ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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皆様こんばんわ。
今夜は楽しい楽しいGW十連休の初日ですね。
私は今年のGWはハワイに行きながらグラムに行って戯れに道頓堀で食い倒れ死ながら10日間断食に挑戦してみたいと思います。

暫く更新は滞りますでしょうが何時ものこととお察し頂けますれば幸甚に存じます。

皆様に置かれましては、楽しいGWを送れますことをお祈りしております。アハハハハハwww


43 あかきり

信じて手招きしていた琴葉葵が、急にバトルに参戦し出しました。

 

マキ「何で?どうしてぇ…??」

 

マキの精神状態は既にいっぱいいっぱいで、琴葉葵が見せ場欲しさに戦いだしただなんて夢にも思わなかった。

 

ささら(あー……こりゃウナちゃんやらかしたなー……)

 

一方、音街ウナという少女が焚き付けていたことを確信していたささらは、諦め半分で笑っている。

無論、その大きな瞳は全く笑ってはいなかったが……。

 

 

ナツメ「子どもの心配をしている場合かしら?」

 

 

そう言いながら、ナツメのメガフーディンが、強化されたサイコキネシスで地面をドカドカと抉りながら攻撃してくる。

 

マキ「うわっ!?ブレイズ、飛んで!!」

 

突然の攻撃にハッとしながらリザードンのブレイズの背に飛び乗った。

ささらの手を掴みながら飛翔するブレイズ。

ある程度距離を取り、そのまま“かえんほうしゃ“でサイコキネシスの威力を削ぐ。

 

マキ「ささらちゃん大丈夫!?」

 

ささら「あーはい…何とか。」

 

空中で膝を折ってスカートを挟み下の視線に対処するが、突然手を取って飛ばれた事に関しては別段気にしない。

 

ささら「ピッくんー。今のうちにめいそうしておいてー」

 

ピッくん「ピー!」

 

隙があれば取り敢えず積んでおく。実力あるトレーナーの基本行動である。

 

マキ「不味いなぁ…メガフーディンのサイコキネシスが強すぎる……」

 

マキも一度バトルが始まってしまえばトップクラスのトレーナー。相手の分析に入り始めた。

 

マキ「ささらちゃん。ちょっと危ないけど、攻撃しながら地面をスレスレで飛ぶから、そのタイミングで降りて!」

 

ささら「スカート履いてる女の子にとんでもない要求してきたよこの先輩……まあ、やりますけど。バトルの邪魔になるだろうし。

 

いつでも良いんで、好きなタイミングで降りて下さーい」

 

マキ「ありがとう!」

 

ささらから気持ち良く了承を得ると、マキはブレイズと共にナツメの攻撃をいなしながら、タイミングを探り始めるのだった。

 

 

 

 

茜「だんだん、きりたんちゃんが敵を倒す時間が長くなって来始めたな。」

 

それまできりたんとハガネまるによる

モグラ叩きショーのモグラでしか無かったロケット団員だったが、生き残った者達は流石に相応の強さを持った敵になり始めていた。

 

ロケット団員(中堅)「キリンリキ!!サイコウェーブ!!」

 

きりたん「ハガネまる、かみくだく!!」

 

キリンリキのサイコウェーブを正面で受けながら、キリンリキの胴体を骨までかみ砕き、地面に叩きつけたハガネまる。

 

ハガネまる「ゼェ……ゼェ………!!」

 

きりたん(流石にここまで来ると、ハガネまるのダメもかなり貯まってますね……)

 

きりたんはハガネまると交代でボールに戻しておいたサイドンのユカリに意識が行く。

 

だが、首を横に振り意識を振り払う。

 

きりたん(これは甘えだ……元々このユカリだって、雷に怯えた私を守るためのものだった……。そうでなくても…)

 

 

葵「トリトディア!みずのはどう!」

トリトディア「ぽわ~!」

ラッタ「ーーギッ、ガ……!?」

ロケット団員(雑魚)「今だスリープ、ねんりきでそのナメクジを叩きつけてやれ!!」

 

葵「トリトディア!」

 

ウナ「援護するよ葵パイセン!ももんちゃん、でんきショック!」

 

ももんちゃん「エモー!」

 

ロケット団員(雑魚)「くそっ!攻撃の当たらない所からチマチマと鬱陶しいぞガキがっ!!!!」

 

ウナ「しょうが無いじゃん!!ウナのしらすどんは“ひんし“でバトル出来ないんだから!」

 

ロケット団員(雑魚)「だったらお前は俺が直接バトルしてやるよ!!」

 

葵「余所見してていいのかな?

トリトディア!どろばくだん!」

 

スリープ「ぷぉ~!?」

 

ロケット団員(糞雑魚)「なっ!?しまった!」

 

葵「ロケット団員にめざめるパワー!」

 

ロケット団員(塵)「ぐえーー!!」

 

葵・ウナ「いえーい!」

 

パチンとハイタッチをする葵とウナ。

 

 

きりたん(今ユカリを出したら、ウナちゃんのエモンガが電気技を使えなくなる……っっ!)

 

ユカリは、きりたんが結月ゆかりから受け取ったもの。

そのとくせいは“ひらいしん“。

全ての電気技をその身に呼び込む力。

それは、仲間の攻撃も同じ事。

 

 

きりたん「私ひとりなら全く気にする必要無かったんですけどね……」

 

茜「けど、きりたんちゃん一人やったら、今頃アソコで睨み利かし取るお兄さんに襲われとるで」

 

きりたん「茜ちゃん…」

 

茜の視線の先には、ロケット団員の塊の中でも後方の位置。

そこには、他の団員とは雰囲気の違うロケット団員が立っていた。

 

きりたん「あいつ、何なんですかね。

一度ハガネまるに“じわれ“使わせて何十人か奈落の底に落としてやった時も、顔色一つ変えずに避けてたんですよ。

不気味だから後回しにしてたんですけど……」

 

茜「分からんな…ウチも何か気になっとったから、オムレツも戻してエビフライだけで闘っとったんやけど……」

 

きりたん「取り敢えず、茜ちゃん。あのメタモン……エビフライでしっけ。

へんしん、やり直せないんですか?ハガネまるで戦うにしろ、ユカリを出すにしろ、オムレツと一緒に戦ったら、お互い足の引っ張り合いですよ?」

 

茜「んー?なんや、きりたんちゃん~。

自分一人で戦っとったら~って言うとったのに~」

 

いたずらっ子のように笑う茜。

 

きりたん「急に何煽って来てんですか?それが素ですか?」

 

茜「いや~ごめんな。

きりたんちゃんがちゃんと冷静なんかな~って思ったんや。

ほら、いざ協力して戦う時になって我を忘れて暴走されたら大変やん?

せやからね…確認のためにな。」

 

天使のような笑顔で包み隠さず話す茜。

『役に立つのかどうか試した』と。

 

きりたん「………見なくて良い闇を見た気がした」

 

茜「そ、そんな闇とかやないんよ!ただ、ロケット団とのバトルになるとホンマに命の危険があるから!それだけで……!」

 

きりたん「きっと戦いに勝つために私は見捨てられるんですねーあーやっぱり一人で戦うしかないのか~」

 

茜「あ~ん!きりたんちゃん堪忍や~~!」

 

 

戦いにシビアな茜。

やられたらやり返すきりたん。

 

 

 

 

特に教わるでも無く、二人はしっかりゆかりの弟子なのだった。

 

 

 

 

 

 

 




さて、誰のバトルから書こうかな……

ポケモンバトルに出血や打撲やら、リアルな描写を入れることで緊迫感を出したいと思っていますが、読んでみてどう思いましたか?

  • 緊迫感が出ている
  • かえってバトルに集中できない
  • その他(コメントで教えて下さい)

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