しかもまだ終わってない・・・
今日は息抜きに投稿です。
この機会にマンガ、ラノベの数を数えてみようと思います。1,2年前に数えたときは900くらいだったのでおそらくもう1000はいってるだろうな~
それはともかく結構汚い部屋だったから黒い稲光を浴びたGが出なくて本当によかったです( *´艸`)
最近歳のせいかマンガを読み返すのは苦じゃないけど小説を読み返すのが苦になりつつある傍観者です。
それでは本編どうぞ
ああ史上最強の弟子ケンイチとパパの言うこと聞きなさいを再読してぇ~
「ペテルギウスアンタは何の為に戦っていやがるんですか?」
唐突なカペラの質問にペテルギウスはゆっくりとカペラの方を向き
ただでさえ大きい瞳を眼球が飛び出そうなほど ギョッ と目を見開き
「なんのため・・・
なんとため と今言ったデスか?
そんなのサテラへの愛に決まっているのデス。サテラへの愛は絶対なのデス
愛に愛に愛にサテラへの愛に報いなければぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ペテルギウスの狂気的な愛の叫びにそばに座っていたシリウスはサテラへの憤怒の情を燃やし、カペラは目を冷ややかに細めて
「ペテルギウス、お前のそれは愛でも何でもない。ただの妄執と依存だ。他の奴の前ではいい。だが愛と色欲を司るこのカペラ・エメラダ・ルグニカの前で二度とその汚い感情を愛だと名乗るな。クズ肉がッ」
カペラが吐き捨てるように言うとペテルギウスの体が痙攣を起こし
「あ・ああ・・」
壁に頭を叩きつけながら
「私の 私の魔女への愛が偽りだと・・・それはありえないのデス。怠惰であることは最も唾棄すべき事柄、ゆえに私は勤勉に勤勉に勤勉に勤勉に勤勉に勤勉に勤勉に勤勉にこなしてきたぁぁぁぁぁぁぁっー!
愛とは勤勉に行動し 勤勉に働き 勤勉に尽くして 心も体も勤勉に尽くしてきた 勤勉にしていたものこそがぁぁぁぁっ!
得られるのデス。証明できるのデス。
愛の研究者を自称しながらそんなことも理解できないなんて
ああぁ アナタ怠惰ですね?」
「はぁぁ」
ペテルギウスのおぞましい心の叫びにカペラはため息をついて自らの体に手をあてて
「ペテルギウス・・・」
カペラの姿が黒龍から銀色の髪をした長い耳が生えているハーフエルフに形を変えた。その姿は400年前に剣聖と龍と賢者シャウラに封印された嫉妬の魔女サテラとうり二つだった。
「ギャハハハハ
どうですペテルギウス ムラムラきましたか?この姿に
押し倒してぇと思ったのかよ?やりてぇと思ったのかよ?欲情したか?勃起したか?
もししてねぇならてめぇのそれは愛でもなんでもねぇただの勘違いだよ?そのことを理解もせず認めることも出来ない
それが存在自体も中途半端なてめぇにふさわしいよ。この頭の沸いたクズクズクズクズクズクズクズクズクズ肉がぁっ」
ペテルギウスはカペラの遠慮などという言葉が一切入る余地のない言葉の暴力に、5本の指を生暖かい口の中に全部突っ込んで噛み潰した。
指からは大量の血液が滴り落ち、指からは白い骨のようなものが見えていた。
ペテルギウスは特に傷を気にした様子もなく、痛みに顔を歪ませることもなく、全部の指を噛み潰すと壊れた人形のように震え、
「・・さないのデス。
サテラを冒涜することはぁぁぁぁぁぁっ!
誰にも許さないのデス。
ここまで・・・
ここまで本気で殺したいと思ったのはエキドナ以来初めてなのデス。
コロシテヤル」
ペテルギウスの言葉にカペラは再び自分の体に手を当て白髪の女 エキドナに変化し、凶悪な笑みを浮かべ、
「きあがれってんですよ ペテルギウス
図星をつかれ、顔真っ赤にしてる童貞なんて気色悪い ワタクシがその無駄な命終わらせてあげますよ」
「見えざる手ぇ!」
「ギャハハハ」
「パンドラ様 アレ止めなくていいの?」
怠惰と色欲の激突を眺めていたパンドラにレグルスが特に気にした様子もなく話しかけた。レグルスの発言にパンドラは意外に思ったのか
「あら?レグルス もしかして仲間を心配しているの?」
パンドラの発言にレグルスは顔をしかめ、
「まさか、奴らがどうなろうとしったことじゃないよ。僕が動くのは顔が可愛い花嫁を見つけたときと僕の権利を侵害した時だけさ。無欲で安定した生活を求めていたからこそ僕にこの権能がついたのだと思うよ。人は自分の器以上のことをしようとするからこそ危機に立たされ、最悪の場合は命を無駄に落とす。僕のように無欲で自らの器を理解しているからこそ僕は生まれてこのかた危機というものを味わったことがない。当然だよね。この権能があれば剣聖だろうと龍だろうと僕に勝つことは不可能。無欲で安定した生活を求めている僕はそんなことをしようとは思わないけどこの権能があれば世界征服だってできるよ。
・・・
そうじゃなくてパンドラ様は戦力低下が嫌でこの会議を開いたんでしょ?止めなくていいの?別に愚図のペテルギウスが死のうと淫売女が死のうと僕の知ったことじゃないけどこの会議に僕を呼んだ以上きちんとしてもらわないと僕の質が疑われちゃうだろ?
もし力がないっていうなら力を貸してあげるよ。君には花嫁を何人か見つけてもらった借りがあるしね。小さな借り1つ返せない小さい男だと思われるのも僕の心が傷ついて殺してしまうかもしれない。やっはりどんな人間だって懸命に生きているんだ。だから僕もその命を絶つことはしたくないからね。」
レグルスの矛盾だらけの自己中心的で身勝手な弁舌にパンドラは特に表情を変化させることなく
「カペラの方に殺意はないですね。まあ見ていればわかりますよ。」
と意味深に答えるのみであった。
パンドラの言葉にレグルスは鼻を鳴らし、怠惰と色欲の方に視線を向けた。
怠惰は自傷行為をした頭と指以外はほぼ無傷であり、
色欲は手が一本抜けていて体のいたることころに木刀で殴られたような打撲痕があった。
「カペラ 私の愛が偽りだというあの言葉を撤回してもらいたいのデス。
そうすればアナタの怠惰を許し、水に流すのデス。あなたも私と同じ魔女教徒。
魔女の信愛、寵愛、敬愛、純愛に、愛に愛に愛に愛に愛によってえらばれたもの。愛に、愛に報いなければぁぁぁぁっ!」
ペテルギウスの否 狂人の甘言にカペラはペテルギウスに負けず劣らずの凶悪な笑みを浮かべ
「ワタクシは何もまちがったことはいってねぇです。お断りですね。この短小の童貞やろうがっ!」
「っっっっ 死ねぇぇぇぇ 見えざる手ぇぇぇぇぇっ!」
カペラの挑発に対し、ペテルギウスは本気でカペラを殺そうと思い、頭と胴体をバラバラにする気で見えざる手を発動した。
見えざる手がカペラに当たる瞬間シリウスがカペラの前に立った。ペテルギウスは見えざる手の速度を緩め、シリウスに当たる瞬間に止まり、見えざる手を消した。
「シリウス なんのつもりデスか?」
シリウスを睨みつけながらペテルギウスはやや棘のある声で言葉を発した。
「すいません アナタ しかし気持ちがすれ違ってしまうのは悲しいものです。やはり愛とは人と人とが気持ちを共有することで育まれるものだと私は思います。ですからカペラさん、ペテルギウス すいません。これは私の自己満足です 許してください
憤怒の権能 カペラ ペテルギウスの感情を共有」
「「あああぁぁぁぁぁ・・・・・」」
カペラ・エメラダ・ルグニカはペテルギウスの魔女への愛 愛に報いるために全てを捧げる感覚を味わい、
ペテルギウス・ロマネコンティはカペラの愛の実験の内容 愛は性欲だということを嫌というほど見せられた。
1分という短い時間ではあったがペテルギウス・ロマネコンティとカペラ・エメラダ・ルグニカはお互いの愛について感じる感覚を共有していた。
確かにこれだけ愛の実験の結果を見せられては愛は性欲が絡んでいるということも少しは認めなければならないのデス。
しかし・・・
まさか性欲なしであそこまで行動できるやつがいるなんて愛は性欲以外にも一応形はないこともないってことですかね?
でも・・・
「あなたのことが好きになれそうにないデス」
「ワタクシはアンタのことが大嫌いです」
ペテルギウスとカペラの和解、否お互いが分かり合えないということに関する和解が成立した時にペテルギウスにギュッと抱きついていた憤怒の主がそこにいた。
「シリウ・・」
「好きです。ペテルギウス」
ペテルギウスが言葉を発する前にシリウスが告白した。
シリウスちゃんが今回はガチの恋する乙女(おとめ)してます
さあ次週どうなるのか
小説のアイディアはすごい浮かんでくるけど書くスピードが全然追いつかない。
これが典型的な小説書き始めた初心者に見られる症状やな(笑)
次回はいよいよまだ(ほとんど)登場していないあの大罪司教がでてきます。
それでは次回もお楽しみに
???「イタダキマス」