咲-saki- 四葉編 episode of side-M 作:ホーラ
投稿したやつを初めて読みましたがめっちゃ読みにくいですね、間埋めた方が読みやすいのかなあ…
入学して早3週間が経った。私は相変わらず図書室にあししげく通っている。もうすっかり受付の人に顔は覚えられた。エイミィには付き合い悪い〜とかそんなんじゃ本の虫になっちゃうよなど言われたがどちらも前世から元々であり原作咲とも変わらない。
放課後、今日はあの本を読もうと計画を立てていたがその計画は完全に崩れ去った。二科生に対しての差別撤廃を図る有志同盟が放送室を占拠したのだった。その放送が行われている最中風紀委員の呼び出しがかかった。
「あら深雪も呼び出されたのね」
「はい、お姉様」
教室を出たところで深雪と合流し放送室に急いだ。到着すると渡辺先輩たちはもう来ていた。
「遅いぞ咲」
「申し訳ございません」
形だけの叱責に形だけの謝罪を返した。
とりあえず放送は止まっている。放送室への送電を切ったのであろう。放送室の扉は閉ざされており無理やりこじ開けた様子はない。どうやらマスターキーを盗みとりそれを使ったようだ。
渡辺先輩は強硬策の扉を破っての突入、十文字先輩は交渉に応じてもいいが学校の施設を壊してまで突入するのは悩みどころだそうだ。
鍵開けるキャラはいなかったか、姫子は鍵のような物体持ってたけど扉を開けるんじゃなくて空にビーム放ってそのあと牌がメテオのように落ちて来ただけだしなあと考えていると達也は中にいる壬生先輩と連絡を取った。生徒会や部活連の許可も七草先輩と十文字先輩から取り交渉に応じることも伝え鍵を開けさせることに成功したようだ。なんて有能なんだ。
「それより態勢を整えるべきかと」
「態勢?どういうことだ?」
どういうことだと言う表情で、渡辺先輩は達也を見た。一方達也は、困惑の表情が浮かんでいたのを確認してから質問に答えた。
「中の生徒を確保する態勢ですよ。鍵も窃盗してますし、CADは間違い無く持ち込んでますよ。それに他の武器も持ってる可能性も高いです」
達也が言うには自由を保障したのは壬生先輩だけで他の人の自由は保障していないとのことだった。流石にひどい。ほとんどだまし討ちだ。私より達也の方が絶対悪魔だ。
「魔王や悪魔のあだ名をお譲りしましょうか?」
「今更だろう」
「お兄様、壬生先輩のプライベートナンバーを登録されていたことについて、家で後ほどじっくりお話をお聞かせ願えますか?」
今夜は部屋で引きこもって本を読んでおこう。
翌日、七草先輩に聞いたところあの事件は生徒会に一任されることとなり土曜日に同盟側と生徒会側で公開討論会を行うこととなった。
なぜか原作の記憶がもうほとんど消えているが襲撃があったことはかろうじて覚えている。普通に考えれば襲撃も土曜日であろう。
生徒会側からは七草先輩1人だけを出すそうだ。多くの討論者を出してしまうとこっちの主張主義が微妙に異なった場合そこを攻められる可能性がある。1人な場合は矛盾なく討論できるが返せない質問が来た時に困る。準備期間が少ないのと七草先輩の力量を考えると1人で討論した方がやはりいいだろう。
七草先輩も私も二科生への差別は撤廃したいとしていた。しかしこの差別は何か予算などの問題ではなく意識の問題である。その点を主張しない有志同盟には賛同する気にはならない。
本を読みながら視覚同調で学校を回ってみると有志が二科生を中心に討論会に参加するように呼びかけていた。前世でもこんな運動してる団体あった。夏暑い中よくやるわと思っていた覚えがある
やはり前世もこの世界も変わらないのであろう。
金曜日の夜、私は園城寺怜の神依を使った。
怜の能力は一巡先を見る能力。これはイメージが簡単で未来を見る能力だ。1時間後までを見るとすると今から1時間後までに起こることすべてがわかる。ただし見ることができるのは1km×1kmの正方形内の出来事か馴染み深い人物の未来しか見えない、それに加え私の未来視の効果により未来を大きく変えてしまうと見た未来の二倍の時間未来が見れなくなる。例えば一時間後をみて大きく未来を変えたならば一時間後が終わったあとの2時間後つまり未来視を使ってから一時間後から3時間後までの間は未来が見えない。
見るのは今から1日後まで、対象は学校。
見た未来は予想通りだった。私は未来を見ながら筆を走らせ終わると達也の部屋に向かった。
キャラの能力が無能力者も含めてだいたい決まったんですけど剣谷と越谷だけは誰1人として決まらない…勝負より自分の結果だけ考える能力とか一筒で振り込んで戦犯顔する能力とか茶道が上手くなる能力とかかなあ…
こういうのいいよってあったら参考にしたいんで感想とかで言って貰えるとありがたいです
咲日和で越谷と剣谷がないのが悔やまれる