんな不安を否定する
「あまいな、流浪の床屋さん…」
「何!?」
「3狩リアのことはボーボボから聞いていた…そして俺はわざと攻撃をくらっていたんだ。お前たちの弱点を見つけるために!!」
カズマは指差しながらそう告げる!
「え〜〜〜〜〜カズマのことだから絶対デタラメだわ。頑張ってカッコつけたってどうせゾウリムシにしかモテないのに」
「コン」
余計なことを言う駄女神にカズマはキツネサインを向ける
ガブリ!
「ギニャアアアア!!!」
「きゃあああああ!!!」
するとどこからともなく現れたキツネの妖怪に捕食されるのであった。口は災いの元
「さあ!この3狩リア、俺たちが制するぜ!!」
カズマたちの反撃が始まる!
「オレの」
直後、首領パッチはヘッポコ丸の顔の位置まで軽くジャンプし
「出番がねーーーだろがッ!!!!」バキ!
「おぶ!!!?」
額に青筋を浮かべながら理不尽にヘッポコの顔面をサマーソルトキックで蹴り上げるのであった
今回ちょっとパロネタ多め