黒鬼の血   作:えりん

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鬼が赤いとは限らない

 

 

血ガ欲シイ

 

喉ガ乾イタ

 

モット血を

 

血血血血血血血血血

血血血血血血血血血血血血

 

………………

 

土方「ッ!!」

 

朝 土方は夢から飛び起き

自分の息を整える

 

土方「……何だったんだ?今の…」

 

そして無かったように隊服に着替え始める

警察手帳を持ち

煙草を持ちマヨネーズを持ったいつも通りの土方

ただ何処か顔色が悪くいつもより

目付きが悪くなっていた

外に出れば隊士達が怯えるそんな中…

 

沖田「はいズッドーーン」

 

土方「え?ギァァァァ!!?」

 

そう通りかかった沖田は土方の背後に

バズーカを構え話すと同時にバズーカを

発車させたまぁいつもの事である

 

土方「おいっ!総悟ぉぉぉ!!!!

てめっ!殺す気か!?」

 

沖田「別に死ななかったんだしいいじゃねぇですかぃ

……チッ殺り損ねたか…」

 

土方「チッじゃねぇよ聞こえてんだよっ!」

 

沖田「そんな事よりその顔どうにかしてくだせぇ

こっちまで気分が悪くなりまさぁクソ方さん」

 

土方「その顔?」

 

沖田「気づいて無かったんですかぃ?

超目付き悪りぃでさぁさっさと直せ馬鹿」

 

土方「その最後の言葉なんなの?

絶対わざとか?わざとだよな?」

 

沖田「黙ってろぃ…クソ方死んでくだせぇ

クソマヨが」

 

土方「おいっ!聞こえてるって

言ってんだろが!」

 

沖田「まぁそれだけなんでそれじゃ

俺も仕事戻りまさぁ」

 

土方「てめぇは仕事とゆう名のサボりだろうが

クソ沖田」

 

手をヒラヒラとさせ沖田は仕事(サボり)に

戻って行った

 

近藤「おうトシおはよう!」

 

声がする先そこにはゴリラ(近藤)が居た

 

近藤「あれ?なんか悲しくなってきた…」

 

土方「あぁおはようゴ…近藤さん」

 

近藤「あれ…今ゴリラてっ言おうとしたよね!?

ゴリラって言おうとしたよね!?トシ!?」

 

土方「そ…そんな訳ないだろ」

ダラダラと汗を流しながら土方は言った

その為か近藤が涙目にならながら言った

 

近藤「そうだよね…!

トシに限ってそんな事…無いよね…!?」

 

近藤「にしても…このありさまは

また総悟か?あいつもこりないなぁ」

 

気を取り直して笑顔で話す近藤

 

土方「まぁなこれじゃ俺の身が持ちやしねぇ」

 

近藤「まぁいいじゃないか!いつもの事なんだし」

 

近藤は笑ってそう言った

そんな時に一人の隊士が大声で

こちらにやって来た

 

隊士「副長ぉぉぉ!!局長ぉぉぉ!!」

 

土方「なんだ!?」

 

隊士「港の方で事件が!」

 

土方「分かったすぐに行く」.

 

近藤「行こうトシ」

 

土方「あぁ」

 

土方は頷き近藤とともに港に向かった

 

………………………

 

鬼が赤いとは限らない

赤鬼と呼ばれても青鬼と呼ばれても

色があるとは限らない

 

それは黒も同じ

 

なんと呼ばれても

 

本当にその色なのかは

 

鬼と呼ばれる者にも分からない

 

 

 

 





見てくれてありがとうございます!
次回をお楽しみ!

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