こちらの投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
楽しんでいただければ幸いです。
『ひぐらしのなく頃に業』、おもしろいです♪
それではどうぞ。
「そういえば私達、お花見してなくない?」
「いやもう桜、とっくに散ってるけど……」
「…急にどうしたのさ?」
真顔で言うラムダに対して、急にどうしたと訊く戦人と穹。
「いえね……この前鯉のぼりが上がっているのを見てね……」
一番でかいのと目が合ったと言いながら……
「『あれ? お宅花見をし損なったうえに鯉のぼりもないんスか? ウワ~それは引くわ~』って!!! 目で訴えられたのよ!」
「スゲー被害妄想だな。大丈夫かお前……」
「ラムダがおかしいのはいつもの事……」
遠回しに言われたのよ!と言う彼女に、それはただの被害妄想では?と呟く戦人と穹だった。
「花見かぁ……うーん、料理とか」
「花見かぁ~、いいな~……酒とか」
「偶にはゆっくりするのもいいわね。お酒とかね」
「完全に花より団子だな」
花見の話題につられ、羅奈、ベアト、ベルン、ヱリカの4人が集まってきた。
料理はどうするのかと穹が言ったが、花見料理なら自分に任せてくださいとロノウェが言ったので、任せる事にした。
「満場一致ね! じゃあ花見しましょうか!」
「「えっ!? ここですんの!?」」
指をパチンと鳴らし、屋敷の中に桜の木を出現させるラムダ。
外じゃなくて、まさかの屋敷の中で花見をする気かとつっこむ戦人と穹。
「ついでに鯉のぼりも付けときました」
「完全に埋もれてるし!」
その光景を見た戦人は、風になびいてるというよりは刺さってんなあれ……と思ったそうな。
「ラムダ。鯉のぼり付けるなら、ひな祭りもしてないわ」
「…それなら豆まきも」
「正月もしてないですよね~」
「クリスマスもねー」
ベルンを始め、あれよあれよと意見を出す一同。
そして最終的には、色んな季節の催し物が混ざり、わけがわからない状態になってしまった。
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「まぁメインは花見って事でいいじゃねーか」
「こっちは既にできあがってるし……」
早速ワインを飲んで酔っぱらってるベアトを見て呆れる戦人。
「とりあえず豆まきしとく!?」
「お前はもうちょっと花見を楽しめよ!」
発案者だろ!と付け足しながらラムダに言う。
「…花見って何するんだっけ?」
「え? あー……美味しいもん食ってお酒飲むっつーのが定番だろ」
「え~、それだけじゃつまんな~い」
「ラムちゃんに同じく~」
あ、思い出したとばかりに……
「あ! あと王様ゲームとかな!!」
「「「何その合コン脳」」」
ドヤ顔で言う戦人につっこむ一同であった。
「王様だーれだー」
とりあえずやってみる事にした。
「はい!」
最初の王様はヱリカのようだ。
「(フフフ……私には主の番号が手に取るように分かりますよ……)」
「……」
なぜなら私と主は一心同体!と早速、不純な事を考えるヱリカ。
彼女の表情を見て、そう察した穹。
何を命令する気なのだろうか……?
「3番は王様にその……あ、熱いキスをおおおお」
……結果。
どうなったかというと……
「…バカね」
「…うん。バカだね」
呆れるベルンと穹。
ヱリカが指名した3番はベルンではなく、ベアトだった。
命令した本人は汚されたと呟いてるが、自業自得なのは明白だった……
「…次の王様は?」
「おっ。次は妾が王様か」
「…ベアト。あんまり過激なのはナシねー」
次の王様がベアトだったので、穹がなるべく過激なのはナシねと注意する。
「んじゃあ、4番は全裸!」
「……」
「…で? 4番は? ちなみに僕は2番」
穹の問いかけにヱリカ以外が指定された番号と違うと手を挙げた。
つまり……
「なんでまた被害者が私なんですか!! だいたい主以外に裸を見せるなんて……」
「ちゃっちゃと脱ぎなさい。穹は見ちゃダメよ……わ、私以外の女の身体を見たら罰ゲームなんだから……」
ベルンに両手で目隠しされる穹。
なんか耳元で囁かれたが、まぁ彼女なりのヤキモチなのだろう。
あとできれば、背中に胸を当てる行為は嬉しいけど、恥ずかしいなら無理しなくても……と穹は内心思った。
堪能できて嬉しかったけど。
「それじゃ今日1日そのままねー」
「こういうのは戦人さんの仕事じゃないですかっ!!!」
「おいっ! 俺の仕事ってなんだよ!?」
その後も戦人が調子に乗ったり、ラムダと羅奈が盛大な豆まきを提案したり、戦人とベアトがイチャコラしてたりと色々とカオスな花見になったとさ。
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。