オーキド「ゆかりくん!ゆかりくん、起きとくれ」
ゆかり「ん~……」
オーキド「ゆかりくん。キミはただでさえ破廉恥な格好しとるのにそんなに動いたら肌が丸見えに……」
言いながら視線は常にパーカーの中にロックオン。一瞬たりとも逃すまいと目をカッ開く。
ゆかり「んん~…………はかせぇ…???」
オーキド「お?おお!起きたかゆかりくん。」
寝ぼけ眼で船をこぎながらも返事を返す。
ゆかり「………おきた…」
オーキド「ゆかりくん。良く聞いておくれ、さっきまで部屋に居たはずの皆が突然おらんくなったんじゃ!!」
その言葉を聞き、ゆかりの頭は完全に覚醒した。
ゆかり「……どういうことです?
マキさんやずん子にきりたん、茜、葵。いずれも誘拐されるようなトレーナーじゃありませんが?」
オーキド「おお。キミが小学生組の名前もしっかり覚えておったとは意外じゃ……」
ゆかり「いいから順を追って話なさい。」
オーキド「あ、ああ。実はさっき茜くんときりたんくんがのう…」
説明中…
ゆかり「ならタマムシ学園ですね。二人は私の学園の寮以外の寝床は知らないですし。」
オーキド「ふむ。ところでゆかりくんは、何故研究所に残っておったんじゃ??たしか帰ると聞いたんじゃが…」
オーキドの問いにゆかりはきょとんとしながら…
ゆかり「何言ってるんです?ここは私の家ですよ?」
オーキド「ここワシの家!!」
ゆかり「アナタの物は私のものです。」
オーキド「横暴!!!」
ゆかり「うら若い乙女の肌をいやらしい目で覗く老害にはムショがお似合いでしょう」
オーキド「え!?あ、いや……それはその………」
ゆかり「まあ、チョーカーのリボンで局部は隠してますけど。」
オーキド「ジイィィィザス!!」
ゆかり「うるせえジジイですね…履いてるパンツでもやれば黙るんですかね?」
オーキド「もう騙されねえから!ぜってー騙されねえからな!!フン!!」
ゆかり「どのみち無理ですけど。わたしパンツは履かない主義ですし。」
オーキド「…………………(チラリ)」
そう言いながらたくし上げたスカートの横から見える生足には、下着の線がどこにも無かった。
オーキド「……………………………………(バタン)」
ゆかり「あーあ…鼻血吹いて倒れたよ。若いジジイ…」
やれやれと頭を掻きながらオーキドをソファの上に寝かせて止血・輸血を済ませると、オーキドが持ってきた料理を摘まんで手紙を書いて出て行った。
さっさと連れて帰ります。
美味い食事でも用意しといて下さい。
ゆかり
オーキドはゆかりのオモチャなんやなって