そしてお久しぶりです。
ちょっと三月に入った時点で少しばかりか忙しくなり、プラススランプになっちゃいました……
けど、たぶん大丈夫です!
それから、私はアニメしか見ていないので、二期がどんな感じなのか楽しみです!
さて、どうしたものか。
カシャリアが言うにはこうしている間にも体が変化していると言う。
今のうちに体を動かして慣らさなければ、ひどい目に会うと脅してきた。
仮面を被ったまま表を歩くのは不審者にしか見えないので、どうしたものかと思った俺は上を見た。
その視界には、高層ビルが何軒も建っているのが見える。
今俺がいるのは、人気のない場所であるだが、仮面を被ったことにより、視力、聴力等と言った五感が上がり、遠くまで見渡せ、聞こえ、感じる事が出来た。
俺は、誰にも聞かれないようにそっと音を立てずにジャンプする。
しかし、そのジャンプは前とは比べ物にならないくらいの高さまで上がった。
一瞬だけ驚きも、俺は風を繰り出す剣を出して、進路を高層ビルの屋上へと変え、思いっ切りその剣を振る。
「……っつ…」
その衝撃は少し耐え難く、苦しみのあまり声を出してしまった。
けれど、すぐにそれは止み、目的に到着した。
(……力加減しないと駄目だな。)
“だな。ていうかあのくらい、剣無しでどうにか出来ねぇのか?”
(無理だな。てか、やり方知らない。)
急激な体の変化に脳が追いつけず、頭がクラクラする。
一旦、休憩がてらに仮面を外す。
しかしカシャリアが言った通り、体は元の感じには戻らず、ごちゃごちゃしている。
「……ふぅ…」
“やっぱし、あの一族じゃねぇとこれはきついのか?”
「それは……ないと思う。ただ単に、俺がついていけてないだけだから。」
未だ体に慣れておらず、整理の出来ない頭と体を休めるように何も考えず、空を見る。
暫くすると、だいぶ慣れたようで、すっきりしたので、仮面を被らずにビルを取り移ろうと体を動かす。
“ん?おい。刀、俺を被らんのか?面白くねぁな。”
「被ってる間だけ変化するんならまずこの状態の体に慣れさせないと、俺が持たないんだって!」
愚痴をこぼすカシャリアに突っ込みつつ、少し遠いが隣にあるビルの屋上を見つめる。
「さて……。試験まで後一週間。出来る限りのことをしないとな。」
独り言を呟きながら。
オールマイト視点
ヒュン
「ん?」
微かに聞こえた音に気付いたオールマイトはオールマイトは空を見上げる。
しかし、彼の視界にはいつもの光景しか見えず、怪訝に思う。
「どうかしました?オールマイト。」
ゴミを持ち、走っていた出久はオールマイトが止まったのを不思議そうに見た。
「いや、何でもない。さあ!後一週間だ!ボーっとしてる時間はないぞ!緑谷少年!」
出久の特訓を再開する為に、また走らせた。
(しかし、あの音……何かが地を蹴って飛んだ時の音にそっくりだ。……飛んだと言えば…)
私はまた十ヶ月も前に起こったヘドロヴィランの事件について思い出した。
あの時、私は活動時間に気を取られ、情けない思いをした。
ちょっと自分では情けなくて、あまり思い出したくはないが、観点はそこではない。
緑谷少年が飛び出し、私を動かしたその言葉の後、もう一人の少年が飛び出した。
彼は凄い。
このまま成長していけば、この私まで超えてしまいそうなヒーローになりそうだ。
たぶん、個性は剣を創るであっているが、その剣にはいわゆる属性がついていた。
しかも二度ほど創った風の剣は威力に差があった。
そしてそれ以外にも彼の身体能力。
通常、私のように力を増幅させなければ高いジャンプは出来ないはずなのに、彼は出来ていた。
あれから十ヶ月。
緑谷少年から、彼も雄英を受けると聞いた。
彼も試験に向けて努力しているのだろう。
どうやら、今年はとんでもない年になりそうだ!
誤字の指摘、ありがとうごさいます!
おっちょこちょいなミスでした……
誤字脱字、コメント待ってます!