やはり俺が魔法少女?なのは間違っている   作:磯山ゲル

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新たなる一歩を

「っ!ばかやろう」

そう言って俺は駆け出しこちらに向かってきていたあざとい後輩を突き飛ばした。あざとい後輩に向かってきていたトラックは俺の目の前に来ていて…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぎぁ!おぎゃあ!」

「おめでとうございます。元気な男の子ですよ。」

(は?)

俺は状況判断のために脳をフル回転させた。

(手がちっちゃくて、知らない人が回りにいて…、声もおぎゃあしか出ない…フム)

 

「おぎぁああああああ」(生まれ変わってるうううう!?)

__俺、比企谷八幡は生まれ変わってしまったようだ。

 

…マジでか

 

 

横になっているのが母親で、その手を握っているのが父親とすぐに理解できた。

母親の方は髪はつややかで黒髪ロング、顔は美人よりかはかわいいといった方が合いそうだ。

(らき☆〇たのこなたのおかあさんっぽいな。父親は普通にかっこいいサラリーマンって感じだな。)

そんなことを考えていると俺は、看護師さんの手から母親へと手渡された。

母親と父親は、うっすらと瞳に涙をためながら笑っていた。

「ずっと決めてたんだ、男の子が生まれたら八幡って名前にしようって。」

と父親がいい。母親は、

「今日からよろしくね。八幡。」

と微笑みそういった。

 

(また八幡かよ。)

(前世って言っていいのかわかんないけど。もう終わっちまったことだからな。あいつ助かってればいいけど、

確認する方法もないし、しょうがねえか。)

 

―――――この世界で一生懸命生きていこう―――――

 

 

――2年後――

やっとしっかりと歩けるようになって、家じゅう歩き回っていた。

この2年間で分かったことは、苗字は比企谷、また同じ名前の同じ苗字かよと思ったがまあよしとした。

父親の名前は、龍斗(たつと)というらしい。性格は明るい。昼間も家にいる。なんの仕事をしているんだろうか?

母親は紗奈(さな)。専業主婦でおっとりとした性格でいつもニコニコしている。

そして俺が今住んでいる場所は海鳴市という場所で海も近く自然も多い地域だ。

そこの一軒家としては大きめと思われる家に住んでいるのが比企谷(ひきがや)家である。

 

俺は取り敢えず色んな本を読むことにした。父親も読書家らしく書庫がなん部屋かあるぐらいだ。

よたよたと歩きながら俺は本を探す。一応前世と同じ世界だと思ってはいるが自分がいた世界の別世界って事もあり得る。

(歴史系の本を読み漁ってみないとな…)

 

そうして本を読み始める。

(フム…、あんまり変わらないな。もとの世界で死んでから直ぐに生まれ変わったんだったらあいつが無事かどうかも確かめられるんだがな。)

 

 

そうして情報を集めるため八幡の冒険は始まるのであった------

 

 

 

 

はい、また数年立ちました。今日は小学校の入学式です。…え?展開早すぎだって?

バカお前、俺の生活なんていたって普通だったわ。結論から言わせてもらうとこの世界は以前の世界に限りなく似た別世界って事だ。

なぜわかったって?総武高校が無いからだ。それだけじゃ根拠は薄いだろうがまぁ色々調べた結果だしはしょるぞ。

俺は誰にたいして言ってるんだろうな(すっとぼけ)

 

「八幡、忘れ物はない?ハンカチは持った?」

母さんが心配そうに俺を見る。そのお腹は大きく入学式には同行できないので俺と父さんだけで行くことになっている。

「大丈夫だよ、母さん。父さんもいることだし、今日は入学式だけですぐに帰ってくるから。」

「紗奈、俺もついてくんだし大丈夫だって。それよりも一回写真撮ろう!ほら、二人とも並んで。」

父さんは三脚にカメラをセットし、ドアの前に俺と母さんを立たせる。

「よし!それじゃあいくぞー。笑って笑って。」

走って俺の隣に立ちカメラを見る。

カメラが光り、三人並んだ姿をうつした。

 

三人での入学式前の撮影を終え、母さんが見送る中、俺と父さんは私立聖祥大付属小学校へと向かった。

 




はい!ゲルでございます。
最後まで読んでくださった方感謝です。

ご意見ご感想ご指摘お待ちしております。

次回は未定です。ではさらば!

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