『僕のヒーローアカデミア』   作:Ph.D

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本日2度目の投稿です!
本当は前回と合わせて1話だったので今回は短めです。
今回と次回あたりから捏造設定と魔改造が目立ってきますが、「無理だ」とならない寛大な方はどうか最後までお付き合いくださいm(_ _)m
なってしまった場合はひっそりとブラウザバックをしてもらえると嬉しいです!


今回いくつか特典を球磨川くんはもらいますが、そのうちのほとんどは物語の終盤でしか活躍してこないのでもし特典に関して不快に思われても「ちょっとアレだけどまだ許せる」と前向きに考えてもらえると助かります!




特典

 「独楽図解(スピニングアングラー)」

 ダークヒーロー鶴喰鴎の戦闘の型、鴎システムの一角である回転を操るスキル。

 鶴喰鴎本人は試したことはないが、地球の自転や公転すら操れるという恐ろしい異常性である。

 

「なるほど、そうくるか...」

「って、「完成」とか「見囮刀」とかはどうしたんだよ」

 

『いや、だってダサいじゃん』

 

 なんでそんなこともわからないの?といったような(めちゃくちゃむかつく)表情をした球磨川くんが答える。

 まぁいいさ。

 

「んじゃ、付与するぜ」

「ん、ちゅ♡」

 

 スキル授受のスキル「口写し」で「独楽図解」を渡す。

 

『ありがとっぅ...?!』

 

 球磨川くんが顔を赤くして感謝を述べた、と思ったらそのまま倒れてしまう。

なんだ、恥ずかしくて頬を染めたのかと思ったぜ。

多分、ろくに調節もせず他人のスキルを受け取ったことによる反動のようなものだろう。

人吉くんは死んだり4ヶ月かけて修行をしてたからスキルに耐えられた(愚行権に関しては彼のためのスキルだからそもそも耐えるもクソもないわけだが)だけで、普通に生きてる脆弱な球磨川くんじゃ反動に耐えられなくて当然だね。

 

「「済適化(ニードレット)」」

「しばらく休めば最適化が済んで自在に使える様になるさ」

 

 多分。

 

 数分経つと呼吸が整いだし数十分もすれば会話ができるようになった。

 

『手間をかけさせちゃったね』

 

「ま、これくらいは特典付与の一部さ。」

「ちょっとスキルを診させてもいいかい?」

 

『え、あ、うん』 

 

 状況をいまいち把握出来てなさそうな球磨川くんが了解してくれた。

 

「「診託(オラクルシーイング)」」

 

 「死運典(マイナスドライバー)」

異常性「独楽図解(スピニングアングラー)」が球磨川禊の精神下において改悪、最適化されて誕生

主に運動を操る過負荷(スキル)

物理的効果に「回転と運動、ベクトルを操る」

精神的効果に「頭の螺子を緩める(締める)」がある

効果範囲は自分を含めた視界にうつる全て

 

「うげぇ...」

 

 いやいや、なんだよこのスキル。

 

頭おかしいんじゃねーの?

「独楽図解」の完全上位互換、こんなもの持ってるだけ戦闘においてはトップクラスになれるだろうよ。

しかもその上、球磨川くんのスキルはこの「死運典」だけじゃない。

それぞれチート級の「大嘘憑き」と「却本作り」がある。

チートスキル×3か、さすがは元箱庭学園のジョーカー、とでも言えばいいのかよ...

まったく、笑えてくるぜ。

まぁ球磨川くんをヒーローにする上で正統派戦闘スキルがないのが痛いところだったし結果オーライかな。

正統派と呼べるかは怪しいところだけどな。

 

『どうしたの、安心院さん?』

 

 目に見えて動揺していた(であろう)僕を見て球磨川くんが心配したような感じで尋ねてくる。

 

「あとで詳細は教えるけどさ、とりあえず。」

「球磨川くん、君には過ぎた能力だ」

 

『安心院さんってばひどいなぁ』

『それはそうと、特典ってまだあるんだよね?』

 

 僕の忠言を戯言だと思ったのか、それとも「死運典」の凶悪性に自覚があるのか、僕の言葉を若干スルーしながら聞いてくる。

 ま、僕の発言で戯言じゃない言葉なんて割と少ないけどさ。

 

「もちろんさ」

「ただ、これ以上時間をかけるのは惰性だから巻いていくぜ」

「「身変整理(スペックチューン)」」

 

 指を鳴らしスキルを発動させると球磨川くんの体が発光する。

RPGゲーム(正しくはRPゲームまたはRPGだが)においてのレベルアップのような光景だ。

 

「球磨川くんのスキルを全て、チューンアップしておいたぜ」

「早い話、君のスキルを全強化しておいた」

「スキルの強化、これが2つ目の特典さ」

 

『確かに、またなんか調子が悪くなってきたような気がしないでもないなー』

 

 球磨川くんがまたフラフラしだす。

 

「これで最後の特典だから気を保ってな」

「いくぜ、プラス補正のスキル」

「「さらに向こうへ(Plus ultra!!)」」

 

 フラフラしている球磨川くんの左頬めがけて右拳を振りかぶる。

割と強めの拳がクリーンヒットした球磨川くんはそのまま後方(僕から見たら前方だが)へ吹っ飛ぶ。

 

『うーん...』

 

 目を回して倒れている球磨川くんはなじみ荘の一室にでも突っ込んでおけばいいだろう。

 ふぅ、とりあえずこれでスタートラインに立ったってところだろうか。

 

 さて、次回は修行パートってところかな。

 

 

 

 

  




短いですね。

次回は特典の説明が主な内容になります!

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