短いですがどうぞ!!
「いよいよ明日だね」
「楽しみだな」
「肉が食べれる!」
「お菓子も!」
「何時も食べてるでしょう・・・」
そう明日はクリスマス。事前にスザクから明日は一日オフと言われ皆ソワソワしていた。
「スザクさんは優しいですね」
「ああ、俺達新入りにも気を使ってくれるし」
「はい、尊敬できる上司です」
「うむ、スザク様はまさに理想の主だな」
サヨ、イエヤス、スピア、ヌマも明日に合わしてフリーウイング本体に合流していた。
「私達の方も同じ気持ちよ。あの日スザクと同盟を結んだのは間違いなかったわね」
「アイツはオールベルグ全員を相手に無傷で勝った化け物だ。敵対してたらと思うとゾッとする」
「私達オールベルグに狙われた者は皆死を迎えます。しかし、スザク様だけは違った」
メラ、ギル、ドラもオールベルグ本部から戻って来た。
「今の状況昔じゃ考えられなかったな~」
チェルシーもナイトレイドから休暇をとりフリーウイングアジトへと戻って来た。
フリーウイングに在籍している者達は様々だが思いは一つ。スザクを支え、帝国を変える。この一つに集約される。
スザクにスカウトされた者。
命を救われた者。
敵だったが、正しき事を教わりスザクについた者。
途方に暮れていた所を助けられた者。
皆スザクと言う人物に触れ、スザクの道に賛同し共に歩むと決め今に至る。
「あ、スザクから好きな物買ってもいいって伝言預かってた。買う時に傭兵の方につけとけって言っていたわ。後からスザクが払いに行くって言ってた」
「リーダー太っ腹!!」
「よし!上質な肉を買いに行くぞ!!」
「私は今まで買えなかった高級お菓子を買いに行ってくる!!」
言うや否やアカメとクロメは目的の店に向かって走り出した。
「まったくあの2人は・・・」
「ううん、今4人に増えた」
「え?」
コルネリアが呆れているとタエコが更に増えたと言い、コルネリアは疑問の声をあげた。
「ガイとポニィも走って行った」
「はー・・・私達も行きましょう」
「うん」
コルネリアは頭を抱え、メラ達とチェルシー以外の全員で買い物に向かった。
「それじゃ私も行くわ」
「貴方は何を買うの?」
「私はお酒。竜船の時にスザクに教えてもらったお店に行こうと思うの」
「私達もついて行ってもいいかしら?」
「いいわよ」
チェルシー達は帝都の隅に向かった。
一方フリーウイングアジトでは・・・
「よし!ツリーの飾りつけは完了ね」
「テーブルのセッティングも終わったよ」
「後は部屋の飾りつけね」
フリーウイングアジトではエア、ルナ、ファルの3人娘が明日のクリスマスの為に飾りつけをしていた。
「それが終わったらご主人様の手伝いに行くわよ」
「うん」
「はーい」
スザクは現在明日のクリスマスパーティーに向けて料理の仕込みをしていた。
そして翌日
「全員グラスは持ったな」
スザクの言葉に全員頷きグラスをあげた。
「では、乾杯!!」
『『『乾杯!!』』』
ガチャとグラス同士がぶつかる音が響き渡る。
「今日は日頃の疲れを癒せよ。っと言っても一週間後にも同じ事をするけどな」
スザクの話はきかず殆どの者が料理に夢中だった。
「全く仕方ない奴等だ」
「仕方ないじゃない、皆楽しみだったのだから。特に貴方自らの料理よ?それを前にして我慢できるなんて事ないわよ」
「そっか・・・」
「今は楽しみましょう、折角なのだから」
「そうだな」
そう言いスザクと、チェルシーはカンとグラスを合わして乾杯した。
「そうだ、これを」
そう言い取り出したのはラッピングした箱だった。
「これは?」
「クリスマスプレゼントだ。全員に買って来た開けてみろ」
チェルシーは箱を開けた。そこには紅茶の茶葉が入っていた。
「前にふと立ち寄った店で飲んでみて、お前好みの味だったから多分気に入ると思うぞ」
「ありがとうねスザク。これはお礼よ」チュ
チェルシーはスザクの唇に自分の唇を合わせキスした。勿論この光景は皆見ており、スザクがプレゼントを渡すと女性達がお返しにキスをする事になった。