やはり俺が魔法少女?なのは間違っている   作:磯山ゲル

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こんばんにちは
磯山ゲルです。

また、約1年ぶりの投稿となります。
なんだかんだで書きたい気持ちはあっても他の事に気が行っちゃって投稿できずじまいで申し訳ないです。
そしてお話も進んでいない…。

ま、まぁ、今後もね、頑張っていこうと思うので、うんとりあえず読んでいただければと。

ではどうぞ


決意…そして再びの…

「ごめんね、レイジングハート…。」

 

ひび割れたレイジングハートはぼんやりと光るだけで何も言わない。

 

「自己修復機能は作動させたから大丈夫だよ。すぐ直るよなのは。」

 

「うん…。」

 

ユーノ君に言われ私はベットで横になった。電気を消し天井を眺める。

 

————————私、強くならなきゃ。

 

そう思った。

あの子に勝ちたいっていうこともあるかもしれない。

あの人に助けてもらってばかりが嫌だからかもしれない。

でも、何かもっと違うことのため…。

それが何かはわからないけれど今のままじゃいけない。

そういう気持ちが強くなっていた。

 

八幡side———————

 

朝日が昇り始めている。

こんな朝早くから目が覚めちゃうから小学生って怖いな…。

 

『主様?どうしたのですか、こんなに朝早くから。』

 

『白か、いや昨日のことを考えていたんだ。』

 

『昨日ですか、たしか彼女たちとは異なった勢力…。今後の対応ですか?』

 

『まぁ、そうなんだがな。今後俺はどういった風に関わっていくべきなのかと思ってな。』

 

完全に敵と言い切ってしまえればそれでよかったんだが、昨日ユーノから聞いた話では高町はその敵対している少女としっかりと話したいんだと思う。

何故そう思ったか?

それは、高町・バニングス・月村の三人と友達となるきっかけを見ていたからだ。月村がバニングスからいたずらをされていたころに高町が正面切ってバニングスに問い詰めた。二人は喧嘩になったがいたずらをされていた月村が喧嘩中の二人をノックアウトし、収拾がつかなくなってしまったところで俺が仲裁に入り4人でつるむようになったのだ。

 

…まぁ、何が言いたいかというと。高町はまっすぐなんだ。ただひたすらに前だけを見る。もちろん立ち止まることもあるだろうが、必ず再び歩き出す。そんな少女なのだ。

 

「だからなのか…。」

 

俺が今も前を向けているのは。過去…生前にあったことを忘れてはいないが今の比企谷八幡とはまた別であると割り切れているのは。

 

「まぁ、考えてもしょうがないことか。」

 

『白』

 

『はい、主様。』

 

『今日の訓練を始めるとしよう。今後も必要となりそうな技をもう一度体に覚えさせておきたい。』

 

『承知いたしました。』

 

 

 

———なのはside——————

 

「であるからして、目に見えている月が形を変えるのは…」

 

授業を受けているときに横から視線を感じてみてみるとアリサちゃんがフンっと視線をそらした。事情を話せないからまだ怒っているんだろうなと少し寂しくなってしまう。

八幡君は、アリサちゃんの後ろの席でぼーっと外を見ていた。

 

————何を考えているんだろう?

八幡君は事情を話していないけれど、いつものように接してくれている。

そんな彼は、私の今の事を知ったら「そうか…。」なんて言うだけで特に何も変わらないんだろうか?それともびっくりしてくれるんだろうか?

そんなことを考えてしまった。

 

 

授業も終わり、スクールバスから降りると電柱の陰からユーノ君が出てきた。

 

「なのは。」

 

「ユーノ君」

 

ユーノ君の首にはレイジングハートがぶら下がっていた。

 

「レイジングハート、治ったんだね。」

 

「condition green」

 

「また一緒に頑張ってくれる?」

 

「all light my master」

 

「あっ」

 

レイジングハートが自分の事をマスターと認めてくれたことに驚いて小さく声を上げていまった。レイジングハートを優しく手のひらで包み込み目を閉じる。

 

(これからもよろしくね。レイジングハート)

 

心の中でそう伝えた。

 

 

———場所は変わって工場地帯。

 

私は道の真ん中に落ちているジュエルシードを横目に、こちらに向かってくるあの子の方へと歩を進める。

彼女もまた、こちらへ向かって杖を構える。

 

「あの…、フェイトちゃん?」

 

「フェイト…テスタロッサ。」

 

彼女は一瞬驚いていたが、答えてくれた。

 

「うん、私はフェイトちゃんと話をしたいだけなんだけど…」

 

「ジュエルシードは、譲れないから。」

 

「私も譲れない。理由を聞きたいから。フェイトちゃんが何でジュエルシードを集めてるのか。どうしてそんなに寂しそうな瞳をしているのか。…私が勝ったらお話、聞かせてくれる?」

 

風が吹き抜ける。

 

私とフェイトちゃんが駆けだす。

 

————瞬間、私とフェイトちゃんの間に青い光が入り込んだ。

 

「そこまでだ!」

 

私とフェイトちゃんの動きが封じられた。

間に入った男の子が手をかざし身分証のようなものを出す。

 

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。」

 

ユーノ君とアルフさんが驚いている。

 

「さて、事情を聞かせてもらおうか。」

 

男の子は私とフェイトちゃんを交互に見る。

私は何が何だかわからなくて動けなかったけれど、アルフさんがクロノと名乗った男の子に攻撃し、それを防いでいた。

 

「フェイト、撤退するよ!」

 

アルフさんの攻撃をクロノ君は私ごと守ってくれた。

煙で見えなかったけれど、クロノ君が攻撃し、アルフさんの「フェイト!」という声が聞こえたところで煙が晴れ始めた。

 

負傷しているフェイトちゃんに抱きかかえているアルフさん。そして攻撃しようとしているクロノ君。

 

「だめぇ!撃っちゃダメぇ!」

 

私が声を上げるとクロノ君がこちらを向く。

 

だけど準備された攻撃は発射されていて…。

 

 

「だめぇ!」

 

その攻撃はフェイトちゃんに向かっていく。

 

(フェイトちゃんを助けて、ユーノ君、白さん…

 

 

八幡君!!)

 

 

 

 

 

パキィィィン!

 

フェイトちゃんに向っていた攻撃は光の粒へと姿を変えた。

 

「行きなさい。その子のけがを治してあげなさい。」

 

凛とした声に反応して、アルフさんとフェイトちゃんがこの場から姿を消す。

そしてこの場に残ったのは四人。

私、ユーノ君、クロノ君、そして…

 

「白さん!」

 

今までフェイトちゃんたちがいた場所に立ち、クロノ君の攻撃を切り捨てた白さんは頬をポリポリと掻く仕草をしながら苦笑する白さん。

 

「えーっと…、逃がしちゃダメだったかしら?」

 

茫然とするクロノ君の前にモニターが表示される。

モニターには緑色の髪をした女の人が写っていた。

 

『クロノ執務官、お疲れ様。』

 

「すみません艦長、片方逃がしました。」

 

『うん、まぁ大丈夫よ。詳しい事情を聞きたいわ。その子たちと彼女をアースラまでご案内してね』

 

「了解。」

 




いかがでしたでしょうか?

八幡がいいとこどりをしすぎているのはしょうがないですね。
だって今まで見たアニメキャラの男性では1・2を争うほど好きなんですもん。

まぁ、なにはともあれ正直作者的にも投稿できてホッとしています。
今後もどうか末永くよろしくお願いいたします。

ご感想などもお待ちしていますのでどしどしくださいね。

あ、追記ですが、
白さん状態の絵とかあったほうがいいでしょうかね?
色なし状態であれば何とか投稿とかできるかもしれないですが…。
そちらのほうについてもご意見お待ちしています。
ではまた次回お会いしましょー

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