この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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あけましておめでとうございます。これからもよろしくお願いしますね

そしておまたせ!!!新しいお話です!!!


奥義83 5対5だョ!全員集合

空を飛んで山を登ったカズマ・ボーボボたちは仲間の到着を待っていた

 

「ボーボボ!カズマくん!」

「お、来た」

 

ビュティ、アクア、めぐみん、ソフトンの4人が来るのを確認するボーボボ

 

ちなみにカズマたちはトランプタワーを作りながら遊んでいた

 

「やったー!!名古屋城の完成だー!!」

「ばんざーい!!!」

「うむ!見たことない城だが達成感があるな!」

 

首領パッチ、天の助、ダクネスはトランプを使った名古屋城のミニチュアを完成させて大はしゃぎしていた

 

「じゃあそろそろ先に行くぞー」バシーン ばらばら

「「「!!!」」」

 

そしてそれを見向きもせずにカズマにばらばらにされたのだった

 

『ようこそ、カズマ一行諸君』

「この声はハンス!!!」

 

その時、どこからともなくハンスの声が辺りに響き渡った。全員で見てみると声は近くの洞窟の入り口上部にある巨大モニターのスピーカーから流れていた

 

『俺はキサマ()全員をぶち殺すために、5つのバトルステージを用意させてもらった』

 

スピーカーから聞こえる声は殺意が込められている

 

『山の周りを見たまえ』

「!!」

 

それを聞いたヘッポコ丸は反射的に振り向く

 

「…………」

 

なぜかあるガラスの壁に顔面を押し付けるデカイ赤ん坊がいた

 

「ギブミーミルク、ギブミーミルク」

 

どうやらお腹が空いてる様子だ

 

「ミルクー」

「……」

「こっちから見えるぞ!」

 

どう反応すればいいのか分からないヘッポコ丸の横で首領パッチと天の助が周囲を改めて見渡す

 

そこには、山を囲うように5つの巨大な顔が周囲で浮遊していた

 

「山の周囲に5つの巨大な顔が…」

「あの顔は一体!!?」

 

めぐみんとダクネスが驚愕する中、ボーボボは巨大な顔の説明を始めた

 

「イイチコ君だ」

 

イイチコ君は幼い頃から体が大きくて、みんなからいじめられていたんだ…

 

「まさかバトルステージになっているなんて…しかも5人

 

大きく変わったイイチコ君にボーボボは物思いにふけるのだった

 

『足もとを見てみたまえ』

「「「!」」」

 

再度スピーカーから声が流れる

 

『そこに1〜5のワープパネルがあるはずだ。そのパネルに乗れば、それぞれのバトルステージに行けるって寸法だ』

 

するとみんなの足もとにはいつのまにか1から5までの数字が書かれたパネルが並んでいた

 

『バトルステージにはそれぞれ1人の修羅が待っている。そう、我が地獄の精鋭であるハンス5人衆だ』

 

パネルを眺めたりツンツンつつきながら説明を聞き続ける

 

『なお、バトルステージの中の様子はそこの巨大スクリーンで見ることができる』

 

これから起こる惨劇が楽しみなのか、ハンスの声には喜色の感情が乗っていた

 

『さあ、ゲームを始めよう。まずはバトルステージ1だ。代表者を決めなさい』

「くっ!」

 

慎重に選ばねば待っているのは死。どうするべきかとカズマは悩み……

 

「よし、まずはオレが行こう」

「アンタが!!?何で!?

 

なぜか鈴木広が名乗り出たのだった

 

「わざわざ戦う必要なんてねえぜ!!」

「そうだ!こんなの無視してハンスのところまで着けばいいんだ!!」

 

そんな中、首領パッチたちがそんな妙案を口にしながら山道を進んでいく。首領パッチ、ダクネス、ウィズと順番に登っていき

 

「ぶっ!!!」ガン

 

次にアクアが進もうとしたところで見えない壁のようなものに体を勢いよくぶつけた

 

「なんだ!?前に進めねえ!!」ぷるん ぷるん

『無駄だ。ハンス5人衆を倒さない限りそれ以上は先に進めない』

 

天の助の言葉にハンスがそう返答する

 

『安心しろ、登ってきたヤツらも全員地獄送りにしてやる。ハーハッハッハッ!!!』

 

プツン!

 

「くっ!!ハンスのヤツめ!!」

「バカめ、ハンスなんてオレ1人でも充分だってことを教えてやるぜー!」

「あ!首領パッチくん!」

 

首領パッチはそう言うと我先にと頂上へ走っていった。それを追いかけるダクネスとウィズ

 

「首領パッチは私たちに任せろ!!!お前たちも早く追いついてきてくれ!!!」

「わかった!!!」

 

ダクネスの願いをカズマは大声で答えた。そしてみんなの前に出て話しかける

 

「みんな、聞いてくれ。ハンスは毒でこの街を滅ぼそうとしている。ならヤツの部下であるハンス5人衆もどんな卑劣な手を使ってきてもおかしくない。それにヤツら1人1人の実力も、俺たちと互角かそれ以上だと思う」

 

そこまで言ってからカズマは1番のパネルの前に立つ

 

「だから、まず最初は俺が戦ってくる」

「なによアンタ、私の力を信用してないの?」

 

その言葉に青筋を浮かべるアクア

 

「いや、そうじゃなくて」

「あ!!」

 

しかしカズマはためらいなくワープパネルを踏みながら振り向き

 

「みんなを信じているから、安心して後を任せることができるんだ」

 

フッ

 

「うおっ!!!」

 

憂いのない笑顔と共にカズマは戦場に向かった

 

「…カズマ、任せたぜ」

 

そんなカズマに対してボーボボは激励するのだった

 

バトルステージ1…

 

ボシュッ!

 

「! もう着いたのか」

 

カズマは一歩前に出る

 

「さて…俺の相手はどいつだ?」

 

そしてちゅんちゅん丸に手を伸ばし敵を確認する

 

「「「「「「よく来たな」」」」」」

 

そこにはファイティングポーズの構えを取るハンス5人衆が6人いた

 

(全員いるーー!!!つーか5人衆なのに6人!!!?

 

想像してたのと違う対面にカズマは内心突っ込んだ

 

「なんで全員いるんだよ!!!1対1の戦いだろ!!」

「「「「「「え!!?そーだったの!!!?」」」」」」

 

カズマの指摘にそろって驚愕するハンス5人衆

 

「ゴメン!もう1回登場シーンやりなおすから外で待ってて!」

「……」

 

シャシャッとその場から離れようとするハンス5人衆のうち5人を見たカズマはなぜかある扉から外に出た

 

「………」

 

そしてイイチコ君の口の中で5分が経過……

 

「もーいーよ」

「!」

 

どうやらようやく戦いの準備が終わったらしい

 

「さて、結局どいつだよ、俺の相手は?」

 

ちゅんちゅん丸を持ちながら扉を開ける

 

ガララ

 

すると部屋の中は、ハンス5人衆の仮面をつけた先生と多くの生徒がいる教室だった

 

(増えてるー!!!!しかも授業中!

 

この大変化にはさすがのカズマも驚かずにいられなかった

 

「また遅刻かカズマくん。キミ進級できないよ」

 

教室に入ってきたカズマに向かって、教師は呆れるように言うのだった




最近ちょっとプレ4を自分の部屋に移してからゲームばっかやってまして…どっかでうまくモチベーション取り戻さないとなぁ

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