IS:織斑家の長男   作:ロック・ハーベリオン

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なんか最近忙しい
疲れてるせいか文章力も落ちてる気がする

ほどほどに頑張っていこ…

春也「そんなの知らねぇからさっさと書け…!」
ギンギラ部分展開、サーマルキャノン発射準備済み
(*゚∀゚)lニニ⊃*

ままままままま待て!落ち着け!!!

春也「だが、断る」

ウワアアァァ!! 三三(;ノ○Д○)ノ 



黒兎は履き違える

あの後、スコールとオータムを本社の方に送り、マドカと家に帰った

スコールとオータムは本社にいた元亡国のメンバーから熱烈な歓迎を受けたそうだ

マドカはというと少し時間がかかったが家にも馴染んだ

一夏も家族として接しているしな

一応、一夏と同い歳として同じ中学二年に編入させた

凰や五反田兄弟とも仲がいいそうだ

まあ、最初俺がマドカを家に連れて帰った時にあの愚弟は「春兄に彼女が!?」とかほざいたので全力で殴ったが…

姉貴もマドカのことは家族として認めている

今はドイツにいて直接会えないが電話ごしで話はさせた

ちなみに姉貴には真実を話してあるが一夏には親の隠し子という風に説明してある

 

あれからしばらく経ちスコールもオータムもNEVECに馴染んだ

スコールには全体の運営を、オータムには開発したISやVS、その他もろもろの物をテスト運用してもらっている

NEVECにスカウトした亡国のメンバーにはハーモナイザー、又は専用機を渡してある

まあ、基本的には量産機だがな

しかし、スコールとオータムには俺が前々から開発をしていた物を渡した

スコールにはドットブラスライザー、オータムにはアキレスD9を

両方とも俺が前世の知識を頼りにLBXをIVSとして作ったものだ

以前からこんな感じでいろんな機体を作っていたのだ

まあ、ほぼ趣味だがな

ちなみに本社の地下には他のLBXやガンダム、アイアンマンのスーツなどといったものまで置いてある

俺の許可が無ければ動かせないけどな

 

ああ、それからマドカにもテストパイロットという名目上で自衛のためにIVSを渡してある

機体はまあ、そのうち紹介するよ

 

さて、姉貴がドイツに行って約半年がたった

俺は一週間程学校を休み­、ドイツに飛んだ

目的はドイツ軍にVR訓練の設備を提供することが決まったからだ

まあ、別に俺が行かなくてもよかったが姉貴の様子とかも見たいしな

さてさて、どうなっていることやら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ軍に滞在して半年がたった

いろいろと大変なことがあった

ラウラを育て上げたり、提供された部屋が片付かないとかな…

まあ、そんなことはどうでもいい

今日は春也がドイツに来る日だ

久々に家族の顔を見ることができるのはうれしい

まあ、あいつも用事があってここに来るのだがな

 

「おはようございます、教官!なんかいい事でもありましたか?」

 

「む、おはよう、ラウラ。顔にでも出ていたか?」

 

「はい、笑っておられたので」

 

「そうか…」

 

ふむ、無意識に顔に出るほど喜んでいたのか?

まあ、半年ぶりに顔をあわせるのだからな

 

「今日、NEVECの者が来るだろう」

 

「はい、VR訓練の設備を置きに来ると聞いています」

 

「ああ、それ関連で弟が来るんだ。上の春也がな。久しぶりに会えるものだからな」

 

「弟…」

 

「ん?」

 

ラウラのこの反応…

なにか嫌な予感がするが…

まあ、こいつは強さに固執している感じがあるしな

後、私に依存している感じも

なんとかしないといけないが…

 

「織斑教官、ラウラ隊長!」

 

「ん?」「む?」

 

呼ばれた方を向くとクラリッサがいた

 

「クラリッサか。どうした?」

 

「NEVECの方々が到着されました!」

 

「そうか、今行く」

 

さてと、弟の顔を見に行くついでに仕事をしなければな

 

「ラウラ、行くぞ。…ラウラ?」

 

「織斑…春也…」

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

 

「はっ!?」

 

「…行くぞ」

 

「はい、教官!」

 

…春也、先に謝っておこう

面倒なことになりそうだと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと着いたな」

 

「別に来なくても良かったのよ、ボーイ」

 

「そう言うな、姉貴の様子を見に来たのもあるしな」

 

「そう」

 

「それにVRは俺が作った技術だからな。なるべく俺が調整したいんだよ」

 

「…そっちが本音ね。これだから根っからの技術者は…」

 

「失敬な。俺の夢は小さなカフェを開くことだ。消して技術者ではない」

 

「どの口が言うのだか…」

 

俺はドイツ軍の責任者が来るまでディアナと雑談していた

多分姉貴と黒兎が来るだろうな

黒兎はどう反応するだろうか

一応、姉貴は決勝に出場し、優勝したが、今回の件で現役は引退するとは言っていたからな

 

「ボーイ、来たわよ」

 

さて、どういう反応を「貴様が織斑春也か!?」

…早ぇよ

 

俺が声のした方を向くと黒兎が殴りかかりに来ていた

俺はそれを甘んじて受けた

 

「私は貴様を認めない!貴様が「殴られたら殴り返してもいいよな?」はっ?」

 

そう言うと俺は黒兎の腹を殴り飛ばした

 

「ぐはっ!!」

 

「やれやれ、ドイツの軍人てのは一般人を問答無用で殴るのか?」

 

そんなことを言っていると姉貴が焦った様子で来た

 

「春也!大丈夫か!?」

 

「ああ、姉貴。問題は無い。つーか、部下のしつけぐらいしっかりしておけ」

 

「…すまない」

 

「貴様…!!」

 

「…その程度でやられてれば期待外れだったがそんなことはないみたいだな」

 

「…ふざけるなぁァァァァ!」

 

「やれやれ」

 

俺はハーモナイザーを起動させて気絶させようとしたが

 

「やめろ!ラウラ!」

 

「ボーイ、あなたもその辺にしなさい」

 

大人二人組に止められた

 

「教官!しかし!」

 

「ラウラ!それ以上やるなら私も黙ってないぞ…」

 

「くっ!」

 

ラウラはこちらを睨みつけるが姉貴に止められたため襲っては来なかった

 

「だが姉貴よ。そいつもその程度では止まらんだろ。訓練場所どこだ?少し借りるぞ」

 

「待て、春也!」

 

姉貴は俺を止めようとするが

 

「あれは1度わからせないと無理だぞ。流石にギンギラは使わないから安心しろ」ボソッ

 

「…わかった。すまない」

 

「なんとなくこうなるとは思ったからな。次からはしっかりやれよ。ディアナ、悪いがそっちは頼んだ」

 

「はぁ、やりすぎない事ね」

 

「それは保証できん。姉貴、案内してくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、俺は姉貴に案内されIS用の訓練場に来ていた

目の前には軍用ナイフを持った黒兎がいた

 

「別にISを使ってもいいんだぞ」

 

「はっ、一般人如きにISなど必要ない!貴様は私のこの手で捻り潰す!」

 

「やってみろよ、黒兎」

 

そう言うとラウラは俺に攻撃を仕掛ける

俺はそれを避け続ける

 

「避けるだけで精一杯か!?」

 

「当ててから言えってんだよ」

 

そして俺はラウラの手を掴み、某メタルでギアな蛇が使う格闘術(CQC)を使って投げ飛ばす

 

「ぐはっ!」(CQC、だと!)

 

「さて、準備運動もこのくらいにしようか」

 

俺はハーモナイザーを起動させる

背中のブースターしか出さずに武器は展開しないがな

 

「なんだ、それは!?」

 

「答えると思うか。言っとくがこうなったらISでも出さん限り俺には勝てないぞ、小娘」

 

「貴様ァァァァァァァ!!!」

 

そう叫び、ラウラはISを展開する

 

「このシュヴァルツェア・レーゲンを出したからにはもうお前に勝ち目はない!!」

 

「それはどうかな。さて、最初に言っておく。俺はかなり強いぞ、ガキンチョ?」

 

「ほざけぇぇぇぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、止めなくていいんですか、織斑教官!」

 

私とクラリッサは他の隊員が入らないようにし、ふたりの戦いを見ていた

どうやら春也はラウラを全力で叩き潰すようだ

まさか、ISまで使わせるとはおもっていなかったがな

 

「…クラリッサ、あのふたりを見て止められると思うか?今のラウラは私に依存しており、さらには強さの意味を履き違えている。こんな状態では駄目だ」

「しかし、春也さんは生身ですよ!ISに勝てるわけが」

 

「言っておこう。本気の春也は私より強いぞ」

 

「えっ?」

 

クラリッサは驚愕しているが無理もない

本気のあいつには私や束でも勝てない

あの装置が無ければ互角になるぐらいだがな

そんなことよりも

 

「すまない、春也。本当は私がしないといけないことなのに。本当に、すまない」ボソッ

 

私はいつもこうだ

最終的に春也の手をわずわらせてしまう

例えその事の責任が私にあったとしても

流石に情けないな

 

「私ももっと」

 

もっと成長しなければ

あいつらを支えられるように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故だ!何故こうも攻撃が当たらん!

相手は不可思議な道具を使っているとはいえ生身の一般人だぞ!

 

「ぐっ!?」

 

クソ!こちらの攻撃を交わしては奴が攻撃を仕掛けてくる

それによりじわじわとSE(シールドエネルギー)が減っていく

私は少しづつ焦っていた

 

「なあ、聞いてもいいか?お前にとって力ってなんだ?」

 

そんな中奴が私に聞いてきた

力だと?

そんなもの…

 

「私が私であるために必要なものだ!だからこそ貴様を消し去る!私に力をくれた教官のために!」

 

「つまり、お前のいう力ってのは腕っぷしの強さだと?自分が自分自身であるための証明にしか過ぎないと?」

 

「そうだ!それ以外にはない!」

 

「はあ…」

 

ため息だと…

こいつはどこまで私を馬鹿にすれば気がすむのだ!

 

「完全に失望した」

 

「なんだと…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やれやれ、ここまでくると呆れるわ

 

「お前がいう力ってのは他人を傷つける暴力でしかない。そんなもので自分を証明できるなんて奴は殺し屋くらいだ。姉貴がそんなものを教えるわけがないことになんで気づかない…。…なあ、お前に守りたいものってあるか?」

 

「何?」

 

「お前は姉貴の地位とか言うだろうがそんなものに意味は無い。大事なのは本人の魂を、心を守ることだ。俺はそのためならどんな苦労だってしてやる!家族は、大切な奴らは俺が守る!これはそのための力だ!」

 

「…」

 

「だがなこんな力が無くても守れたりはするんだよ。一夏なら力なんか持たずに守れるだろうしな。こんな言葉を知っているか?『大いなる力には大いなる責任が伴う』。とあるアメリカの英雄(ヒーロー)が言った言葉だ。ISってのは力だ。俺のこれも力だ。お前は責任を果たせるか?」

 

「黙れ…」

 

「果たせるわけがねぇよな!てめぇが言ってるのは力があるだけのガキの戯れ言に過ぎないんだからよ!」

 

「黙れ!」

 

「お前は俺には勝てねぇよ!本当に守りたいものがある俺にはな!信念も守るべきものもないてめぇの空っぽの強さなんかじゃな!!」

 

「黙れぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

「来いよ!クソガキ!!本当の力ってものを、本当の強さってものを教えてやる!!!」

 

突っ込んできた黒兎にカウンター気味のEX-Tを纏った蹴りを叩き込む

 

「ぐっ!」

 

怯んだところを対AK用のプラズマブレードで追撃しようとするが

 

「舐めるなぁ!!」

 

「む?」

 

アクティブ・イナーシャル・キャンセラー(AIC)で捕えられてしまった

 

「ハハハハハ!やはり口先だけのよう「すぅぅぅぅ」?」

 

「ーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

「耳がァァァっ!!」

 

AICは集中していなければ使えない

俺は黒兎が集中できないように高音の大声をはなった

それはまるで黒板を擦った時にでる嫌な音を大音量にしたようなものだった

そんな音を間近で聞いたのだ

黒兎は耳を抑えうずくまった

それが決定的な隙だった

 

「くらえっ!」

 

「っ!?」

 

俺は黒兎の腹に手を置き、

 

「『メテオ』!!!」

 

EX-Tブラスト『メテオ』を放った

 

ドドドドドドドド!!!!!!

 

「ぐっ、がっ、ぎっ!!?」

 

放たれたEX-Tのエネルギーの塊は至近距離で全てシュヴァルツェア・レーゲンに命中する

それが終わった後にあったのはボロボロになり、膝をついたシュヴァルツェア・レーゲンだった

ダメージレベルはCを超え、Dに差し掛かろうとしているのがぱっと見で分かった

当たりどころによっては絶対防御も発動しているだろう

SEもかろうじて残っているだけの状態だった

俺は自滅覚悟で突っ込んでくるのを警戒し、プラズマブレードを展開した

 

「何故だ…。何故勝てない…?相手は生身の人間だぞ?何故…?」

 

「お前はISだから俺は勝つことができないと思い込んでいた。しいて言えばその慢心がお前の敗因だ。最もさっき言った事の方が大きいがな」

 

「私は…、私は何のために…」

 

「はあ、てめぇはまだ15にも満たないガキだろうが。ガキのうちならまだやり直せるだろうよ」

 

「…」

 

「見つけてみな。てめぇが本当に守りたいものを、本当の強さってものをな」

 

俺はそう言い、プラズマブレードの代わりに出したハンドガンで

 

バン!

 

 

黒兎を撃ち、SEを0にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、訓練場の出口に向かったが、そこには姉貴が待っていた

 

「すまない、本当にすまなかった、春也。私がもっとラウラのことを見てやれていれば」

 

「たらればの話はすんなよ。過ぎたことは仕方がねぇだろ。これが最善だったんだよ」

 

「…私がもっとしっかりしていればこんなことには」

 

「…なあ、姉貴。あんたと俺の関係はなんだ?」

 

「えっ、それはもちろん家族だが」

 

「そうだ、家族だ。なら、迷惑ぐらい掛け合ってもいいだろ。俺たちは支えあって行けばいい」

 

「春也…」

 

「一人で何もかも背負うなよ、姉貴」

 

そう言い残して俺は本来の目的であるVRの設置に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ここは」

 

目が覚めたら私は基地の医務室にいた

あの後私は気絶してしまったらしい

 

「目が覚めたか、ラウラ」

 

「教官…」

 

横には教官がいた

どうやら私が目が覚めるまで面倒を見てくれていたようだ

 

「教官…。私は…」

 

「すまなかった」

 

「えっ?」

 

私は頭が追い付かなかった

何故、教官が私に頭を下げているのだ?

 

「ラウラ、今日のことは本当の力の使い方を教えられなかった私の落ち度だ。本当にすまない…」

 

「違います、教官!あれは私が悪いのです!単なる力に溺れていた私が!」

 

「だとしても」

 

「いいえ、私が…。私が力の意味を理解していれば…」

 

「…。ラウラ、やはりお前だけの責任ではない。これは私の責任でもある。だが、幸いなことに私たちはまだやり直せる」

 

「その通り…ですね。彼には感謝しなくては…」

 

「ああ、そうだな。後で会いにでも行くか?」

 

「そうします。直接礼も言いたいですしね」

 

「フッ、そうか」

 

織斑春也、感謝するぞ

私にはまだ守るべきものが何なのかはわからん

それでも見つけてみせる!

貴様の言う本当の強さを!

 

 




お陰様でお気に入りが300人を超えました!
正直ここまでくるとは思いもしませんでした。
皆様の期待も重いのですがこれからも頑張るのでよろしくお願いします!
╭( ・ㅂ・)و グッ !

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