前回のあらすじ
ボーボボとアクアの協力によりマクスウェルを追いつめた
「「波ァーーーー！！！！」」
「いや、そんな攻撃じゃなかったよ！！！！」
「ヒュー、ヒュー。さっき君たちに攻撃した時、絶望のプレゼントをしたよ」
見るとボーボボ、首領パッチ、天の助、カズマ、軍艦の体に不気味な模様が浮かび上がった
「「呪い」というのをね」
「「「「！！」」」」
「オレ喰らってねえぞ！！！」
軍艦は驚きの声を出す
「しかもオレだけリバーシブル！！！この冬来ちゃうかも！！？」くるっ
裏にも呪いの模様があって再度驚く
「呪いは常に生命力を吸い取る呪印！君たちもおしまいだよ」
「ぐば！！！」
倒れる軍艦をよそに、ボーボボはマクスウェルに語る
「女神アクアの聖水を浴びたものは洗礼を受ける…その名も」
「！」
ふと胴体を見下ろす
「「アクアちゃんマーク」」
「何このムカツク
デフォルメされたアクアのテヘペロ顔は可愛らしいが内面を知るカズマたちは怒りが湧き上がった
「そのマークを刻まれた者は常に体の邪悪なチカラを取り除かれた状態になる！！！よってキサマは2度と闇拳は使えない！！！！」
「そ…そんな事あるものか！！！それより呪いは1分で君の命を奪う！！さあ、どうする！！！」
ペリリ…
「普通にはがすけど…」
「何ィーーーー！！！！」
はがした模様をボーボボたちは悪魔に貼り返す
「はい返す」ペタ ペタ ペタ ペタ
「何ではがれるの！！？って何つけてんだよ！！」
ベキッボキッ
「ぎゃあっ！！！」
マクスウェルは膝をつきながら悪態を吐く
（くっ！本当に使えない！！！こんな事が…くそ！！くそ！！）
「ざまーみろクソ悪魔！！」ガンッ
「悪魔は外！！悪魔は外！！」ビシッ ビシッ
「10月は節分だオラーーー！」げしっ
カズマたちにいいようにされてる事実にとうとう大悪魔はブチキレる
「くそったれ
口調も表情も完全に変わって激昂するが、ボーボボは指をさして告げる
「やっと本性を表したなマクスウェル！オレもキサマを許す気はない。９つの星と共に、キサマに大宇宙の裁きを下すぜ！！！！」
「大宇宙の裁き！！？」
マクスウェルが驚愕する中、ボーボボの背後に銀河の海が広がる
「これで最後だ！！！いくぞ、鼻毛真拳究極奥義「
巨大な岩の上に立った神様な出で立ちのボーボボが杖を掲げる。するとアクアが洪水並みの水を出してマクスウェルを沈める
「まずは水星の裁きだーーーー！！！！」
「「「「ぎゃあーーー！！！！」」」」
「3人余計に裁いてるーーーーー！！！！」
カズマ、首領パッチ、天の助も巻き込まれていた
「さらに本日1番、水星さんがムカついた首領パッチにはーーーーーーーー」ぐるぐるぐるぐる
腕を体の前でぐるぐる回しながらボーボボは
ゲシッ
アクアを崖下に蹴り落とす
「イヤアアアアアアーーー！！！」
バシャーン！
そしてボーボボが振り下ろした手と同時に
「雷ドーーン！！！！」
「水面だから全員喰らってるよ！！！！」
雷の一撃を受けた5人は激しく吐血した
「ゴメンゴメン。ほらお年玉だぞ」
「「「「わーい」」」」
渡されたお年玉袋を嬉しそうに開ける。「玄関から南に8歩、東に16歩歩いた所を掘れ」と書かれた紙が出てきた
「「うっとうしい演出すんなーー！！！！」」ドゴ
「ぎゃあ！！！！」
カズマとアクアのクロスチョップがボーボボの首に命中した
「しかも10円！！！」
しかも中身は10円しかなかった
「これが金星の裁きだ！！！！」
「すごい地味な裁きだー！！！」
非常に落ち込む5人を見てビュティは叫んだ
「みんなー！エサの時間だぞーー！！！」バサバサ
「「「ピーピーピーピー！！」」」
「何！？何！？」
鳥のマネをするボーボボたちを見て困惑するマクスウェルをムシしてボーボボはエサを投下
「地球の裁き！！！！」
「「「「岩だーーーー！！！！」」」」ぐしゃ
全員巨大な岩の下敷きになった
「よし、お前らこの谷から落ちろ」
「「「「え！？いきなり何言ってんの！！？」」」」
崖っぷちに立たされたカズマたちが言うが聞く耳持たず
「ライオンは我が子を谷に突き落とし、登って来た者のみを育てる！！！！」バキャ
「「「「ヒイイイイイイ！！！」」」」
バシャーン
「「「「ぎゃあああああああ！！！！」」」」
「いけね！下溶岩だった」
蹴り落とされた4人は溶岩の中に落ちていった
「これぞ火星の裁き…」
あまりの熱さにドロドロに溶けていく
「そして！」ガッ ガッ ガッ
ボーボボはカレーを一気に口に食べて
「これも火星の裁きーーーー！！！」ボオオオオオ
「「「「あちいいいい！！！」」」」
「甘口で火吐いた！！！！」
さらに崖の上にめぐみんが登場
「さらなる火星の裁きゲスト参上！！！」
「実に1ヶ月ぶりに爆裂魔法が放てます…！いざ、『エクスプロージョン』ッッッ！！！！」
爆裂魔法が4人のいる場所に直撃！
ドグオォォーーーーン
「「「「ぎゃあああああああ！！！！」」」」
「最強の裁きが追加されたーーー！！！！」
消し炭になっても復活するマクスウェルたちに向かって、サンタクロースボーボボがソリで激突
「そして木星の裁きーー」スィーーー
「木星全然関係ないじゃん！！！！」
ビュティの指摘にボーボボが逆ギレして罪人にパンチ
「木星パンチ！！木星パンチ！！！」バキ ドカ
「木星だー！！！」
変わらず木星は関係なかった
そしてボーボボは涙を流しながら叫ぶ
「サンタの野郎は……サンタの野郎は……何でオレにプレゼントくれねえんだよーーーーー！！！！」
「大人だからでしょ」
ビュティの返答はもっともだった
「チキショーーーー！」ドドドドドド
怒りが収まらないボーボボは走りながら首領パッチに狙いをつけて殴りつける
「土星の裁…」
ガッ
「！！」
しかしこの拳を受け止める首領パッチ
「土星の裁きーー！！！！」シャキーーン
「首領パッチくんが出したーーーー！！！！」
そして全身のトゲを伸ばしてボーボボたちを串刺しにした
「どっせい！！どっせい！！どっせい！！」ビシッビシッビシッビシッ
「きゃああああ！！！」
土星と叫びながらビュティにつっぱりをする首領パッチだった
「ならばオレも！」
負けじと天の助も「ぬ」のパジャマに着替え、背景を「ぬ」で埋め尽くして裁き開始
「天王星の裁きーー！！！！」
「「「「ぎゃあああ！！！」」」」
「何だこれ！！！？」
そして、天王星はぬ星になった……
「何で！！？」
ビュティの疑問は誰も答えなかった
「残るは海王星と冥王星の２つの裁き！！！裁いた
いよいよ残りの裁きが２つになったボーボボたちは、自分が裁くと必死になる
「うおおおおおおおおお！！！」
海王星の裁きを勝ち取ったのは……
ガシッ
「海王星の裁きーーー！！！！」ドガッバキッ
「「「「ぎゃあああああ！！！！」」」」
「私を鈍器扱いにするとはさすがカズマだー！！！」
「ダクネスさーーん！！！！」
ダクネスを武器にするカズマだった
「重てえ！！！」
「「ぶ！！」」
「！！」
そのままアクアに向かってダクネスを投げつけた
「そしてこれが、9大惑星最後の裁き…！」
ボーボボたちは両腕を空に伸ばすと、マクスウェルに超巨大隕石が降ってきた
「「「「冥王星の裁きだーー！！！！」」」」
ドゴーン！！！
「ぎゃああ！！！！」
「スケールでかすぎだーーーー！！！！」
最後の裁きが終わり、瀕死の状態になってなおマクスウェルは凄まじいタフさで立った
「クソガキ
「まだ宇宙を理解できてないようだな」
怒りのままに突撃するマクスウェルに対してボーボボは全身にエネルギーをほとばしらせる
「教えてやる！！！この９つの偉大な惑星パワーを統括する、遥かなる銀河の源になる太陽系に君臨する無限のギャラクシーこそが！！！」
すると背景にボーボボが今まで出会ってきた者たちが敵味方問わず映し出され生命の銀河が誕生する！
『大宇宙だーーーー！！！！』
「意味わかんねーーーーーー！！！！」
大宇宙のパワーを喰らったマクスウェルは全身をヒビ割らせながら吹き飛ぶ
（こんな常識破りなヤツらに勝てるワケがなかった…）
白目をむきながらマクスウェルは大地に落ち、ボロボロのアルダープを残して消滅しながら地獄に帰っていった
辻褄合わせのマクスウェル＝闇拳を永久に封じ撃破
「これでカズマの魂も報われる…」
「生きてるからな！！！？」
カズマの抗議が静かな裁判所に響いた
さあ、アルダープが捕まったことでこれからは怒涛のオリジナル展開……とでも思ったかボケェッ！！！
残念だったな！次回は原作通りの流れでカエルをぶっ殺して、ボッチなヤツらが登場するだけじゃい！！！