咲-saki- 四葉編 episode of side-M   作:ホーラ

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いつもの9人で麻雀をやったらどうなるのかっていう番外編のifです。
読まなくても特に問題ないです。
麻雀模写は初めてであまり上手く書けなかったので、頭空っぽにしてなんかやってるなあみたいに読んでもらえれば幸いです。



番外編第2局[麻雀]

雫の家にいつものメンバーで集まっている時、雫がある提案をした。

 

「麻雀しない?」

「麻雀か、俺たちは三麻ばっかりだったから、4人でもうってみたいな」

「そうですね、お姉様はどうですか?」

「そうね、やろうかしら」

 

他のメンバーもやる気なようで、全自動卓がある部屋に向かう。まず最初は私、深雪、達也、エリカでうつことになった。他の人は最初は観戦らしい。

麻雀のルールは咲原作と同じであり、半荘一回終わると一位以外は交代というルールになった。

 

 

席決めをして試合が開始される。

 

 

 

東1局 親:エリカ

 

 

 

「エリカ、家で麻雀やってたのかしら」

「兄貴と親父に付き合わされてね、あ、深雪それポン」

 

エリカの手つきはかなり打ち慣れてるという感じであった。男が多い家系だったらうつことは多いだろう。

深雪から鳴いた後、達也からも一度鳴き8巡目

 

「ツモ、タンヤオドラ2。2000オール」

 

エリカはどうやら速攻型のようだ。自己加速魔法を得意とするエリカらしい戦法である。

 

「エリカ早いな」

「兄貴達も鳴きまくりだったからね。アタシも鳴かないと早さで太刀打ちできないのよ」

 

東1局1本場もエリカが1100オールを和了り、一歩エリカが抜け出す。

 

エ:34300 深:21900 達:21900 咲:21900

 

 

 

 

東1局2本場 親:エリカ

 

6巡目、達也がリーチをかける。エリカは鳴いて一発を消すが…

 

「ツモ、リーチ七対子。裏は…乗らなかったから1800.3400だな」

「相変わらず七対子ばっかりね」

「これが得意だからな」

 

達也の魔法、分解。

これが麻雀に置き換わると、偶数の数牌をきると次と次の次のツモがその切った牌の÷2の数の牌が来るという能力だ。例を出すと、4萬をきると次とその次のツモは2萬となる。

この能力は便利であり、対子がすぐできるので偶数ばっかりの手配であれば14巡目までに確実に和了できる。

それに達也は精霊の目があるので振り込むことはない。

咲の世界に来ても、全国大会で普通に活躍できそうな能力である。ちなみにこの能力は照魔鏡で見たものなので深雪は知らない。

 

 

東2局 親:深雪

 

深雪は安パイがなかったのだろう、リーチをかけた達也に一発で振り込んでしまう。七対子は待ちが読みにくいし少しかわいそうだ。そして深雪にとっては不運が続き、達也の和了に裏が乗り、跳ね満まで点数が伸びてしまった。

 

エ:30900 深:8100 達:40900 咲:20100

 

 

東3局 親:達也

 

深雪の手から感じる強大な気配。衣風に言えば、気息奄奄としていた対面から感じる…

澎湃たる気運!深雪の後ろにいるほのかなど顔をあわあわさせている。

 

9巡目それが明らかになった。

 

「ツモ、四暗刻・緑一色。ダブル役満なしなら8000.16000お願いします」

「深雪…それズルくない?」

 

エリカが文句を漏らすが深雪のこの和了はイカサマではない。

深雪は松実宥と逆で冷たい牌が来やすい。なので深雪は字一色や緑一色や四喜和などの役満を狙いやすいのだ。そして赤い牌の萬子は来にくいので絶一門のように打ちやすく混一色なども狙えることから高火力麻雀を得意としている。

だが先ほど達也に振り込んだように、振り込むことも多いので、振り込まない私と達也と打つとだいたいラスになる。

 

エ:22900 深:40100 達:24900 咲:12100

 

 

東4局 親:咲

 

ラスなので神依を使ってもいいのだが、さすがにずるい気がするので枕神怜で我慢する。まあこれもずるいのだが。

 

「怜!」

 

せっかく枕神怜を呼んだのだが、首を振って立ち去った。ということは誰かが和了るか流局である。

 

「リーチ」

 

エリカがダブリーをかけた。待ちは西単騎である。深雪が振り込むだろうなあと思っていると案の定深雪が一発で振り込んだ。流石にこれは枕神怜の力を使っても和了れない。私はツモで削られ続けるだけで、東場を終えた。

 

エ:28100 深:34900 達:24900 咲:12100

 

 

 

 

南1局は達也のリーチ一発ツモ七対子の2000.4000

 

南2局は私のエリカへの2000点の直撃。

 

南3局は深雪の役牌のみの300.500で流れていく。

 

 

エ:21800 深:34000 達:32400 咲:11800

 

 

 

 

南4局オーラス 親:咲

 

案外差があるように見えるが、ラス親なのでトップと22000点差などどってことない。

負けるのは嫌なので私は神依を使う。

 

4巡目

 

「リーチ」

 

私はリー棒を立ててリーチ宣言する。達也と深雪は悔しそうにし、鳴こうとしているが無駄である。その未来も見えている。

 

「リーチ一発ツモタンヤオ三色ドラ7。16000オール」

 

裏ドラめくりながら宣言し、事実6萬に裏ドラがのり、ラス親で私は捲った。

今回使ったのは怜と松実玄。松実玄はドラをきれないので本来リーチをかけれないのだが、怜の力で一発ツモを予見した場合はリーチをかけれるのだ。あとこの局で決めるつもりだったのでドラきっても別に良かったのだが。

 

エ:5800 深:18000 達:16400 咲:59800

 

 

 

 

「相変わらずお姉様はお強いですね」

「毎回最初観察して後半でめくるのも見飽きたぞ」

「だって前半から本気出したら飛んじゃうでしょ?」

 

ちなみに私は家族麻雀では無敗である。それもそのはず、2人の咲のキャラクターの能力使えたらまず一般人には負けないだろう。というか咲の原作の中でも負けることはほとんどないかもしれない。

 

 

 

次のメンツはほのか、雫、美月、私となった。レオと吉田君はレディファーストということで女子に譲ったのである。

雫とほのかは自信満々であるが、美月は少し自信がないようである。美月を守りながら打ってあげよう。

 

 

ここに女たちだけの戦い、第2試合の火蓋がきって落とされた。

 

 

 

……to be continued(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




麻雀模写難しすぎる…上手い人すごいなあ。




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