この素晴らしい世界にハジケリストを!   作:ジャギィ

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今回は2話同時投稿です。同時進行なのでお好きな方からお読みください

2つの話はちょくちょく繋がってるところがあるので良かったら探してみてね


奥義71 天と地 天編

炸裂したボーボボの奥義でボーボボ・カズマたちは魔王軍暗殺部隊・横浜ジョーを追いつめていた

 

くるりら くるりら

 

ニュー ニュー

 

「ぐっ、コイツら…」

 

アフロからアヒルの首を伸ばすバレリーナ姿のボーボボと手足をクネクネさせてるカズマが勝利の舞いを踊る様子を見て、ジョーは悪態を吐く

 

「さあ、フィニッシュだ。テメーを倒すぜ」

 

ニュー ニュー

 

カズマはまだまだクネクネしていた。地味にウザイ

 

「こうなったらゾンビモードになるしかない!!」

「!」

 

ジョーは体に力を込め、一気に解放する

 

「アンデッド真拳奥義「リバイバル・リベンジャー」!!驚け!!これがオレの真の姿だーー!!!」バリッ

 

するとジョーの背中が裂け、その中から上半身裸で巨大な十字架を体に埋め込んだゾンビと化したジョーが出現した

 

それを見た天の助も体に力を込め

 

「ならばオレも!!!」バリッ

「ライチ!?」

 

真っ二つに裂けた天の助の中から巨大なライチが出てきて、それを見たジョーは驚く

 

「はっ!!思わずジューシー100%なオレに!!!」

「どのみちぶっつぶす!!!」パカーン!

「ぎゃああああ!!」

 

ライチの助を容赦なくカズマは蹴り砕いた

 

「いくぜ鼻毛真拳「真冬の肝試し大会」!!!」バチッ

「何だ!?荒野が墓場に!!」

 

ボーボボの発動した奥義で乾いた大地が墓場に変化する

 

「この闇夜にふさわしい奥義を発動したぜ!これより真の恐怖がキサマを襲う!!!いくぜ!!!」

 

そしてボーボボは最初に………バレー選手になった

 

「まずは火の玉サーブ!!乱れ打ち!」ドゴゴゴゴ!

「あぢいいいいーーーー!!」

「火の玉が月夜に浮かび恐怖を演出しまーーす!!」

「ほら、パーース!!」

 

カズマがボーボボにボールをパスして燃えるスマッシュをジョーに撃ち込む

 

「ぐおおお!こんな肝試しがあるかーーー!!!」

 

火の玉サーブラッシュをジョーが受ける中、ボーボボとカズマはカツラを被ってコートを着ながら歌を歌っていた

 

「!!」

 

そんな時、ジョーは背後の巨大な影に気づく

 

「ぬりかべ〜〜〜〜」ズーン

「ぎゃああ〜〜〜!!!」

 

巨大妖怪・天ちゃんの下敷きになったジョーは血ヘドを吐く

 

次にボーボボはジョーの前にテレビを持ってくる

 

「続いてこの「のろいのビデオ」を見ろ!!」

「まさか!?このビデオは…」

 

映像には森の中の井戸の中から白い和服を着た長い髪の女が出てきて

 

『あー、あー』

『助けてノロイ!』

 

ダンボールで武装したボーボボも現れた

 

「オレが小3でやった学芸会「ノロイ」のビデオだ!」

「何だコレ!?さだ子じゃねーのかよ!!」

 

全然違ったビデオの内容にジョーは突っ込む

 

ズズズ

 

「うわっ!何か出てきたぞ!?ウーパールーパー!!?」

 

さらにテレビ画面からウーパールーパーが這い出てきた

 

「ふざけんじゃねーーーー!!!」ダンダン!

「うわああー!ウーパーズ!!」

 

ウーパーズを踏み潰されたボーボボは涙を流しながら怒りに燃える

 

「許さねえ!テメーにはこれから最大級の恐怖を味わわせてやる!!」

「ゾンビのオレが恐怖?ありえんな」

 

ボーボボの宣言を嘲笑するジョー

 

チュイン!

 

「!」

 

その時、後ろから飛んできた弾丸がジョーの頰をかすめた

 

「妖怪「狙撃手(スナイパー)」出現だ」チャキ

「妖怪「狙撃手(スナイパー)」!!?」

 

そこにはサングラスをかけてタバコを咥えながらスナイパーライフルを持つカズマがいた

 

「死にな」ダダダダ!

「落ち武者も出ちゃったよ!!」ドスッ!

「ぎゃあああもはや肝試しじゃねーーーー!殺戮だーーーー!!!」

 

槍で貫かれながらハチの巣にされたジョーは大ダメージを負った

 

「ハァ…ハァ…コイツらヤバい…。動きが全く読めない…次は何だ?何をする気だ?」

「1枚〜〜〜〜…2枚〜〜〜〜…」

 

その時、何かを数える声が聞こえてきた

 

「番長皿屋敷か!?」

 

声の方向を向くと、視線の先にあった井戸の中から

 

「皿が足りねえ」

「プロレスラーーーー!!?」

 

割れた皿を持ったボボボプロレスラーが出てきてジョーは叫んだ

 

「悲しみパイルドライバー!!!!」ドゴーン

「「ぐばぶ!!!」」

「きゃあ!」

 

そしてボーボボはジョーにパイルドライバーをかけた。さらに地面を突き破りながら地下でビュティに攻撃しようとしていた白銀のモグにジョーをぶちかますと、そのまま地上に戻った

 

「おとすよー」ギュウウ…

「バカな…このオレがホームである夜で手も足も出ない…なぜだ!?なぜ…?」

 

ボロボロのジョーは覆面をつけたカズマに絞め技をかけられながらもこの不利な状況に疑問を抱いていた

 

「周りをよく見てみな」

「何!?」

 

ボーボボに言われてジョーは周りを見渡す

 

するとジョーの周囲には大量の$(ドル)札束が積み上げられていた

 

(よる)$(ドル)になってるー!!!)

 

あまりの変貌ぶりにジョーは心の中で絶叫した

 

「キサマの電子金庫はたった今つぶしたぜ」

「ああっ、何てことを…!!」

 

パソコンの中の金額の欄を全て「ウンコ」の文字で埋め尽くされたジョーは嘆く

 

「さあ、ここからは本気でいくぜ」ヒュン

 

鼻毛を揺らしながらボーボボはジョーを見据える

 

「うおおおおお!」

 

ボールと化した天の助を手にすると、それを勢いよくジョーに投げつける

 

「奥義「ところてんボール」!」

「ぐばっ!!」バキ

 

敵に命中した天の助はそのまま地面に落ちて埋まった

 

「ただいま」

「ぶへっ!!」どご

 

ーーかと思うと跳ね返るように戻ってきてジョーに直撃した

 

「怒涛のラッシューーーー!!!」ズガガガ!

「ぐわあああ手に負えねーーー!!」

 

さらに一輪車に乗ったボーボボが螺旋状の鼻毛を叩き込む!

 

「クソォ、ならばまずはカズマから…」ダッ

「よいしょ」

 

敵わないと悟るとターゲットをカズマに変えて攻撃をしかけるが、カズマは地面に両腕を突っ込み

 

「ワニワニ☆パニック!!!」ガブ!

「ぐぎゃああ突然ワニが出たー!!」

 

地下にいたワニを使って迎撃。ワニの噛みつきを食らったジョーは血を吐きながら地面に落ちていった

 

「ビュティたちは無事なのか…?心配だな」

「では中継をつないでみます!アクアさーん」

 

ボーボボの不安を解消するために、カズマはマイクを持って地下鍾乳洞が映っているテレビ画面に向かって話しかける

 

『ハイ!こちら地下鍾乳洞。戦いはまだ続いている模様です』

『あれ!?アクアさん!?』

 

テレビには瀕死の首領パッチを抱えているビュティの姿が

 

「よかったな。元気みたいだぞ」

「ああ」

「おのれ…オレたちが…負けるわけがねぇ…」

 

ボーボボが安心していると、後ろで倒れていたボロボロのジョーがフラフラと立ち上がる

 

「死ねーーー!アンデッド真拳道づれ奥義「パッタリアン」!!!」

 

そして憤怒の形相で2人に捨て身の攻撃を行う

 

「いいだろう。ならば2撃で葬ろう」

 

迫る敵に対して、ボーボボは最後の攻撃をしかける!

 

「死にさらせやーーーーー!!!!」ゴッ!!!

「俺っ!!!?」

 

ボーボボの右膝蹴りは見事カズマの顔面に直撃した

 

「おまけ!」ピシッ

「ぎゃあ!」

 

そしてぴょいんとジャンプしたボーボボの鼻毛を喰らってジョーは倒れ伏した

 

横浜ジョー:撃破

 

ぷか〜〜〜

 

瀕死のカズマは池の上で死体のように浮かんでいた

 

「死にさらせやーーーーー!!!!」ゴッ!!!

「こっちも俺!!!?」

 

ボーボボの左膝蹴りは再びカズマの顔面に直撃した

 

「おまけ!」ピシッ

「ぎゃあ!」

 

そしてチリーンチリーンとベルを鳴らしながら自転車に乗ったボーボボの鼻毛を喰らってジョーは再び倒れ伏した

 

横浜ジョー:撃破

 

プス プス

 

顔から煙を上げながらカズマは顔が地面に埋まった状態で気絶した

 

ドグオオォーン!!!

 

「!」

 

その時、地下からすごい爆発音と振動が伝わり、少し離れたところの地面が崩れ落ちた

 

そしてそこからめぐみんを背負ったビュティとアクアの3人が出てきた

 

「ボーボボ!」

「無事だったか、3人とも」

 

仲間の生存を確認したボーボボは一安心したように笑う

 

「よし、明日に備えて寝るか」

「うん」

「そうね」

「はい」

 

なんとか夜の奇襲を退けたボーボボたちは就寝につくのであった

 

カズマと首領パッチはそのまま放置された




そろそろアルカンレティアに着きます

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