転生者ゲット君の日記 6
「ゲットー!行くぞー!」
「待ってよーホノオ兄ちゃーん!」
あの文明戦争から数年の時が経った。全ての文明があの時の戦いでの疲弊を癒すべく戦いをしなくなり全ての文明は束の間の平和を噛み締める事が出来た。
俺もハイハイしか出来なかった赤ん坊から幼児程度には成長して最近は近くに住んでいるホノオさんに遊んで貰っている。ホノオさんと一緒に遊べるとかマジパネェ、親父が機神装甲で良かった。今だけはそう思える。いつも戦場に投げ飛ばされていたけどな!あの脳筋は取り敢えず戦場にいたら強くなるって考えだから駄目なんだ。
えっちゃんと強くなってるだろだって?
うん……まぁ……だけど一般論でね?赤ん坊を戦場に突っ込ませるのは
えっ超獣世界じゃ良くある事?ハッハッハッ貴様いいおる。
「2人とも待ってよー!」
「おセーぞメンテ!」「メンテ兄ちゃーん早くー!」
「はぁ……仕方ないなぁ」
最近はホノオさんとメンテさんと俺で良く一緒にいる。というかホノオさんと一緒にメンテさんがいるから自然と3人組になるというかなんというか。
「今日はどうする?」
「うーん……取り敢えずボルシャックのいる山にでも行くか?」
「なにが取り敢えずなの……?」
そんなこんなで……まぁ俺は楽しくやっている。夕方まで3人で遊んで家に帰ったら家族と一緒に過ごす。そう言えばジャスミンちゃんはなんやかんやであの戦争時も一緒に過ごしていて今では本当の姉のように俺と接してくれている。
ジャスミンちゃんは見た目が全く変わらない、けど可愛い。幼児だからまだ一緒に風呂に入っている。後少しの特権だから大切に今の時間を過ごしていこうと思う。正直ジャスミンちゃんのこんな汚れた思考がバレたら俺は生きていけない。そうなったら俺は舌を噛んで死……ねるかなぁ……?だって俺人間じゃなくてヒューマノイドだしなぁその程度じゃ絶対に死ねないよなぁ
バレたら終わりだ。バレないようにしなきゃ
ゝ^月^^日
野生児と化した俺は火山でホノオさんと一緒に遊んでいる。やっているのは力試しだ。あれからチューンアップして更に強くなった機神装甲を装備してだが、当然と言うべきかやはりホノオさんには到底叶わない。ホノオさん強過ぎ。
将来ドルバロム倒すだけの実力があると言うべきかボルシャックドラゴンですらホノオさんの実力を認めているレベルだ。というか火文明全員がホノオさんの実力を認めている。
主人公かな?そういやこの人主人公だったわ。流石ホノオさんやでぇ……
そう言えばグラヴィアンレッドドラゴンが戦っていた戦場に謎の大穴が空いたらしい。恐らくだが過剰なマナの奔流がぶつかり合ったせいで土地に影響を与えたのが原因しているらしいです。
……これ間違いなくサバイバーが出て来る穴だよな。埋めようぜこの穴。あってロクな事にはならない。百害あって一利なしだからさ。ね?
ね?
ゝ^月♡日
【悲報】大変だー!大穴から謎の生命体が現れたぞー!(棒)【知ってた】
謎の生命体(サバイバー)が現れてから直ぐに会議が開かれた。勿論この謎の生命体(笑)は何なのか、一体何が目的なのかだが。正直全部知ってる俺はどう説明しようか考えていると一つ天啓を閃いた。
この世界なんでもありだし夢でサバイバーの正体と目的を知ったとか言えば何とかなるんじゃねと。
正直頭の悪い事を言ってると思うが案外何とかなった。正直俺も驚いた、何でコイツら夢なら仕方ないみたいに納得してんだよ。何だよ火のマナが教えてくれたのだろうって、フォ〇スと共にあらんことをみたいな事を言ってんじゃねえよ
馬鹿なの?死ぬの?文明滅びるの?
取り敢えずアイツらは惑星の奥深くマグマの近い場所で生きてた種族。その環境で生きてたせいか助け合いの力が種族のレベルで強く、自分の能力を仲間に共有出来る超生命体だと。
そして目的は疲弊した全文明をこの機に滅ぼして自分達がこの地上で繁栄する事を掻い摘んで説明した。すると一通り聞いて全員が
野郎(サバイバー)ぶっ殺してやる
とブチ切れる。戦闘狂共に喧嘩を売る愚かさを知らなかったのがサバイバーの敗北する理由になるのだろう。火文明は打倒サバイバーの目標を建て久しぶりの戦争にウズウズしている。
というか親父がウズウズしている。隣に住んでるホノオさんもウズウズしている。ホノオさんが戦闘狂になってる……どうしてこうなった。環境なのか?やっぱり環境なのか。おのれ超獣世界
/^月――日
ぅわサバイバーつょい何なのアイツら一体一体がボルザードドラゴンと同等とか化物かよ。止めてくれよ(絶望)
アイツら全は一、一は全を体現しているから一体一体が馬鹿みたいに強くてヤバい、防戦一方なんですけど。取り敢えず機神装甲持ちのいるヒューマノイドの里は何とかなったけども他の場所は大丈夫なのだろうか
えっクリムゾンワイバーンさんの爆撃で追い払った?アイツらブロッカーの能力持ちかよ今度来た時は火炎流星弾連打してどの程度効くか確かめてみよう。
そう言えばそろそろ水文明が悪さし始める頃だったな。主にスチールアームクラスターとかスチールアームクラスターとか
えっ闇文明が自然文明を侵略する為に軍を出した?自然文明ジャイアント健在なのに?アイツら自滅したがりかよ。あのジャイアントがサバイバー如きに負ける筈ないのにアイツら正気か?
正気じゃないわダークロードの軍勢とかクソ雑魚ナメクジだろデーモンコマンドはどうしたデーモンコマンドはデスライガーにザガーンさんはどうしたお前ら
まぁどうせデーモンコマンドは悪魔神バロムの復活に必死とかでそんな暇がないってオチだろうけど
今なら覇王ブラックモナークを蘇らせたら勝ち確だろうに何故バロムを優先しちゃうかなぁ
光文明とか天界に籠りっきりで出て来る気配/ZEROだからな。どうせアイツら対火文明というか対ドラゴンのメカデルソルの制作に必死で下界に軍を回す余裕がないんだろう。そらグラヴィアンレッドドラゴンにあれだけ蹂躙されたらなぁ
/^月^^日
サバイバーも慣れたらそこまで強くないような気がしてきた。だってぶっちゃけ能力共有してるんなら全てのモンスターの能力は戦っていたら分かる事だし、ブロッカー持ちだから仲間を守る事は凄い上手いけどもクリムゾンワイバーンさんや火炎流星弾で案外何とかなるし
というかクリムゾンワイバーンさん強過ぎる。やはりスーパーレアは格が違うのかどんな敵が来ようともブロッカー能力を持ってるならそれだけで壊滅させられるしで火文明はサバイバーに対して非常に有利な御方がいるから最近はあんまり攻めてこなくなった。
最近対火自然文明兵器であるスチールアームクラスターがヒューマノイドの里に攻め入ってきて、ヒューマノイド達はそれに攻撃が通用しないと一時は騒然としたが、最近開発した兵器。地獄スクラッパーを運用すると簡単に倒せる事が判明した為問題はなかった。
そう言えば自然文明に攻め入ったダークロードの軍勢だが想像通り普通にジャイアントにフルボッコにされ何とか生き残ったダークロードがフィオナの森に入り込むも森のモンスターの歓迎を受け全滅したらしい。やっぱりな
その中全く動かない光文明
光文明はちからを ためている!
/^月+日
全文明に返り討ちにされ殺されていったサバイバー。怒りでシグマ、シータ、ゼータの三つの進化体として復活し再び全文明に襲い掛かるもまた返り討ちにあう。ここまでくればいっそ清々しかった。火文明に襲い掛かるシグマトゥレイト。全てのモンスターの力を持った進化体、戦いは険しいものになると思われた。思われた、うん。まさかブロッカー能力をまだ持ってるなんてその能力捨てた方が良いと思うよ……うん。
つまりはクリムゾンワイバーンさん大活躍だった。
進化体?知るかゴラァ!ブロッカーだろうが!死ねぇ!
と言わんばかりに爆撃を受けたシグマトゥレイトは一瞬でかなりのダメージを受けそこに機神装甲とワイバーン&ドラゴン勢が襲い掛かると一瞬でミンチより酷いのが出来上がってしまった。
火文明の殺意の高さに乾杯、そして火文明はサバイバーを完全に撃退した。
因みにゼータトゥレイトは水文明に襲い掛かるが生まれる時代を間違えているクリスタルツヴァイランサーに瞬殺されシータトゥレイトはフィオナの森に襲い掛かるも森の洗礼とジャイアントの攻撃によって鏖殺されていった。単体で強いのが多かったから面倒なのに合体したらそら負けるよね。
そしてサバイバー達は元いた場所へと敗走。背景ストーリーの通りならそのまま休眠活動に入るらしいがもう出て来ない方が幸せだと思います。
そして未だ動かない光文明
光文明はちからを ためている!!
/^月<☆>日
朝起きたら空を覆い尽くす量の光の軍勢が編隊を組んで攻め込んできた。俺はビビったけど他の奴等は笑顔で迎撃していた。なんか一番偉そうな奴が
貴様ら火文明は存在するだけで戦乱を引き起こす害悪そのものだ!故に我等光文明が貴様らを浄化する事にした!今までの行いを
とか云々言っている中クリムゾンワイバーンさんが敵がブロッカーばっかりなのを確認して
うるせぇ死ねぇ!
と爆撃を開始。すると光の軍勢の半数以上が撃墜された。流石クリムゾンワイバーンさんやでぇ……もうこのワイバーン一体で良いんじゃないかな
この日はこれで光の軍勢は退却していき火文明の戦闘狂共にヤジを飛ばされまくっていた。正直ドン引きだった。死ぬまで戦って死ねとか隣から聞こえてきたからな怖ーよ戦闘民族火文明
でも正直な話偉そうな事だけ言って戦わずに帰るのはどうかと思う。ちったぁ光文明の意地ってものを見せてもらわないと戦る気が失せて殺る気が増える。
赤ん坊の時の俺ですら泣きながらブラッディイヤリングの軍勢と戦っていたんだからお前らも泣くまで戦え(強要)
今度会ったら機神装甲でボコるわ
因みにボルメテウスホワイトドラゴンが眠る火山に祈りを捧げているドラゴノイド君はまだ祈りを捧げているらしい
そろそろ目覚めそう(背景ストーリーを思い出しながら)