超次元ゲイムネプテューヌ~闇夜の円舞曲~   作:KeyMa

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Scene46 恐怖の道標~Fear Load~

 

 

【ギョウカイ墓場:???】

 

「ふん、全てのゲイムキャラを揃えたか。計画通りという訳だ…。」

 

ある場所でモニター越しに、リーンボックスの風景を見ている人物がいる。ゲイムキャラを入手され、追い込まれてきているはずが、その人物はまるで織り込み済みかのように動揺するどころか、今の現状をたのしんでいるようにも見える。

 

「(だが、誤算は奴がやられたということだ。とは言え、傷は回復しているうえに時期に復活する。不死身の男と噂されているだけはある。)…どれ程強くなっているか、少し遊んでみるか。」

 

そういって、マジックはまるでゲーム感覚のように何かを閃き、その部屋から出ていくのだった。

 

「…盗み聞きとは、女神が泣くぞ。」

「………。」

「その恰好は…隠す気はないのか。」

「100%出していないとはいえ、バレたからな。それに、偶にはゆっくりと新鮮な空気を吸いたいんでね。」

「ふむ…ならば、新しいコードネームでもいるか?」

「いや、結構だ。どこかの銀行強盗みたいに、大量のマスクを用意するのも面倒だ。」

 

マジックが出た部屋の廊下には、獨斗永守が壁に背を向けて立っていた。若干デザインは異なるが、嘗てプラネテューヌで動いていた時に似た服装をしている。トラベルハット、サングラス、そして3Wayタイプのロングループマフラーを身に着けている。

 

「しかし、あの時重症だったはずだ。それが驚くべき再生能力で回復していった。お前のその体力はなんだというんだ。」

「3年前に、ある医者から似たような事を言われた。それで、どうする気だ。」

「ずっと待っていてもつまらないだろう。少しばかり、あの3人に自由行動をして貰うよう伝えるだけだ。…お前も一緒にどうだ?」

「遠慮しとく。傷が開いたら、また病院送りされるのも面倒だ。それに、この力の使い方を知っておかなければならない。」

「まあいい…。お前は自由に動いて言いといったのはこの私だ。好きにするがいい。」

 

そう言い残し、マジックはその場から離れていく。それを確認した永守は、右手の一指し、中指を立て、眉間へ押し付けるようにする。

 

「(微かにゼロの力は残っている…が反応しなくなった。一心同体のはずが、汚染が進み続けているのか。時間がない。こいつをアイツに届けなくては…。)…ここから先は、俺一人でやるしかないな。」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

【???】

 

「あれ…ここは…。」

 

目が覚めると、そこは見覚えのある天井だった。そう、自分の部屋…厳密に言うなら、日本に住んでいた時の自室の床に仰向けになっている。丁度真上に電灯があり、眩しくて手で目を覆いながらゆっくりと体を起こし、周囲を見渡す。…間違いなく、死ぬ前の自分の部屋だ。しかし、服装はゲイムギョウ界で着ていた服のままだが、装備品はない。

 

「(どういう事だ?俺は、ゲイムギョウ界にいたはず。…にしても、夢にしては現実味がありすぎる。)」

 

過去の自分の部屋を探索するってなんか変な感じだな…。と思いつつ引出やタンスに手を掛けても、つっかえているかのように開かない。

 

「…ここだけ開くのか。」

 

自室の扉だけは、他と違い開く。だが、その先は廊下ではなく、真っ暗闇だ。扉の先の暗闇に手を伸ばしたり、床があると思う場所に手を伸ばすと、確かに道と思えるような感触がある。その真っ暗な先に、扉のようなものが見える。普通は躊躇するだろうが、色々と非現実的なものを見たせいか、そういう感覚がマヒしているらしく扉の方へと向かう。そして、躊躇なく扉を開ける為、ドアノブに手を掛ける。

 

「…うわっ!!」

 

ドアノブを捻り、押して…開かなかったから、引いて開けた瞬間、何か水のようなものが飛んで来た。驚いてしまったのか、右手で顔を隠し、体を横に捻っている。

 

「…鉄の臭い…え…?」

 

暗くて良く見えないが、臭いと扉の先に見える光景で理解する。無残な姿で横たわっている父さんと母さん(転生先での親)…そして…。

 

「エン…デ…?」

「…おや、まだ生き残りがいたんだね。」

 

そう、そこにいたのは、嘗て復讐を…3年前ズーネ地区で倒されたはずの“エンデ”がいた。とっさに紋章を発動しようとするも、反応がなく空振りになってしまう。次の瞬間、奴が急に目の前にワープし腹に蹴りをくらい、仰向けになりつつ更に腹を踏まれてしまう。

 

「がぁっ…!!」

「ふふ…やはり、強いと言われてるけど、君一人じゃ無力だね。だから、守れるものも守れないのさ。」

「なに…を…!」

「僕を倒したのは君じゃない。あの時、獨斗永守がいなかったらどうなってたかな?おまけに女神含め、君達の無力さが、彼を裏切り…犯罪組織へと歩んだ。新しい力を手に入れてるのにね…。」

「黙れ…。」

「それだけじゃない。遂に君は一般人にも手を出そうとした…。君は女神の旅には不必要な存在だよ。薄々感じてたんじゃないかな?」

「黙れぇええええっ!!」

 

無我夢中に、拳をエンデに向けて放つ。その拳はエンデの腹を貫通する…放った俺が驚いてしまった。

 

「…!!」

「ほら…君も結局犯罪組織と変わらない。暴力でしか物事を解決しない。そんな奴が正義を着飾るなんて、馬鹿だと思わないかい?」

「違う…。」

「違わないさ。君が殺してきたモンスターにだって、もしかしたら家族がいたりするでしょ?人間という下等生物が生き残る為には、邪魔な障害を排除していく。結局君のやっていることも同じさ。」

「違う、違う違う違う違う!!俺は、俺は!!守るべきものの為に…!」

「結局は弱肉強食のように…ね…。まぁいいや、嫌でもわからせてあげるよ。」

 

エンデが言い終わった時、エンデは水のように流れ消えていく。そして、どこから響いているのか、サイレンのような音が響き渡る。

 

「う…うぁ…ああああああ!!!」

 

不快な音により耳を塞ぐが、それと同時に聞いた言葉とどす黒い感情が湧き上がってくる。脳内に「コロセ、コロセ」と響く。その言葉に反応するように、闘争心…殺人のような心が開くような…そんな感情が徐々に増していく。

 

「やめろ…!俺は、そんな気は…ない…!!あ…あああぁあああああっ!!」

 

しかし、俺の言葉とは正反対に、その感情は徐々に増えていく…頼む…これが夢であれば覚めてくれ…!

 

≪…そんなことはありません…彼は、貴方を必要としています。あの人を救えるのは、貴方の力が必要です…。≫

 

コロセコロセの声とは別に、救いの声ともいえる女性の声が聞こえてくる。その声を聞いた途端、感情の高ぶりが一気に下がると同時に、意識が朦朧としていく…。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

「うぅ…ここは…。」

 

目を覚ますと、そこは見覚えのない天井ではあるものの、よーく知っている人物がすぐ近くにいた。

 

「ふぅ…ようやく目を覚ましましたわね。」

「(戻って、これたのか?)…チカ…さん…?」

 

そこにいたのは、リーンボックスの教祖であり箱崎チカさんがいた。…てことは、ここはリーンボックスの教会あたりか?

 

「気分はどうかしら?」

「万全とは言えない…ですかね…。」

「まぁ、アタクシも心配わしましたわよ?一週間(・・・)も目が覚めなかったのだから?」

「…は?一週間?」

 

衝撃的な話だった。仮に日本一が言っていることが正しければ、アンダーインヴァースのあの後、俺は一週間寝たきりになったことになる。てことは―――

 

「馬鹿な…日課のソシャゲを一週間もサボったことになるじゃねぇかよ!!」

「貴方、こっちは真面目に答えたんですけど…?」

「すいません…。」

 

その後、職員からの報告書も含め、アンダーインヴァースでの出来事を聞く。俺が暴走し、5pb.の歌によって気絶したという。それから、俺は日本一とスミレによってリーンボックスにある医療兼ホテルともいえるここに居る。それから、リーンボックスに戻り、チカさんからゲイムキャラの協力の許可を貰った後、古の籠手が光だし、紋章玉がネプギアの中に入っていったとか。それからネプギア達は、プラネテューヌに戻るも、リーンボックス以外のある特定化に犯罪組織の活動があり、スミレはそのままネプギア達と行動を共にし、他の候補生達は一旦自分の国に帰ることとなった。それから、プラネテューヌでは近くの集落に犯罪組織が現れ、そこには下っ端だけでなく、ジャッジ・ザ・ハートが居たが、辛うじて勝利を掴み、犯罪組織を退いた。その後、報告する為に協会に戻ってきたと同時に、ロムが倒れ、ラムの体調も悪化したとルウィーからの報告を受け、原因を調べる為ルウィーに向かったと言う。原因はルウィーのシェアが急激に下がったこともあるが、その犯人は犯罪組織とその幹部である“トリック・ザ・ハート”。嘗てルウィーのロム、ラム誘拐事件の首謀者の一人だった奴だと言う。一旦は操られてしまったそうだが、トリックを退けることには成功したという。しかしながら、ラステイションからSOSが入り、ラステイションに急遽向かうことになったと言う。そしてそんなタイミングで今、俺が目覚める…タイミング悪いな。

 

「それと、恐らく貴方が暴走した時に、強い負の力を2つ感知したのよ。恐らく一つは貴方よね。医療班に体を調べさせて貰ったけど、それらしいのは出てこなかったわ。」

「そうですか…。」

「…それで、貴方は女神の旅についていくのよね?本当は、ご自由にと言いたいところだけど、スミレの(よし)みでラステイションまで送るよう手配しておきますわよ?」

「俺、この戦いから退けようか考えんだが…。」

「…どういう心算かしら?」

 

急な引退宣言とも言える発言をした為か、チカさんがしかめ面になっている。確かに、俺はこの戦いから簡単に抜け出せる感じはしない。今抜けるというのも無責任だろう。しかし…。

 

「…俺が暴走したという情報が入ってますよね。落ち着いたとはいえ、根本的に解決したとは言い難い。戦っている最中、また暴走するかも分からない爆弾を抱えて、共に行動なんて…。」

「精密検査では異常は見られなかったわ。解決法を探すということはしないのかしら?」

「探している最中に暴走する事も…正直、俺は何がしたいのか分からなくなってしまったし、迷惑かけるのも怖い…。」

「………。」

 

体育座りで俺はそう語る。剣で人を刺したことがない。紋章とは言え、手にはアイツに剣を刺した感触が残っている。暴走して、あいつ等を殺してしまわないか。あいつ等の旅の邪魔をしてしまうのではないか。今考えられる方法は、ここで旅を止めてひっそりと生活するか…それが最善だと考えている。

 

「本気で考えているのかしら?そんな事、スミレが聞いたら悲しむわよ。」

「え…?」

 

スミレが悲しむ?どういうことだ…そんな事を考えていると、チカさんが俺に何かを差し出してくる。

 

「小包?」

「貴方宛よ。ただ、差出人は不明だけど、中身は爆弾ではないのは調べてあるわ。…お姉さまやスミレを悲しませるようなら、アタクシは貴方を許さないわよ。良ーく考えて、もう一度アタクシに言いなさい。」

 

そう言い残しチカさんが部屋から出ていく。差し出された小包自体はそれほど大きくない。箱に耳を当てるが何も聞こえない…とりあえず爆弾じゃないことは確かだな。中には―――

 

「カセットテーププレーヤー?随分とレトロなのが入ってるな。」

 

中には何かが入っているが、不思議な事にカセットテープを取り出す為の取り出しボタンがついていない。唯一あるのは再生ボタンだけだ。しかし、どういう訳かこれを再生しなければならないという衝動にかられている。そうしているうちに、俺は再生ボタンに指を乗せ、ボタンを押し入れていた。

 

≪―――これを再生しているのであれば、お目覚めになったということですね。≫

「(女性の声?この声…あの時聞いた声に似ているな。)」

 

相変わらず即答だなこいつは…。だが、この声は何処かで聞いたことがある。兎に角、再生される音声に耳を傾ける。

 

≪今、このゲイムギョウ界は第三の勢力が出現し、犯罪組織をも吸収しようとしています。この事を知っているのは、今聞いているあなたと、A.…この二人だけです。≫

 

A…コードネームか何かか?確か、初めてギョウカイ墓場に救出作戦として行く前に、イストワール様宛にあった名前だよな。A、獨斗なら、アルファベットで言うなら永守の“E”になるが…恐らく、犯罪組織に加入している人は大勢いる。その中の内通者、密告者というべきなのだろう。

 

≪恐らく、今の貴方は自らの内にある闇に飲み込まれるのを恐れていると思います。その闇に、打ち破らなければ、何れ貴方も飲み込まれてしまいます。しかし、それを簡単に…というのは分かっています。それでも、貴方にも頼らなくてはなりません。≫

 

こっちは相手が誰なのか分からないのに、随分と信頼しているような感じで録音されている。こっちが信頼していいのかは分からないが、次の言葉に衝撃が走るのだった。

 

≪“エンデ”という名前…覚えていますか?嘗て、貴方ともう一人によって打ち破った敵でもある相手…エンデは、まだ生きています。≫

「なん…だと…!?」

≪正確には、精神体としてゲイムギョウ界にいます。エンデは、肉体が滅ぶと同時に、このゲイムギョウ界に“呪い”を残していました。“人間の暗い感情だけを導く”呪いを…。今の貴方も、その呪いを受けている可能性があります。貴方だけでなく、彼も…獨斗永守も少なからず、呪いの影響を受けていると思われます。≫

 

てことは、さっきの夢は俺に対しての呪いにあたるのか?…考えても分からない。兎に角、俺はその呪いの条件に一致して、あんな姿になっちまったのか。それで、その呪いの影響で、獨斗は裏切った…?奴がそんな簡単に屈するとは思えない。

 

≪現状、彼自身は呪いに抵抗しています。ですが、彼の中にいるもう一人が、それに飲み込まれている…。そして彼は今、ある計画の為に、最初こそ捕らわれの身でしたが、自ら犯罪組織に染まっていっています。≫

 

突然、カセットの口が開き、中に何か入っているのが見える。中にはカセットテープではなく、アミュレットのようなのが入っていた。

 

≪それを受け取ってください。そして、アミュレット…“テンメイ”の導きの先でお話します。≫

 

その言葉を最後に、プレーヤーが結晶片になり消滅する。手元にはその“テンメイ”といった紋章のようなアミュレットのみ…。

 

 

 

 

 

「それで、決心はしたのかしら?」

「ああ。…まだ微妙なところだが。」

「それでも、先ほどの死んだような目は、消えているわよ。」

 

俺は、テープレコードプレーヤーを聴き終えた後、チカさんが待っている教会の広間へと向かい、俺の決心を言った。俺、そんな目してたのか、さっきまで…。

 

「それで、プラネテューヌのバーチャフォレストに何があると言うの?」

「分かりません。ただ、行かなきゃならない。そんな感情が湧き上がっています。」

 

テープレコードが消え、その後直ぐにテンメイが光だし、そこに映し出されたのがプラネテューヌのバーチャフォレストだった。その導きに従えば、何かがあるに違いない。

 

「…いいわ。それで、お姉さまが助かる何かを手に入れて、スミレが悲しまずに済む方法があるのなら、お行きなさい。」

「…恩に切ります。」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

【プラネテューヌ:バーチャフォレスト最奥地】

 

チカさんのお陰で、プラネテューヌに行くのは本当に楽に済んだ。その後、教会には寄らずに真っ先に、導きのままにバーチャフォレストに向かうのだった。テンメイの光、まるであるゲームのロケーターみたいだな。その導きは、最奥地のある場所、洞窟のようなところへと流れている。

 

「バーチャフォレストに、こんなところがあったのか…。」

 

中は暗くないものの、念のためにスマホのライトを付ける。あまり出入りがされてない為か、蜘蛛の糸みたいなのが多数見当たるものの、道は整備されているし、モンスターが出るような感じの場所なのに、一匹も生息していない。

 

「なんだ…ここは…。」

 

道なりに進、光が漏れている場所がありそこへ入ると、さっきのダンジョン感なのとは打って変わって、神殿のような場所へと出る。中央に苔や草塗れになっている崩れた岩の塊があり、周囲の壁にはゲイム語で色々と描かれている。その奥には祭壇のようなのがあり、そこに円盤型と手形の二つの窪みがある。

 

「あれ?この窪み…テンメイと籠手がはまりそうだな。」

 

テンメイを円盤型に、籠手を手形に置いてみる。予想通りぴったりとはまった。すると祭壇の先の空間に扉が現れる。テンメイと籠手を取り出しても、扉は消えないようだ。…兎に角、入ってみるか。

 

そこは、さっきとは違い非常に綺麗な神殿といった感じだ。まるで、今まで普通に手入れとかしてそうな感じの…兎に角そんな感じだ。その床に紋章が刻まれている中央に、一人の女性が立っていた。

 

「お待ちしておりました…。ジン様ですね。」

「…何故、俺の名を知っている?」

「知っているも何も、私は永守さんの中に居ましたから。そして、彼を連れてきたのも私です。」

「なん…だと…?」

 

そうか、転送されたと聞いたが、そういう感じだったのか。まるで、勇者の償還儀式のように連れてこられたといったところか。今やそんな感じはないけど。

 

「じゃあ、アンタが…獨斗が言っていた“ラリマーハート”?」

「その通りです。既に私は肉体を犠牲にしてしまい、精神体としてこのように留まっている事しかできませんが…。最も、3年前は永守さんの中に宿る形で移動してました。」

 

獨斗は、この事を全く話していなかったな…。何故、彼女のことは話さなかったのかは分からねぇな。

 

「で、俺を導いたからには、何かあるんだろ?」

「はい。あなたの呪い…復讐心に打ち破る方法。そして、ゲイムギョウ界で何が起きようとしているのかをお伝えします。まずは、此方に乗ってください。」

 

ラリマーハートは、俺を紋章の中心部へ案内するような感じでいる。ここまで来て引き下がることは出来ねぇよな。気づけば、俺は既に紋章の上に立っている。

 

「それで、これから何が起きるって言うんだ?」

「言えません。言ってしまったら、あなたに迷いが生まれてしまいます。今は、“無”を…何も考えずにいて下さい。」

「…まあいい。」

 

とりあえず、言われた通り、目を閉じて無心になるようにする。この後何が起きるのか、どうなってしまうのかも考えず、ただひたすら無心になることだけを考えるのだった。そして、自分が何故、復讐心に怯えているのか、この先何が待っているのかは、今の俺には分からないままだ…。

 

 

 

 

 

 


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