(・◇・)月§日
戦争も終わって火文明に一時的な平和が訪れた。やったぜ、ついでに光文明はボロボロになったざまぁみやがれ。最近は小競り合いが続いている所に親父に放り込まされて敵を虐殺しているだけなのだがジャスミンちゃんが俺が戦場に行くのを嫌がっているように感じる。というか俺が戦場に拉致されそうになるとジャスミンちゃんが落ち込んだ表情を見せるのだが
やだ……家の姉さん可愛すぎ?取り敢えず今日はさっさと敵を殲滅して昼までに帰った。なぁにたかがパラサイトワーム程度の雑魚、今の俺からすれば芋虫レベルよ。
そういえば最近ヒューマノイドの里でバーニングビーストと呼ばれる若者の集まりが里に向けてプロパガンダを打っている。それを見ていると
あぁ……もう直ぐ三大ドラゴンが暴れてその後直ぐにレインボーの時代がくるんだなぁって思わされて思わず胸がホッコリしてしまう。だがしかしこの火文明、いや超獣世界では力のない奴が幾ら叫ぼうとも誰も耳を貸すことはない。
ぶっちゃけ前世の社会に反発する暴走族くらいの扱いを受けるだけだ。幾らバーニングビーストが論理的に素晴らしい事を言った所で
昨今の度重なる文明戦争により全ての文明は疲弊し星は悲鳴をあげている!このままでは私達よりもずっと後の代の者達が辛く苦しい生活を送るかもしれない!
そこで我々バーニングビースト
とバーニングビーストが素晴らしい演説をしていたとしても
うるせぇ近所迷惑だ。雑魚は黙って戦場に行って実力磨いてろ
となるのが関の山。悲しいけどこれが超獣世界なのだ。バーニングビースト君達はこれに折れずに頑張って活動を続けて三大ドラゴン達を復活させて水文明の計画をオジャンにしてやって欲しい。それだけが俺の望みです。
あっでも確かバーニングビーストって三大ドラゴンを蘇らせて戦闘を続ける全ての文明圏を滅ぼそうとしているんだっけか。駄目じゃん、絶対に火文明攻撃されるじゃん。でも三大ドラゴンが復活しないと水文明の野望止められないし
確か背景ストーリーでは今水文明は、超兵器インビンシブルテクノロジーを使い全ての生物を滅ぼす兵器を制作している筈だし、それを止めるには三大ドラゴンの復活しかないし……うーん困った。
取り敢えず考えるの疲れたし今日は寝よう。まぁ、今日の事は明日の俺が何とかしてくれるだろ
(・◇・)月^日
取り敢えずこんな事1人で考えても仕方ない。取り敢えず大人に話そうと考える、夢で水文明が何かヤバい計画を企んでいる姿を見たと親父に話してみた所、直ぐに会議が開かれた。チョロい。チョロいぞ火文明。その会議の中で俺は水文明の超兵器インビンシブルテクノロジー、そしてそれを使った全生物滅亡兵器の制作について話をした。話し終わった後少し沈黙が会議を包んだと思ったら直ぐに解決策について話始めた。全員俺を信じてるのかよ。もっと疑いを持て、それで良いのか火文明。
火文明が俺の話を百パーセント信じて解決策を考え始めている姿を見て俺は火文明のチョロさとこれからの火文明の未来を案じ絶望してしまった。だってコイツら
サバイバーとの戦いでは彼の情報が役に立った。ならば今回も役に立つかもしれん←まだ分かる
ゲットが言うのならば有り得る←は?
やはり火のマナが教えてくれるのか……←フォー〇やめろ
どうでも良いから水文明の屑共ぶっ飛ばしたい←えぇ……(ドン引き)
正直水文明襲ってアイツらの知識奪って更に武装を強化したい←怖い
大体はこんな意見である。キチガイしかいねぇ。後親父が水文明に対して殺意の波動に目覚めていたけどそれはスルーする。そんなこんなで戦闘狂共は次の戦場を決めて準備を始めている。
次の戦場は海中世界。そこに住まう水文明に対してカチコミを仕掛けるとの事だ
すまんジャスミン。後少しだけ戦うから。それが終わったら俺達じゃ手も足も出ない存在が出て来て俺が戦場に出る事はなくなるから。だからそれまでは許して
後、ついでにバーニングビーストの計画について話をすると
良くやった!これで火文明の戦力がまた増える!
と喜んでいた。コイツらその戦力に自分が攻め込まれる事を考慮してねぇ。絶対にそのドラゴンに自分達が負ける訳がないと思っていやがる。まぁ……俺も負けないとは思うが、冷静に考えたらアイツらの計画が頓挫する未来しか見えない
ボルケーノドラゴンが蘇った所でドラゴンにワイバーンもいる。ついでにあの戦争で強くなった機神装甲もいる、負ける道理がない。正直この情報を知っているだけで蘇った瞬間に鎮圧される姿が見える。
フィオナの森の泉からアースドラゴンが蘇るらしいがジャイアント達がいるし一瞬で鎮圧されるだろう。
そしてドラゴンゾンビが闇文明で暴れようとしたら間違いなくデスライガーとザガーン。その他デーモンコマンドの精鋭達にボコられるだろうし
寧ろ調教されて良い様に使われる姿しか見えない
唯一デーモンコマンドに勝てそうなアブゾドルバさんがどう動くかだな。
バーニングビーストの絶望の未来に乾杯
ついでに水文明に攻め入ろうとしている火文明の馬鹿さ加減に乾杯
うん……今の水文明の頂点ってクリスタルツヴァイランサーだったよな?
ヤバくね?生まれた時代を間違えてるアレと戦って俺達勝てんの?
(・◇・)月>>日
正直まだ現実が信じられない。胸がバクバクして吐きそうになる、取り敢えず落ち着く為に日記を書く事にする。
要点だけ書く。
_人人人人人人人人人_
>突然のバジュラ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
いや本当に唐突だった。俺が何時も通り小競り合いの戦場で暴れていると空から昔見たグラディアンレッドドラゴンと同じくらいの存在感を感じ、空を見るとあの超竜バジュラがいた。何故だ、どうしてそうなった。どういう事だ超獣世界!まるで意味が分からんぞ!俺も何を書いてるのかも分からん!
取り敢えず突然現れたバジュラさん。惚けるようにじっと見詰めていた俺を見付けると厳かな声で何か言ってきた。
水文明を滅ぼすらしいな。力を貸そう。
なーに言ってんだこのチートカードと思ってたらバジュラは俺を持ち上げ何処かへ連れて行く。何処に連れていくのかを聞いてみると
……海中要塞だろ?水文明を滅ぼすのではないのか?
その瞬間俺は悟った。あぁ……コイツは人の話を聞かずにドンドン進むタイプだと。取り敢えずこの超竜に攻め入るのはまだであり、今は準備中であると伝えるとバジュラは何か考え込み、納得がいったのか一つ頷くと
……そうか。ならばまだ待とう。水文明はインビンシブルテクノロジーを既に起動させてある。急がねば間に合わぬかもしれんぞ
と言い俺をチラりと見て
……ふむ。自然の加護を持っているヒューマノイドは始めて見た。もしや貴様、あのヴァルボーグの息子か
いや……その歳で機神装甲を纏えるのはヴァルボーグの息子しかいまい。
フィオナの加護を持っていて火文明の加護を持っていないのは癪だ。取り敢えず貴様に我が加護を与えておく。
何か良く分からん宝玉みたいなのを渡され身に付けるように言われた。バジュラの加護とかマナ破壊できそう。
我の力が必要になればそれに祈れ。然すれば直ぐに駆け付けよう。
そんな事を言い残し俺を適当な場所に下ろして何処かへ飛んでいった。取り敢えず一つ思った事は
家の親父……凄い奴だと分かっていたけどもしかして超有名人なの?
取り敢えず家に帰って親父に今日の話をした所腹の底から高笑いを一つされ頭を撫でられた。何故だ。どういう事だまるで意味が分からんぞ。
疲れたからもう寝りゅ!
(・◇・)月♡日
取り敢えず親父に話しても何も教えてくれなかったので同じ機神装甲でヒューマノイドのリーダーでもあるヴァルカイザーさんに話をした所とんでもない事実が判明した、してしまった、知りたくなかった。
超竜バジュラ。太古の昔から火の文明のある大陸を支配している最強の竜とされている存在の一体。グラヴィアンレッドドラゴンと同等の実力を持つが自分が支配する大陸から殆ど動かないドラゴンと言われているらしい。自宅警備(大陸)とはコヤツやりおるわ、そんなバジュラさん。強者もしくはこれから強くなる存在以外は生きる事を許さないらしく。バジュラと出会って生き延びている時点でかなりの潜在能力か実力を持っている事が確定しているらしい。
そんなバジュラさんから直々に加護を貰ったという事でヴァルカイザーさん絶句
そして俺も絶句。隣で聞いていたヴァルディオスさんも絶句。ヴァルディオスさんは一体何時からいたんだ。
そんなこんなでヴァルカイザーさんから
まっ……まぁバジュラ様はこれからの水文明侵攻で非常に心強いから……うむ。だからゲット。バジュラ様のお供は頼んだぞ
そんな厄介者を押し付けられる扱いを受け悲しみに包まれた。
ヤバイよヤバいよ。これ間違いなく腑甲斐無い戦いを見せたら間違いなく呆れられて
興醒めだ。水文明諸共死ね
ってなるオチだよな。ヤバイよヤバイよ
誰か助けて
(・◇・)月^'日
三大ドラゴン復活!そして沈黙!
バーニングビースト絶句!そしてリンチ!
駄目だ水文明を止める程アイツら強くねぇわ。所詮は有象無象のボルケーノドラゴン共が今復活しただけで火文明では蘇った瞬間にボルシャックさんからの洗礼を浴び、フィオナの森の泉から蘇ったアースドラゴン共は暴れようとしたらしいが最近殆どのメンバーが大勇者に進化したらしく大勇者達の攻撃を受け即座に沈黙、アースドラゴンのトップであるバイラスゲイルさん激おこで大勇者達に立ち向かうもジャイアントにボコられたらしい。怖ーよジャイアント。
因みに大勇者大地の猛攻は最近、大勇者二つの牙へと更なる進化を遂げたらしい。銀髭団とジャイアントに睨まれながらアースドラゴンは細々と生きるらしい
強く生きろよ
そして闇文明で蘇ったと思われるドラゴンゾンビは……どうなってるんだろうね。さっぱり分からん。多分だけどアブゾドルバとデーモンコマンドが意気投合してドラゴンゾンビ軍を闇の軍勢に加えてたりして
そんなこんなで全く役に立たなかった三大ドラゴンの復活にテンションが下がるもそんな事をしている間にもインビンシブルテクノロジーは稼働している。早く何とかしなきゃ
(・◇・)月><日
明日水文明に攻め入る事が決定した。インビンシブルテクノロジー、これを何とかしないとこの世界に明日はない。だけど水文明は強敵だ。他の文明をぶっちぎった技術力、そして深海の中で生きていける特殊な肉体構造。
そして一番の問題である、水文明最強。生まれた時代を間違えている存在。
クリスタルツヴァイランサー。あれさえ倒せればコチラ側にも希望が見える。そしてコチラ側にクリスタルツヴァイランサーと対等に戦えるであろう最強の存在がコチラにはいる
超竜バジュラ、あのチートモンスターならばきっと勝てる。バジュラがクリスタルツヴァイランサーを倒せさえすれば敵は殆ど有象無象の烏合の衆、勝てない道理はない。
勝つぞ。勝ってレインボーモンスターとの戦いも生き残れば後は余生をゆっくり過ごせるだけの時間が出来る。
生きねば