奇跡のなくパーティーに   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
早くも3月ですね。
なんか最近、この小説の執筆がしたい気分が強いんですよね……
気が向いたら他の小説の執筆もしなければ……

それではどうぞ。



宴3 ゲームの力って凄いよね 前編

「ふぁ……眠い……」

 

どうも、おはようございます。

柚深月穹です。

昨日は料理対決をやった後、ベルンとゲームをやってました。

ちなみにスマ〇ラを……

 

「…ん?」

 

起き上がると隣では何故かベルンが寝ていた……

えっ…なんで?

 

(流石に起こしてあげた方がいいかなぁ……?)

 

気持ちよさそうに寝ているベルンを起こすのは気が引けるけど、

この状況について聞きたいので、とりあえず……

 

「…ベルン、起きて。朝だよ」

「…………」

 

まだ眠気が覚めてないのかな?

そういえばベルンは朝が弱かった気がする……

そんな事を考えていたら……

 

 

 

 

ーーガバッ!!ーー

 

 

 

 

ベルンが抱きついてきた。

……What?

 

「…ねぇ、どうしたの?」

「…………」

 

未だ僕に抱きついてるベルンに聞いてみるが答えてくれない。

顔も俯いてる為、彼女がどんな表情をしてるか分からない。

すると、ある事に気がついた。

 

(震えてる……?)

 

彼女の手をよく見ると震えていた。

普段のベルンだったらこういう事は滅多に無い。

仮にあったとしても少し言いにくそうに話してくれる筈だから……

 

「…怖い夢でも見たの?」

「……………」

 

僕が何となく思い当たる事を聞くと彼女は声には出さないが

首を縦に振り小さく頷く。

どうやら本当のようだ……

 

「…ベルンが気が済むまでこのままでいてあげるから」

「………うん」

 

そう言うと僕にしか聞こえない声で返事をしてくれた。

いくら彼女が千年を生きた伝説の魔女だからって言っても元々は1人の女の子だ。

普段はプライドが高く周りに弱音とかを言わない彼女は辛い事がある時は、

幼馴染みである僕にだけ話してくれる。

2人きりの時だけどね……

 

(ベルンが見た怖い夢って……)

 

それはきっと彼女しか知らない。

気のせいか啜り泣く声が聴こえた……

 

(…こんな様子じゃ肝心な事が聞けないよ)

 

とりあえずベルンが落ち着くまで

待ってあげようと思った僕だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分くらいした後。

ベルンは着替えてくると言って自分の部屋に戻って行った。

それにしても……

 

(ベルン、大丈夫かな……?)

 

そう思いながら部屋のドアを開け、

屋敷の廊下に出るとベルンがいた。

 

「大丈夫よ」

「…そっか」

 

どうやら心配無用だったみたい。

とりあえず話題でも変えるかな……

 

「…ベルン。今日も一緒にゲームでもやる?」

「やる。でも今日は何のゲーム機を使うの?」

「そうだね……」

 

実を言うと数日前から僕とベルンは様々なゲーム機で

遊んでいたりする。

大型ゲーム機はもちろん、小型ゲーム、体感型ゲームとかetc……

数えたらキリがないよ。全く……

 

「…ピンクの悪魔が主人公のゲームは?」

「そのシリーズだったら私はエアライドがやりたいわ」

「…それにしよっか。僕も随分そのゲームやってないからね……」

「意外ね。別のゲームでもやってたの?」

「…最近、ポケ〇ンW2ばっかりやってて……」

「奇遇ね。私もW2をやってたの」

 

なんか意外かも。

ベルンの事だから、てっきりB2かと思ってた……

 

「…最初の手持ちは何選んだの?」

「水タイプよ。そういう穹は?」

「…僕は草タイプ。あ、後でタマゴ交換してくれない?」

「いいわよ。欲しい性格とか個体値とかはある?」

「特にないから大丈夫。ベルンは?」

「私も特にこだわってないから穹に任せるわ」

「そういえばストーリーでさ、チャンピオンのアーケ〇スとオノ〇クスがウザかった…」

「アーケ〇スに苦戦したの?、オノ〇クスは分かるけど……」

「飛行ジュエル持ちで、特性にやられたよ……あと素早さ意外と高い」

「私の時は運が良かったのかしら?」

「それもあるかもね。ベルンはオノ〇クス以外で苦戦した奴いた?」

「サザン〇ラ。あいつ前作のラスボスの父親が使ってるのより強くないかしら?」

「…僕も思った。物理型なのか特殊型なのか、それとも両刀なのか悩んだけど」

「ラムダが使いそうよね」

「羅奈も使うと思う。2人共、対戦で初手か最後辺りに出すんじゃない?」

「あり得そうね」

 

ホント誰なんだろうね……

サザン〇ラなんて凶悪な奴を降臨させたのは……

弱体化しないかね?

 

「…エアライドのゲームは何か制限とか付ける?」

「ドラ〇ーンとハイ〇ラは無しがいいわ」

「…ん、了解。他は何でもアリ?」

「あ。負けた方は罰ゲームを与えるのはどう?」

「…偶にはイイよ。でも出来る範囲の罰ゲームにしてよ?」

「……くすくす、考えておくわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし僕が勝った場合、

ベルンにどんな罰ゲームをさせようかな……?

…あ。勝った場合だけどね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただいてありがとうございます。
後編に続きます。
ベルンとの会話だけになってしもうたΣ(゚Д゚)
…実は半分は、それが狙いだったり。
次回も気まぐれで更新しますので
よろしくお願いします。

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