ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

8 / 63
ぽわぁ~おぐちょぐちょぐちょ

書いてたらポケモンやりたくなってきた…USMのストーリーがもっかいおんなじ事する感じがダルくて、進まないんですよね……


8 放てZワザ、熱き心に乗せて。

茜「前回のあらすじ。葵ちゃんが強いから弦巻先輩がゼンリョクやー」

ずん子「茜ちゃん、誰に話してるんですか?」

茜「お空のお星さまやな」

ずん子「そうですか…茜ちゃんはメルヘンですね」

茜「める…へん??」

ずん子「いえ、いいです。

では引き続き二人を応援しましょう。」

茜「せやなーさあみんなも葵を応援したってな~」

モンスターボールを四つ放ると、中から出てきたポケモンは3匹が“コラッタ“最後の1匹は…………

 

ゲル状のピンク「セヤナー」

 

ずん子「え…?茜ちゃん、このピンク色の子は一体??」

 

茜「ああ~この子の名前は『えびふらい』や」

 

えびふらい「ヤデー」

 

ずん子「………………えーっと、何ていうポケモンですか?」

 

茜「えびふらいはな~メタモンや。

なんでか色違いのメタモンやな~」

 

えびふらい「エビフライー」

 

ずん子「…………えっと、ポケモン図鑑は…っと」

 

ポケモン図鑑『メタモン。へんしんポケモンーー』

 

ずん子「あ、ほんとにメタモンですね……」

(たとえピンク色でもゲル状でも作画崩壊の呪いを一身に受けていそうでも、あの子はメタモンなんですね…)

 

えびふらい「ヤデー」

 

 

 

 

葵(弦巻先輩は、伝説のポケモンサンダーをどう使いこなすのかな……)

マキ「行くよ。葵ちゃん。

ライディーン、でんきショック」

 

ライディーン「ハアッ!」

 

ピシャーン。音速を超える破裂音が耳を突きトリトディアを囲む。

 

トリトディア「ぽわわっ!?」

 

葵「トリトディアにでんきショックを?

でもじめんタイプには効果が無いはずなのに」

 

マキ「葵ちゃん。ポケモンのワザには使い方があるんだよ。直接効果が無くてもね。」

 

ビリビリと弾ける電気が檻のカタチを取る。

そして

 

葵「でんきショックが黒くなっていく!?」

 

地面の砂鉄を付着させ、本物の鉄の檻となる。

 

 

マキ「これでトリトドンは戦えないよ。」

 

葵「でんきショックにこんな使い方が……!?」

 

ライディーン「何故か我一人でやると成功しないのだがな……何故なのだホント」

 

マキ「強くても力が全部制御出来ない。だからトレーナーと戦うポケモンがいるんだよ。

貴方みたいにね、ライディーン。」

 

ライディーン「ふむ。そうだな。」

 

葵「やっぱり、弦巻先輩は凄い。」

 

 

琴葉葵が弦巻マキを知ったのは、ロケット団というポケモンを使った悪の組織の首領、サカキとの闘いの様子を放送したニュース特番でだった。

その時のマキはピカチュウとリザードンを使い戦っていた。

一方、サカキが使用したのは伝説のポケモン。何故か当時を知る人は全員サカキの使用した伝説のポケモンについては口を閉ざしていて、現場にいた者以外は分からなくなっていた。

もしかすると、そのポケモンは……。

 

 

葵「弦巻先輩。私、貴女に憧れてトレーナーになりました。

だから、貴女に勝ちたいです。」

 

そう言って、葵は蒼のブレスレットを装着し、自身の首の前で交差する。

 

マキ「そのブレスレット…まさか!」

 

--円を描いて腕を下ろし

 

葵「負けたくない。たとえ伝説のポケモンでも。

だって、弦巻先輩は昔--私と同じ年の頃に……」

 

その手をしっかりと握りしめ、拳を前に突き出す。同じくもう一方の手を握り腕を重ねる。

 

葵「弦巻先輩。ゼンリョクって、言いましたよね。お願いします。」

 

海の流れを感じさせる流水の動き。

 

 

葵「私は今--ゼンリョクです。」

 

 

蒼のブレスレットから放出される青の光が、ミネルヴィの美しいカラダをより一層輝かせる。

 

 

マキ「ライディーン!!私たちも行くよ。」

ライディーン「ああ!」

 

ライディーンの帯電している光が輝き、ヒト型のカラダが本来の姿へ変わり--羽ばたく!

サンダー本来の姿が現れる。

 

バチバチと鳴る雷の力がライディーンの一点に集中する。

 

葵「行きます、弦巻先輩!!」

マキ「行くよ、葵ちゃん!!」

 

葵「ミネルヴィ。スーパーアクアトルネード!!」

マキ「ライディーン。かみなり!!」

 

ミネルヴィ「ーーー!!!」

ライディーン「ハアアアアーーッッアアアアアーー!!!」

 

ミネルヴィを中心に巻き起こる巨大な水の渦が

ライディーンの全身から放たれる電光の神鳴りが激突する。

 

 

 

オーキド「--いや、こんな場所でそんな大技使ったら衝撃で研究所が倒壊あああぁぁぁーー!!??」

 

 

 

マキ・葵「……………あ。」

 

既にポケモン達がワザを放つ瞬間、ぎっくり腰で動けなくなってそのまま放置されていたオーキドのツッコミが入った。

もはや水のZワザと電気の大技は止まらない。

 

ずん子「あーこれはもう間に合いませんねえ。グッバイ研究所。」

 

オーキド「誰か止めてえええーー!!」

 

オーキドの悲痛な叫びに応えるかのように、奇跡が起きた。

日差しが唐突に強くなり、スーパーアクアトルネードの威力は半減し、元々の命中不安に加えてどろばくだんの命中デバフを喰らっていたライディーンのかみなりは日差しの影響で狙いが逸れて少しだけスーパーアクアトルネードに擦って別の場所に落ちてしまった。

 

オーキドのカラダに。

 

 

オーキド「あぎゃあああああああーー!!!???」

 

 

 

こうして、弦巻マキと琴葉葵のバトルの決着はお流れとなり、便宜上引き分にした。

 

 

 




弦巻マキVS琴葉葵のバトルはオーキドアタックによりまたの機会になりました。
きりたんは負けてゆかりに自ら弟子入り(するつもり)
葵ちゃんはどうするのでしょうか……?

残るバトルは東北ずん子VS琴葉茜。
ここまでびっくりするほど目立たない二人のバトル。
どんな地味もんになるやら。ヤレヤレ……



キャラクター二次設定紹介。

弦巻マキ(17)
タマムシ学園高等部2年生実戦科所属。

人当たりが良く誰とでも仲良く出来るが、ゆかりと正反対の博愛的な性格で、情で一方に肩入れすることは少ない倫理主義者。
幼い頃に母を亡くしているのは共通。

得意科目はワザ定義理論学。苦手科目はレンタルバトル。
経験でゆかりに劣っているが、才能と発想でギリギリ離されないようにしている。

これは断じてマキくんがサボっているわけでは無く、ゆかりくんの実戦経験の豊富さと、常に環境と地形を把握し続けて隙の無い行住坐臥が異常なのである。
才能だけ比べたらゆかりくんがマキくんと対等な相手になるはずが無いのだが、先んじている。
この異常性に気づけている者は今の時点でワシ以外はいない。

服装は帽子着用、少しだけボーイッシュ寄り。だがスカート。それが良い。良いのじゃ。
メガゴーグルと黄色のZリングを装備。 

彼女のバトルは、これまでの限界と言う名の常識を根底から覆し、ポケモン協会からはチャンピオンの座に着くことを期待されている。
借金も協会に押し付けたらいいのにのう……。


パーティー
ピカチュウ(ブライト) Lv88
リザードン(ブラスト) Lv96
サンダー(ライディーン) Lv63
???
???
??? 


琴葉葵(11)
タマムシ学園初等部コンテスト科6年生。
編入段階で全教科学年最優秀点であるため、主席である。
この世界のコンテストは、見た目審査とコンテストバトルがあるため、バトルの腕は実戦科にも迫るもので無ければ通用しない。

弦巻マキに憧れたのは、ピカチュウを進化させずにトップクラスに立つ拘りを持って戦う姿。
だが、マキは進化させ無いのではなく進化させておく必要が無いだけだということを後に知る。

姉の茜とは別の地方に住んでいたが、一緒の寮で暮らせると言う理由で茜が後追いでタマムシ学園に編入したため、これからは一緒だ。


パーティー
ミロカロス(ミネルヴィ) Lv48
トリトドン(トリトディア) Lv32
???

きりたんと同じ年齢でハガネまるとのレベル差が大きいのはコンテストで大人とバトルする機会も多かったため。




          著オーキド

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。