超次元GAME Neptune with EX-AID 〜What is your name? 〜   作:星ノ瀬 竜牙

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お待たせしました。

4月になり、色々と忙しくなった為
投稿は遅くなります。申し訳ない……


そして、タイトルを全てエグゼイド本編風にしてみました。


小さな工場のPresident!……アヴニールって? あぁ!それって(ry

「だあああ!ムカつくなあ!!

なんだよあの教会の職員!!ふざけてんのか!?」

 

「ほんとだよー!!あったまくるなー!

あの教会の人もだけど、あいちゃんもあいちゃんだよ!

どうして引き下がっちゃうの!?」

 

いきなりだが、こうして俺達が怒っているのには理由がある。

あの後ラステイションの教会に行ったのだが……邪険に扱われたのだ。

 

あぁぁぁあ!思い出すと、また腹が立ってきた!

 

「はいはい、落ち着きなさいな。それに……気づかなかったの?

あの人、女神様に仕える身でありながら女神様を呼び捨てにしていたわ」

 

「たしかに、言われてみればあの人、

女神さんを呼び捨てにしてたです。

呼び捨てにするなんて絶対におかしいです」

 

「どうして?

実は超仲良くてお互いを呼び捨てる

超フレンドリーな関係って可能性はないの?」

 

「ネプ子やエムは知らないと思うけど、

普通なら自国の女神様を呼び捨てにするなんてありえないわ」

 

「まぁ……そうだろうな……普通に考えれば

一般社員が社長を呼び捨てにしてるようなもんだろうし……」

 

そもそもそんな態度をすればどうなるかなど予想できるだろう。

だが、それにもかかわらずあの態度だった……つまりラステイションには何か裏がある筈だ……

 

「それに、プラネテューヌの教会で会った人覚えてる?

性格はちょっとアレだったけど、

普通は例え女神様がその場にいなくても、

あの人みたいに敬意をもって呼ばれるものなの」

 

あぁ……あの変態紳士(ロリコン)の気がある職員さんか……

たしかに性格はアレだが……

プラネテューヌを守護する女神であるパープルハート……だったか。

その女神様に敬意をもっていたのは分かった。

 

「なのにこの国では"たかが女神"扱い……。

絶対おかしいわ」

 

「あいちゃんは、わたしたちと会うまでは世界を旅していたですよね?何か知らないんですか?」

 

「ごめんなさい、コンパ。最近はずっとプラネテューヌにいたし、

ここに来たのだって数年ぶりだからあまり詳しくないのよ」

 

「旅人キャラなのにいざという時に頼りないなー、

あいちゃんはー……けど、安心して。

そんなことでノシするほどブラックなパーティじゃないから!

例えレベルが低くても、ラスボスどころか次回作までずーっと一緒だよ!!」

 

 

というか操作キャラにならなかった事はあったが

ほぼ毎シリーズ出てる気がするぞ……アイエフとコンパ。

 

最早、第2の主人公だよな。

実際セガハードではアイエフは主人公ポジだったし。

 

 

……はて、今俺は何を考えていたのだろう。

凄くメタい事を考えていた気がする。

 

 

「……悪かったわね、頼りなくて。

てか、記憶喪失のアンタにだけは言われたくないわよ!」

 

「それな」

 

「えむえむ。ブーメラン刺さってるですよ?」

 

ごもっともで。

 

「あははははっ、ごめんごめん」

 

「まったく……。とりあえず話を戻すわね。

これからギルドに行ってクエストを受けようと思うんだけど、どう?」

 

「クエストなんて受けてどうするの?

まだまだお金はたくさんあるよ?

ハッ!?もしかして、あいちゃん……

私やこんぱ、エム君に内緒でこっそり使い込んじゃったとか!?」

 

「別に路銀が心細くなったわけでもなければ、

ネプ子みたいにこっそりプリンを買い食いしてるわけじゃないわ」

 

「ぎくっ!?バレてたの!?」

 

「バレバレよ。

……もしかして、気づかないと思ってたの?」

 

あぁ……なるほど、それでこの前……

資金の勘定したら合わないなぁって思ったわけだ……

 

ちょっと O☆HA☆NA☆SHI しないとな……

ナァ……ネプテューヌゥ……?

 

「う、うん……ってあれ?エム君?

なんで近付いてきてるの?あの……もしもし?

無言でにじり寄らないでくれませんか……?

 

うわぁぁん!?お金を勝手に使ったのは謝るから

手の指を素晴らしそうな世界のクズ系主人公さん風に動かしながら寄ってこないでぇぇ!?」

 

「ええい!黙らっしゃい!

貴重な資金を使ってプリンを食ったのはこの口か!?この口なのか!?」

 

俺は手を使い、ネプテューヌの頬や口をぐいーっと指で引っ張ったりする。

 

傍から見ればセクハラとかに見えるかもしれないが

これはお仕置きなので問題ない。

 

はい、そこ。ほんとぉ?って感じの疑いの目を向けない。

 

涙目のネプテューヌを見てナニカに目覚めかけたりは決してしてないからな!してないぞ!!

 

「ふへぇぇぇん!ほへんはひゃいぃ(ごめんさいぃ)〜!

わはひははふはっははら(私が悪かったから)……ひっはははいへ(引っ張らないで)〜!?」

 

ヤバイ、不覚にもネプテューヌに萌えた。

……もうちょっとだけやりたいって邪な感情が芽生えた。

 

 

「コホンッ!」

 

「あ……」

 

「んぇ……?」

 

 

アイエフの咳払いで気付く。

俺とネプテューヌ……凄い注目の的になってた。

 

だよな。こんな事してたらそんな風になるよな!

 

あぁ!?そこのお母さん!

お子さんがこっちを気にしたのに気づいて、よく見かける

シッ!見てはいけません!をしないで!?

されると割と傷つくから!?

 

ネプテューヌもこの状況に気づいたのか顔を赤くしていた。

……是非もないネ

 

 

──エム「いっそ殺せ……一思いに殺してくれ……」

ネプ「うう、貝になりたい……貝に転生したいよ……」

アイ「やれやれ……」──

 

 

「それで……話は戻るけど、思い出してみて。

プラネテューヌではエネミーディスクがあった場所に鍵の欠片もあったのよ。

なら、ラステイションもその可能性があるって思わない?」

 

「おおっ!?さすがあいちゃん!

さっきは頼りないとか言ったけど、

前言撤回だよー!まさしく、汚名挽回だね!」

 

「ねぷねぷ、それいろいろ間違ってるです……。

そして、死亡フラグです」

 

「うん、ネプテューヌ。

それを言うなら、汚名返上と名誉挽回な。

汚名挽回は……うん……誤用じゃないんだけど

なんて言えば良いんだろう……

詳しくはニコ〇コ大百科でも見といてくれ」

 

「色々丸投げしたわね……」

 

だって汚名挽回ってややこしいから……

説明しようと思うとかなり文字数使うし……

 

 

──エム「これが戦争だろうがッ!」

ネプ「それ、今の感じ的に私が言うべきじゃない!?」──

 

 

さて、色々あったが……ギルドにて

モンスターを倒してほしいという依頼を受け、

その依頼主である会社の社長さんのもとに向かう俺達だった。

 

 

「あ、きっとあの人です!

モンスターさんを倒してほしいっていう社長さんは!!」

 

「えー?なんか一回り小さいよ?

社長さんて言うくらいだから、

もっと風格のあるがっちりした人じゃないの?」

 

「ヴァカめ!この世の中にはHappy Birthday!って叫びながらケーキ作る社長や、

人間皆ライダーとかほざく社長や、

三次元(リアル)でシャフ度を使いこなし一人劇場をするゲームマスター 自称神の社長や、幸せなりたかっただけなのに鏡の世界で消滅した社長なんかも居るんだぞ!

そう考えたら小柄な社長が居てもおかしくはないだろ?」

 

「エム……それは全員個性極振りの社長ばっかりよ……?」

 

「世の中、どんな人が居るか分からないもんだね……

というより私としては、

粉砕玉砕大喝采!の社長さんが出なかったのが驚きだよ」

 

俺が例に挙げた社長の話をするとアイエフからツッコミが入った。

ネプテューヌはそれを聞き苦笑いしている。

うん、たしかにあの人も社長だけど……

これ一応仮面ライダーの二次創作だし、決闘者は……ね?

 

にしても……言われてみれば

たしかに日曜日朝八時〜朝八時半の社長は個性極振りが多い気がする。

 

なんであの時間帯の社長は個性が強いのだろうか……

ちょっと疑問だ。

 

「あ、気が付いたですよ。

……顔をしかめたです。手を振ってくれたです。

やっぱり間違いないですぅ!」

 

「向こうの人も、

もしかしたらこっちと同じ気分でしょうね……」

 

「まぁ……記憶喪失の男 一名 記憶喪失の少女 一名

ギルドのメンバー 一名 看護師 一名……

上二名。というか俺とネプテューヌが字面だけ見ると凄い頼りないってメンツだもんな」

 

「でも、実際のところ、一番頼りがいがあるのが

記憶喪失の二名ってのが複雑ね……」

 

「分からんでもない。俺がアイエフの立場だったらそうなるって確信があるし」

 

と、そんな雑談をしていると

向こうの社長さんらしき

ゴーグルをかけたしかに青髪の少女がこっちに来た。

 

「もしかして、仕事を受けてくれた

女の子三人と男一人の四人組っていうのはお前らなのか?

……って、本当に大丈夫なのかよ」

 

「見かけによらないのはお互い様よ。

わたしはアイエフ。

で、後ろの三人がコンパとネプテューヌとエム」

 

アイエフに紹介され

俺は軽く、お辞儀をする。

 

「はは、ま、確かにそりゃお互い様だな

わたしはシアンだ。

この町で、パッセって言う小さな工場の社長をやってる

立ち話もなんだし、詳しい話はうちでしようか」

 

 

────────

 

 

で、そんなわけで……シアンさんの工場に来た……筈なんだが……

 

「あなた、さっき工場の社長って言ってなかった?

ここ、誰がどう見ても食堂よ?」

 

そう、食堂なのである。

何処からどう見ても料理系の店にしか見えないのである。

 

「うちは実家が食堂なんだ。工場はここの隣

話をするならお前らも機械と油だらけの場所より

こっちの方がいいだろ?

ま、好きなところに座ってくれよ」

 

シアンさんにそう言われ

それぞれ席に座る。

 

「じゃあわたしカウンター席とったーっ!」

 

「じゃあ、俺はここかな……っと、色々あるんだな。

お、このWハーフボイル丼サイクロン山葵とジョーカー海苔載せっての美味しそうだな」

 

ネプテューヌの隣に座りながら

ふと、名前のインパクトが凄い品名が

目に留まったので言ってみる

 

Half Boiled〜♪

KAZOERO! OMAENO TUMI WO〜♪

MEITANTEI W!》

 

また幻聴が聴こえた気がする。

CV立木さんな変身道具は俺持ってないんだけどなー……

というか俺の変身道具ってCV影山さんなんだけどネ。

 

 

「エムはエムで何で普通に注文を見てるのよ……

というか凄い名前ね……そのどんぶり……」

 

「名前のインパクトは凄いよな。このどんぶり。

食べたら、ありとあらゆる情報を調べる事ができるようになりそうな名前だけど……」

 

「あ、わたし知ってるよ!

それって、ズバリ!地球(ほし)の本だn……ムグ!?」

 

「はいはい、探偵ライダーはこの世界じゃ(多分)出ない(と思う)から

能力名言うのやめような」

 

俺の発言にズバッとネプテューヌは言おうとするので

口を塞いで、言わせないようにする。

 

「ムググ……ぷはあっ!

……それにしても実家が食堂なんていいよね。

パフェでもプリンでもなんでも頼み放題なんだよね!」

 

「自分の家で頼み放題しても仕方ないだろ?

それに、工場の稼ぎだけじゃ苦しいから母さんが

ここを片手間でやってくれてるんだ。

ただで贅沢はできないよ」

 

あ、この娘……良い娘や……立派な娘さんやで……ううっ……

 

「えむえむ、どうして泣いてるです?

あ、ティッシュどうぞです」

 

「いや……親の為に頑張れる良い娘なんだなぁ……って思ってさあ……あ、ティッシュありがとな……こんぱ……」

 

ズズズピー……チーンッ!

 

と鼻をかみながら、俺は涙を流していた。

 

「よ、よしてくれ……恥ずかしいだろ……」

 

恥ずかしそうにシアンさんは頬をかく。

別に恥ずかしがらなくてええんやで……

 

「コホンッ!」

 

「「あ」」

 

────────

 

「……それで、さっそくだけど

仕事の詳しい話を聞かせてくれないかしら?」

 

切り替えるの早いな……アイエフ……

 

「あっ、あぁ。

単刀直入に言うと、アンタ達には

交易路のモンスターをどうにかしてほしいんだ。

 

……少し前まではモンスターなんて居ない安全な交易路だったんだが、

最近モンスターが出るようになっちまってさ

そのせいで、せっかく作った商品の流通が滞っているんだ」

 

なるほど……それはおそらくエネミーディスクの仕業だろうな……

つまり、アイエフの予想通りって事か。

 

「ビンゴね。

いいわ、その依頼、確かに受けたわ」

 

「助かる。ただでさえアヴニールのせいで(・・・・・・・・・)

こっちは景気が悪いっていうのに、

それにモンスターまで加わって(・・・・・・・・・・・)たまったもんじゃなかったんだ」

 

「………?」

 

「シアンさんシアンさん。

その あぶにいる? って何ですか?」

 

「何だお前ら、アヴニールも知らないのか?」

 

「はいです。

ラステイションには今日来たばかりなので、

何もわからないんです」

 

「アヴニールっていうのは、

実質このラステイションを支配している(・・・・・・・・・・・・・・)大企業だ

家電から武器や兵器までなんでも作って、

その製品ラインナップの多さと低価格で

ほぼ市場を独占していると言っても過言じゃないんだ

おかげでこっちの商品は種類も価格もアヴニールに負けて物は売れないし

下請けをさせてくれるわけでもないしで、

今月に入ってから知り合いの工場も……

何件潰れたことか……!」

 

「酷いな……そんな会社が存在するとは……」

 

「そうです! どくせんきんしほーいはん です!」

 

にしても偶然か……?

まるで……アヴニールが動きやすくする為に

エネミーディスクが交易路に出現したみたいだ……

 

敵になりそうな工場を潰す為みたいで……

偶然にしては……あまりにも出来すぎてる……

 

まるで裏から誰か手引きしているような……

まさか……あの魔女か……?

 

クソ、情報が少なすぎる!……だけど確信できる

アヴニールって会社が一枚噛んでいるって事は……

 

教会の職員が女神をあんな風に扱うのも……

エネミーディスクの件もおそらくだが……

だからといって迂闊に動けばまずいな……

 

手詰まりか……クソッタレ……

 

「エ……?……ム……!

エム!」

 

「ぬおおお!?

なんだよ!?いきなり耳元で大声だすなよアイエフ!」

 

「あんたが反応しないからでしょうが……

どうしたのよ?黙り込んだりして、考え事?」

 

「あ……えっと……そうか……悪ぃな。

んー……ま、そんなとこか……

でも多分俺の考え過ぎだと思うし気にしないでくれ

それで?これからどうするんだ?」

 

「聞いてなかったのね……」

 

「ははは……悪ぃ悪ぃ……」

 

「はぁ、まぁ良いわ……簡潔に言うなら、

今から例の交易路に行くのよ。エネミーディスクを探しにね」

 

「ん、了解。じゃ、とっとと行くか」

 

そんなわけで俺達は

その交易路……西風の吹く渓谷に向かうのであった。

 

-WHAT'S THE NEXT STAGE?-




[ギルド]
無印においては、各大陸の住人でありながら、
該当する大陸の守護女神以外の女神を崇拝する「異教徒」が集まって作った組織である。
基本的に地下組織であり、
ギルドの街であってもそうと気づかれないようにカモフラージュした上で日々を送っている。
純粋に信仰のみを推し進める穏便派と、積極的な異種排除を行っている強硬派に分かれている。

また、この設定は無印のみであり、
Re-birth1や無印の次作であるmk2以降では
通常の仕事斡旋組織となっている。

国のシェア(支持率のようなもの)を上げるための活動に必要な仕事も貼っているので
女神も利用しているとか。


[シェア]
各守護女神が治める大陸の勢力。
サブイベントやコロシアム(Re;Birth1のみ)をプレイすることで増減する。
ただし、四大陸と「その他」での合計値が決まっており、
どこかの大陸を増加させた場合は別な大陸のものや「その他」のシェアが減少する
(どこが増減するかはサブイベント毎に決まっている)
特定のイベントの発生や、該当大陸の守護女神の能力に影響する。

作品内での設定としては女神の力の源といえるエネルギーであり、
このシェアのエネルギーが少なくなれば女神自身の体に影響が出てくる
(具体的には体調を崩したり、上手く力が入らなくなったりする)

また、この世の中の何処かにはシェアのエネルギー(通称シェアエナジー)を無力化する
アンチクリスタルなる赤い水晶や、
シェアエナジーとは反対の力であるネガティブエネルギーなるものもあるとか。


誤字 脱字等がありましたら、
ご報告お願いします。m(_ _)m

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