失踪者磯山ゲルでございます。
一年ぶりぐらいに投稿させていただきました。
え?なんでこんなに間が空いたのかって?
…アレだよアレ。
…すいません。急になんか書けなくなりまして。
ま、まぁ久々の投稿で展開もグダグダですが許してください。
とりあえずどうぞ
「これで何合目になるんだよ…、いい加減疲れてきたぞ」
俺は〇ンボイもどきから距離をとってそうつぶやく。
あいつは、俺がコアの場所を調べた後に動きを変えてきた。コアのある胸の位置を隠すように腕で覆い、背中から新しい腕を生やして攻撃したり防御したりしてきたのだ。正直なところ斬撃では今のあいつには傷をつけることしかできていない。
『あの異相体は、今の状態が一番の状態のようですね…。ですが今が一番ということはこれ以上はないはずです!主様の斬撃で真っ二つにしてしまいましょう!』
「いや…、斬撃が効果ないのに何で真っ二つだよ…。てかあのジュエルシード?とかいうのも切っちゃって大丈夫なものなのか?」
…こいつは本当になんというか残念度が増してきているよな。
『私に主様の魔力で炎の力を付属していただければ可能です。』
「そうかい…。ここ2年間でそんなこと聞いたことなかったけどな。」
『そっ、それは申し訳ありません。その…、主様の剣術があまりにも見事だったもので忘れてしまっていました。』
「はぁ…。そういうことはちゃんと事前に言っておいてくれよ?今後もこう言った戦いがあるかもしれないからな?」
『はい!申し訳ありませんでした!』
「今回はいいや…。とりあえずその方法で行くしかなさそうだな。…やるぞ。」
俺は数メートル先で様子を窺っているコンボ〇をみる。
白の言っていた炎を纏うことは恐らくだが…できる。白に教わらないでも自分でできるんだろうというのがある。
(しかしまぁ、影縫いをして動きを奪ったとしても少しばかり時間が足りなさそうなんだよなぁ…)
どうしたものかと頭を悩ませていた時にソレは起こった。
「GOOOOOO!?」
——————————————地面…、いや空間が揺れコンボ〇がバランスを崩す。
(今だ!)
俺は瞬動を使って奴の背後へ一瞬で回り込み具現化させた影の小太刀を放り投げる。
「影縫い。」
これでバランスを立て直した後すぐに奴の動きを止められる。
そうして俺は頭の中に浮かぶイメージを言葉にして具現化する。
「わが焔よ。我に従い力となりて現界せよ————。」
俺の周囲に熱が舞い、炎に代わっていく。
「わが刀に纏いて、我に仇名す力を灰燼と化せ。———鬼炎————。」
俺の周囲を舞っていた炎が白の刀身に集まる。
白の刀身には色が変わり白色になった炎がオーラのようにゆらゆらと揺れていた。
『主様、今のは…、それにこの炎は————。』
「白。」
『は、はい』
「行くぞ」
『はい!わが力、主様とともに!』
俺は影縫いの効果が切れこちらに攻撃を仕掛けようとしている奴に刀を振るう。
「弐の太刀ー浮雲ー」
刀は振るわれた鉄腕をするりと通り抜け胸の前にある二本の腕をも通り抜ける。
————ドロリと奴の腕が落ちる。切断面は赤いペンキのようになっており、地面に落ちるとコンクリートをも溶かしていった。
「GOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
「悪いがもうここまでとしよう。伍の太刀————神成————。」
いうなれば牙突と類似しているこの技は俺が持っている中でも最速。
奴の体を突き抜けて地面に着地する。奴の体には刀が通ったとも思えない大穴が開いていた。
「これで終了だな。」
奴の体は崩れ落ちジュエルシードが姿を現す。
刀を振るうと白色の炎は霧散した。少しばかり周囲の気温は上がったと思う。
「ジュエルシード封印っと。」
ジュエルシードを白の刀身へとしまい込む。
『お疲れ様です主様!最後の攻撃凄くかっこよかったですし、お美しかったです。』
「いや美しいとか言われても…、まぁいいか。」
興奮気味の白の言葉を半ば諦め気味に受け取った。今回の戦いは終わったが…、
「あの振動が気になるな…。」
『恐らく大きな魔力がジュエルシードに影響を及ぼした結果でしょう。向かいますか?』
「そうだな、ここまで魔力の余波が来たんだ。少なくとも無傷ってわけないだろうからな…、行くか。」
『かしこまりました。』
そう言って俺は地面を蹴って先ほどの振動の震源地へと向かった。
———————————————————
ユーノside
なのはとあの金髪の女の子の魔力衝突でジュエルシードが暴走してしまった。
その暴走で強い次元振を起こしてしまい二人のデバイスがボロボロに傷ついてしまい、ジュエルシードも金髪の子に取られてしまった。
「なのは…。」
僕の呟きはなのはには届かない。そんな時だった、
「ここで一体何があったの?」
凛とした声。
忘れもしない僕がなのはと出会った日、敵を倒して油断して襲われそうになったなのはを助けてくれた人の声。
「白さん!」
「お久しぶり…かな?ユーノ君で会ってたわよね?」
「はい、そうです!」
僕がそういった後白さんはちらりと僕の奥に視線を移す。
「それで、一体何があったのかしら?」
なのはを見ているんだ。
なのはは今あの場から動けないでいる。戦いの消耗もそうだけどジュエルシードの暴走で受けた魔力のダメージが多いからだろう。そのことを含めて僕は白さんに今日の戦いの事を伝えた。
「…そう。そんなことがあったのね。」
そうつぶやくと白さんは何かを考えるように顎に手を当ててなのはを見ている。
(何を考えているんだろう?)
「…あ。」
何かを思い出したように顔を上げた白さんがこちらを振り向く。
「そういえば、さっき別の場所で封印したの忘れてたわ。これ、集めているんでしょう?」
白さんがかがんで手を差し出す。
僕が何だろうと思い手のひらを覗き込むとその手のひらにはジュエルシードがあった。
「は、白さん!これ!え?!」
「あなたたちが封印しようとしてたジュエルシードとはまた別の場所で見つけたのよ。ほら貴方に返すわ。」
「ありがとうございます!」
僕は彼女からジュエルシードを受け取った。
(僕らが戦っている間に、別の場所でもジュエルシードは発動していたんだ…。もし白さんが見つけてくれていなかったら…。)
町に被害が出てしまっていた。
そんな考えをしてしまい、僕は自分が情けなくて下を向いてしまった。
「ここで落ち込むのはあまりよくないわよ。」
そう言って白さんはなのはの方へ歩いていく。
そして立ち止まって僕の方を向いた。
「どうしたの?あなたは彼女のサポート役でしょ?一緒に来ないの?」
僕はハッとする。
(そうだ!僕がなのはを回復してあげないと!)
「はい!行きます!」
僕は白さんが歩いた後に続いてなのはのもとへと向かった。
うん、八幡が八幡じゃないのはわかっているんですよ。
誰だこいつ状態ですが勘弁してけろ。
しかしお話は全然進展せず。
申し訳ないです。
今後も気が付いたら
アレ?話数増えてる。みたいなことあると思います。末永くどうか本作品をよろしくお願いします。
感想質問評価いただけると嬉しいです。
それではアデュー