今年もボイスポケットをヨロシクお願い致します。
と言うわけで、書き初めです。
今回、閲覧注意です。
これまで散々主人公勢がロケット団をころころしているような描写が書かれてきましたが、アレは現実で致命傷の描写がされている特に言及が無い場合
本 当 に 生 命 活 動 を 終 了 し て い ま す 。
また、生命体を戦わせて生計を立てる世界観であるポケモン世界において、人が死ぬという事象は、特別でも無ければ、非日常な物でも無く、当たり前に存在しています。
これはゲーム原作でもはっきり明言されておりますので、原作崩壊要素ではありません。
特に今後活躍が無い場合、原作キャラでも容赦なく退場します。
扱いが悪いキャラクターが出ることに関しては、作者の力不足です。反省しています。
音街ウナがポケモンを回復させるために中へ入った時、何故か現れたロケット団員。
奴らは、何のためにここに?
そもそもあんな目立つことをしておいて、やることがただの復讐なのか?
何か目的があるはずだ。そうでなければおかしい。そうでなければ--
ライディーン「我に物言わぬ炭にされることは無かっただろう」
マキのポケモン、カントー三鳥の一柱。サンダーのライディーンが、たった一人、散らばるロケット団員の死骸の中心に君臨していた。
それまでの、マキに怒られて腰が引けて、ゆかりに良いように電気風呂のバッテリー役にされるライディーンとは異なる、神と呼ばれるに相応しい風格をもって、雷の神は、残った死骸を跡形も無く焼き尽くし、残った最後の一人に目を向ける。
ライディーン「フン・・・よもや、再び我が前に姿を晒す愚を犯すとはな。ニンゲン」
「HAHAHA!まさかユーがこんな所に居るなんて、ナツメからは聞いてなかったゼ。」
男は、横に立つポケモン--ライチュウと複数のレアコイルを侍らせてニヒルに笑う。
クチバシティージムリーダー。そして、元ロケット団幹部、マチス。
マチス「エレクトリックなポケモンの使い手として、もう一度お前をmeのものにするのも良いかもナ。」
ライディーン「・・・・・・。」
マチスがボールを、ライディーンは右手がバリバリと空気を破るような神鳴りを纏わせ臨戦態勢となる。
互いに手を振り上げ、開戦の狼煙を上げる一撃を振り下ろすーー!!
「ーーのは少し遠慮して欲しい」
マチス「what?」
ライディーン「何者だ?」
ギャラ子「オイっす。ギャラ子だぞ。」
カラフルなメッシュの前髪に、明るさの異なるブラウンのロングヘアの美女が、右手を元気よく挙げて挨拶をした。
ライディーン(何だあの異様な髪型は?)
マチス「what`s? ギャラドス?」
ギャラ子「ギャラ子だぞ?」
ジト目をしながら静かに抗議するギャラ子。その心中が如何なるものかは、本人にしか分からないミステリアスな女性だ。
マチス「で?そのギャラドスがme達のバトルに横やりを入れるつもりカ?」
ギャラ子「むう。ギャラ子だぞ・・・。
それと、ここは色んな殿堂入りトレーナーの記録が保管されている。
アナタ達がジムバッチを渡した、弦巻マキも。
表舞台から記録を抹消されてしまった結月ゆかりも。
ここにいるみんなは、未来のチャンピオンになる子ども達に、明日の頑張れのエールを送る助けになる。
だから、ここで暴れないで。ここを荒らさないで。」
マチス「HAHAHAHA!!!未来のチャンピオンなんてmeには関係ないことだ。
エレクトリックなワザで、全て壊してやるサ!」
挑発的に笑うマチス。
ギャラ子「そう・・・・・・言ってもダメなんだね?」
マチス「meに言うことを聞かせたいなら、ポケモンバトルで掛かってきな。
カモン。ベイビ~」
ギャラ子「そんなことしないぞ。」
ポタリ。素敵が落ちる音がする。
マチス(な、何だ??何か生臭い臭いがするようナ・・・?)
ギャラ子「ねえ、知ってる?元ロケット団のマチス。
数年前ーー『ポケモン協会』が法令として可決した、特別指定暴力組織対策法案第一条。」
マチス「???な、何の話だ?」
ギャラ子「そう。じゃあ、教えてあげるね。」
???「ガアアアアアアアアーーーー!!!!」
ガブリーー!!
マチス「What`s happend?what!?Nooooooooooooooooooooooooooooooooーーー!???」
マチスは気付かなかった。後ろから忍び寄っていた巨大な影。
数多くのポケモン中でも、きょうあくポケモンと分類される暴竜ーーギャラドスの存在に気付かず、喰われた。
ギャラ子「特別指定暴力組織対策法案第一条。
ポケモン犯罪組織に加入している全ての人間に対して、基本的人権を失効するものとし、対象の生命及び、尊厳と財産を保証しないものと定める。」
そう口にするギャラ子は、少し寂しそうな目をしながら、口回りがあかいギャラドスの口の中を見つめる。
ギャラ子「つまりーー
『ロケット団を殺しても、犯しても、財産を強奪しても、もうこの世界は犯罪として処理せず、アナタ達を煮ても焼いても合法』
なの。」
ライディーン「・・・・・・・・・。」
ライディーンはギャラドスから感じる”死の気配”を感じ取った。
ライディーン「ギャラ子と言ったか、女。
そのギャラドス、一体何人飲み込んだ?」
ギャラ子「この子は『でっかギャ』だよ。
何人食べたかは・・・分からない。
今日だけでも、結構ロケット団がいたけど、みんなで食べたから。」
ギャラたろうの他にもう2匹、ギャラドスがギャラ子の背後に現れる。
ギャラ子「おかえり、『メガ・ギャ』『ゼット・ギャ』」
2匹のギャラ「ぎゃおうん~」
ギャラ子「初等部の子達は大丈夫だった?
そっか。ささらちゃんのポケモン達は無事だった?
うん。良かった。」
3匹のギャラドスは全員ギャラ子に懐いているが、やはり口元があかいギャラドスとなっている。
ライディーン「しかし何故、ロケット団がここにいる?
かつてマキが崩壊させ、ゆかりが根から絶やした。
それが散らした嘗ての残党が何故今一度徒党を組むに至った?」
ギャラ子「それは、この先に保管してある物が欲しいからだと思うよ。
殿堂入りしたチャンピオンの中で厳選されたトレーナーしか存在を知らないはずの物のハズだけど。
ロケット団幹部がジムリーダーやってるくらい防犯意識ガバガバなんだし。
誰かがポロッと知ってても不思議無いし」
ライディーン「保管だと?この先にも何も、周辺に力は感じないが?」
ギャラ子「うん。それは仕方ないと思う。
ホウオウも、ルギアも。この星で生まれた神だから。
ルギアの眷属のサンダーにも、この星の理から外れた物の力は感じ取れないんじゃないかな?」
ライディーン「なら、キサマの正体は何だと言うのだ?」
ギャラ子「ギャラ子だぞ。」
ライディーン「・・・・・・その三体のギャラドスで我を飲み込める腹づもりでの発言か?」
ギャラ子「違うぞ。ギャラ子はギャラ子だぞ。
あたしは自分をギャラ子としか説明できない。ライディーンが記憶を覗けるなら、覗いてもいいけど、無理だろう?」
ライディーン「・・・・・・フン、まあ良い。用も済んだ。
そろそろ夕刻か。上で騒いでいた『マヒャド』の気配も沈静化したな。我はもう行く。」
ギャラ子「気付いてたの?だったら助けに行ってあげれば良かったのに。」
ライディーン「我では”リライブ”は出来ん。あの闇を打ち消すには、ポケモンと人間の絆がいるのだ。」
ライディーン(・・・・・・しかし、ポケモンの心を閉ざして生み出すダークポケモンを生み出すには、絶望と嫌悪を連鎖させ、途切れることの無い”闇”の供給が不可欠とされていた。
ロケット団は一体どこでダークを生み出している?)
ライディーン「・・・・・・・・・近いうちに、調べに行くとするか・・・・・・」
マチスファンの方や及び、ポケスペファンの皆様には、混乱と不満がある人も居るかも知れません。
補足説明としては
●ナツメが過去にゆかりに腕をやられている。
●マキがロケット団との戦いでシルフカンパニーのビルを倒壊させて借金を負っている。
●そもそもこの二人がロケット団を壊滅させている。
等と言った状況なので、当然ながら『ポケスペ原作で活躍した』レッドもグリーンも存在していません。
設定のオマージュはあるものの、ポケスペの世界観設定というわけでも無いのです。
似ている所もあるけど別物です。
とまあ、描写不足が否めないのは自覚していたので、後の話に邪魔にならない範囲でこれからも後書きに補足を入れていこうかと思います。
今の執筆スピードでは伏線と言い訳しても回収する前に私のほうが書けなくなっているかもしれませんし。
そんなわけで『これ何なん?』と言う疑問が御座いましたらコメント下さい。後書きに補足を入れます。ネタばれにならない範囲で。
最後に、だらだらと長文を読んでくださってありがとうございます。
今回、人が食われて死にましたが…
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悪役は喰われてヨシ
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原作キャラを殺すのはどうなん?
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もっと凄惨で残酷で無いとヌケない
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ナツメも喰われろ
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年齢制限の限界にチャレンジ