リベラル「近所に住むお姉さんが食事のお裾分けに来ましたよ」
パウロ「ちっぱい…」
ロキシー「銀緑…一体何者なんだ…」
前回でネガティブなことを書いてしまい申し訳ないです。あまりウジウジした態度をとってたら鬱陶しいと思うので、以後なるべく控えますね。
尚、今回も独自設定が火を吹く模様。
※リベラルの闘気の説明の際に、「この世界の人のからだには~」の“この世界の”の部分を削除しました。
4ヶ月ほど経過した。
その間にルーデウスは、魔術師としての力をメキメキと伸ばし、3歳児として異例の才能を発揮していた。流石に技術に関しては拙いが、魔力量だけで言えば、既に平均的な大人の許容量を上回っている。
午前中にある、ロキシーと魔術の勉強は順調に進んでいると言えよう。予定通りである。リベラルはまだ助言も何も出来てないが、しなくても問題ないんじゃないかと思うほどだった。したところで、急激に強くなれる訳でもないのだから。
しかし――問題は午後にある剣術の特訓だった。
――――
それは、リベラルが偶々近くを通り掛かった時に見た、ルーデウスとパウロの様子である。
素振りや型の動きを中心とし、父親相手に打ち合いをして、足運びや体重移動の訓練をしていたのだ。その辺りの基礎的な部分は特に問題なかったのだが、パウロは教えるのが致命的に下手過ぎた。
見本のつもりか、岩を真っ二つにせしめたパウロに、ルーデウスは地球で培った常識的な疑問を抱いたのだ。
――剣で岩を斬るっておかしいよね? 普通は弾かれるよね? 細マッチョなパウロに、ゴリラ以上の筋力があるとは思えないんだけど?
当たり前だが、地球でそんなことを出来る人間はいない。いや、もしかしたらいるかも知れないが、限られた極一部の存在だけだろう。
だが、パウロはそんなことが出来るのに、それでも上級剣士である。ならば、上級以上の剣士は、全員岩を切断出来るかも知れないのだ。
何人いるのかは知らないが、流石に多すぎるだろう。この世界の空気に、特殊なプロテインでも含まれてなければあり得ない。ならば、何かしらの原理があるのではないか、という答えに行き着くのは、当然の帰結であった。
「父さま、どうすれば剣で岩を切断できるのか分からないんですが」
「なんだ、分からんのかルディ。ならば教えてやろう」
息子に頼られたことが嬉しいのか、表情を緩めて胸を張るパウロ。だが、すぐにその顔を引き締め、庭に作成されてる木人へと向き合う。
「いいかルディ。剣術ってのは迷っちゃいかん。雑念を混じらせると、剣先が鈍るんだ」
「……つまり、僕が剣を振るってる時は、当たる瞬間に剣先がぶれてるってことですか?」
正直、それだけで岩を切断出来るとは思えないが、ルーデウスは一応納得することにした。剣術なんて素人なのだ。精々、学校の授業であった、剣道をしたくらいである。よく分からないが、剣術とはそういうものなのだろう、と思うことにした。
だが、パウロは息子の返事に、不思議そうな表情を浮かべていた。
「え? そうだったのか?」
「え? ちがうのですか?」
互いに話が噛み合っていないような反応を見せ、二人とも困惑してしまう。しかし、パウロは咳払いをひとつし、「まぁ、見ておけ」とルーデウスに告げる。
再度、木人に向き合い、上段で剣を構えた。どうやら、口で説明するよりも、実際に見せた方がいいと判断したらしい。
「よく見ておけよルディ……こう、クっと踏み込んで――」
木人の懐に深く入り込むよう、パウロは全身のバネを使って膝を屈ませるのと同時に、
「――ザンッ! って感じだ」
腕から振り下ろした剣で、木人を斬り裂いた。一方の肩から他方の脇へかけて、大きく切断される。綺麗な袈裟懸けだ。
ルーデウスはその光景に感心し、素直に「凄い」と溢したが、肝心な原理が分からないままだった。
先程の「クッと踏み込んでザンッ!」って何だよ。説明になってないんだが…と思うのだ。意味不明だろう。分かる訳がない。
そしてパウロに言われ、ルーデウスもチャレンジするのであったが……。
「こうですか!?」
「馬鹿者! それじゃぐぅっと踏み込んでドン! だろうが! クッと踏み込んでザンだよ! もっと軽やかにだ」
結局、あのような説明ではルーデウスが理解出来る訳もなく、再現することが出来ないのであった。シンパシーの出来る
その様子を見ていたリベラルは、溜め息を溢す。
やはり魔術は後回しにして、まずは剣術だな、と考えるのであった。
――――
その日のルーデウスは、珍しく何もすることがない日であった。
先生から師匠となったロキシーは、何やら体調が優れないらしく、本日は休ませて欲しいと言われた。と言うより、ゼニスが「休め!」と怒り、リーリャに看病されながり無理やり寝かされてるらしい。
パウロと二人っきりになったので、「ならば俺が…」と剣術の稽古をしようとしたが、魔物が現れたらしく、退治するためにエルフっぽい男の人に連れられてしまったのだ。
「…………」
そうして、手持ち無沙汰となってしまったルーデウスであったが、何をする気にもなれなかった。昔であれば、庭へと出ていき、1人で黙々と魔術の練習でもしていただろう。
だが、ロキシーという存在を知り、誰かと共に励むことを知ってしまったルーデウスは、何となくやる気が出なかった。言い訳するかのように、「今日は師匠がいないから」とか、「1人では分からないことがある」だとか、そんな気持ちが溢れ、やる気が出なかった。
だからと言って、何もしないのは退屈なので、ウロウロと所在なく歩き回る。この家にある本を手に取り、パラパラと流し読みし、すぐに本棚へと戻す。
折角ならロキシーの看病をしたかったのに、ルーデウスは近付くなと言われていたのだ。理由を訊ねたが、何故か濁された。
「……ハァ…」
思わず溜め息を溢してしまったルーデウスであったが、その時に誰かが訪ねてきたのか、家の扉のノック音が響き渡る。
ゼニスとリーリャは二階にいるんだったな、と言うことをボンヤリ思い出し、ルーデウスは玄関へと向かい、扉を開いた。
「はい、どちら様ですか?」
「おや、ルーデウス様。私です、リベラルです」
扉の先には、食糧を抱えたリベラルが立っており、出迎えてくれたルーデウスを見下ろしていた。
ルーデウスにとって、リベラルとは近所に住むお姉さん的な存在だった。こうして食事のお裾分けにくるのは、この数ヵ月の間で、何度もあったことである。そのお陰か、彼女とは両親やリーリャ、ロキシーと共に仲良くなり、今ではすっかり顔馴染みとなった人物なのだ。
今回もまた、お裾分けに来てくれたのだと思い、ルーデウスは素直に家へと上げることにした。
「今は父さまが外出中で、母さまとリーリャさんは先生の看病中ですので、大した持て成しは出来ませんが」
リベラルを客室へと案内し、ルーデウスは手慣れた様子で飲み物の準備を整え、サッと彼女の前に差し出す。リベラルはそれをゆっくりと飲み、「ふぅ…」と吐息を溢した。
「魔物が出たと聞いたので、パウロ様はそちらに向かってるのでしょう。しかし…優秀な侍女であるリーリャ様と、治癒魔術師であるゼニス様が居られるのに、看病ですか……?」
「先生は特に大丈夫そうな様子だったんですけど、何故か母さまに止められたみたいでして」
「……ゼニス様は何か治癒魔術を使ったりしてましたか? もしくは、解毒魔術など」
「『ヒーリング』を何度かしてたみたいですが、僕にもそれ以上は……」
「…………」
ルーデウスの話を聞いていたリベラルは、何やら険しい表情を浮かべ、沈黙してしまう。それからしばらく何かを考える様子であったが、不意に立ち上がった。
「少し、私も様子を見て参ります」
「えっ…でも…」
「大丈夫ですよ。私はこう見えて、探求者です。様々な分野を追究してますので、この世のあらゆる病気に対しての知識を、人並み以上に兼ね備えてます」
「そ、それは凄いですね…」
「ええ、ですので、ロキシー様がどんな病に掛かっていても治してみせますよ」
頼もしい発言と共に、部屋から出ていってしまったリベラルを、ルーデウスは唖然と見送ってしまう。しかし、5分も経たぬ内に、彼女は何故か戻って来る。
その表情は、どこか疲れているような、呆れているようなものだった。
「どうでしたか?」
「ああ、うん……」
リベラルはどことなく歯切れの悪そうな様子で、告げた。
「あの日ですね」
あの日ってどの日? などと思うことはなかった。あの日が何なのか、ルーデウスはすぐに思い至る。
「もしかして、生理ですか?」
「……私の台詞からよくその答えに行き着きましたね」
普通に考えて、まだ3歳である子供が、あの日から生理を連想するなど、気味が悪過ぎるだろう。率直に言ってキモい。
己の失言を悟ったルーデウスは、しどろもどろに言い訳を並び立てる。そんな情けない様子に、彼女は「ハァ…」と溜め息を漏らし、じっとりした目でルーデウスを見つめた。
「……まぁ、ルーデウス様がませてるのは別にいいでしょう。その様子では、ロキシー様のお風呂などもコッソリ覗いてそうですね…まぁ、可愛いので一緒に入るのも吝かではありませんが」
「うっ、あ、いえいえ、そんなことないですよ? って言うか、え? 一緒に入っていいのですか?」
「とにかく、生理は治癒魔術で治せませんし、出血自体も抑えられません。つまり、ゼニス様が無理やり休ませてるのも、そういうことでしょう」
流石のルーデウスも、体の機能に関してそこまで深く知っている訳ではない。どの部位がどういう機能を持ってるか何となく分かってはいるが、それ以上詳しくは分からないのだ。
特に深く追及することなく、黙っていることにした。先程のように失言もしたくないので。
「まだまだお子ちゃま…いえ、男の子であるルーデウス様に聞かせる話でもありませんね。取り敢えず、ロキシー様はしばらくゆっくりさせて上げましょう」
生々しい話はここまで、と言わんばかりに会話を打ち切り、ロキシーの話題はそこで終了した。
――――
「ルーデウス様」
テーブルに置かれていた、果物や飲み物をパクパクと食べていたリベラルであったが、不意に口を開いた。
「先日、庭でパウロ様と特訓していたところを私は見学していたのですが…どうにも芳しくないようですね」
「…やっぱりですか? 父さまをあまり悪く言いたくないのですが、ちょっと説明が分かり辛いんですよね…」
「むしろ、あの説明で分かる方がおかしいですよ」
思わぬ味方が現れたことにより、ルーデウスの表情は明るくなる。魔術だけではなく、剣術にも本気で取り組んでいたのだが、ふたつの差は顕著になっていたのだ。
魔術は確かな手応えを感じ、成長している実感があるのだが、剣術に関しては自分でも全く進歩が感じられずにいた。最終的にどちらでもいいと思っているものの、やはり真面目に取り組んでいるので、成長してないのは悲しいのだ。
リベラルは「ふむ」と考える仕草を見せ、ルーデウスを見据える。
「ルーデウス様は、魔術を扱うのに何が必要か分かりますか?」
「……先ずは魔力ですよね?」
「そうです。魔力がなければ、そもそも魔術は使えません。どれほど卓越した技量を持っていようと、それは当たり前の事実です」
何をするにしても、必ずエネルギーは必要になる。
魔術を機械、魔力を電気と考えれば分かりやすいだろう。電気がなければ、大半の機械は動かせない。それは当然のことだ。
「では、剣術に必要なものは分かりますか?」
「剣術にですか?」
ルーデウスは以前、パウロの動きを見て、ある程度の仮説を立てていた。この世界の剣術というのは、魔力を使っているのではないか? と。
魔術が見た目通りに魔法っぽく発現するのと違い、剣術の方は肉体強化や、剣などの金属の強化といった方面に、特化しているのではないかと考えた。でなければ、超高速で動き回ったり、岩を両断するなど出来る訳がないだろう。
しばらく悩んだルーデウスは、やがてポツリと答えを溢す。
「……魔力…ですか?」
「半分正解ですね」
半分、と言う言葉に、ルーデウスは更に頭を捻ることとなる。魔力でなければ、どうやって身体能力の強化をしてるのか、見当もつかなかったのだ。
「人の体には、魔力とは別の力が存在します。闘気と呼ばれる、身体能力を何倍にも引き上げ、皮膚を硬化させる力です」
「闘気ですか。そんな力があるんですね」
「上級剣士であれば、闘気を纏えなくても、何とかなれるかも知れませんが…それ以上には絶対になれません」
「はぁ…」
気の抜けた返事をするルーデウスであったが、リベラルはそれを気にすることなく続ける。
「それを使いこなせなければ、剣士として成長するのは難しいでしょう」
「なるほど。ついでに、使い方も教えてくれると嬉しいんですけど」
「ふむ……ある人物の言葉を借りますが、体を作る肉片の一つ一つを魔力で覆い、押し固めるのです」
「……ん?」
リベラルの言葉に、ルーデウスは首を傾げた。先程、魔力は違うと言われたのに、その魔力が必要だと言うのだ。
「闘気ではなく、魔力をですか?」
「魔力も必要と言うことです。『龍気』と呼ばれるものと掛け合わせることによって、効果を発揮するのですが……」
「……ですが?」
「…………」
そこで言葉が途切れる。何だろうと思い、リベラルの顔を見てみれば、彼女はじっとルーデウスのことを見つめていた。
それだけならば気にしなかったのだが、ひとつだけ変化している点があった。
目だ。リベラルの右目の色が、変わっていたのだ。今までは煌めくような、金色の瞳であった。しかし、それが髪色と同じ銀緑色の瞳に変化していたのだ。
底を見通されてるような感覚を受け、ルーデウスは思わずリベラルから、目を逸らしてしまう。
「その目は何ですか?」
「『魔眼』です。カッコいいでしょう?」
「はぁ…」
疑問を一言で片付けてしまったリベラルの目は、やがて元の金色へと戻ってしまう。顔を上げながら吐息をひとつ溢し、再びルーデウスへと視線を戻した。
「どうやら、ルーデウス様には『龍気』がないみたいですね」
「……と、言うと?」
「闘気を扱えないので、剣士として伸び代は小さいですね。まれにいるのですよ、闘気を纏えない人は」
リベラルの言葉に、ガーン! と擬音が鳴りそうな程、ルーデウスはガッカリした様子を見せる。才能がない、と面と向かって言われているのだ。落ち込むのは当然だろう。
そこへ、フォローするかのように、声が掛けられる。
「しかし、魔術面に関しての伸び代は大きいですね。このまま本気で取り組んでいけば、歴史に名を残す魔術師となることも出来るかもしれませんね」
「……そうですか。剣士としては駄目でも、魔術師としてはいいですか…」
慰めるかのような台詞に、ルーデウスは素直に喜ぶことが出来なかった。
確かに剣術でも魔術でも、最終的にはどちらでもいいと思っていた。だが、今まで報われることを信じて、励んできたことは確かなのだ。それを、才能の一言で無駄だと片付けてしまうのは、何とも歯痒いものを感じてしまう。
「ルーデウス様。何か勘違いしてるようですが、剣士や戦士とは謂わば戦う為の力を持つ者です。そこに才能なんて、関係ありません」
「そうですかね」
「この世界は危険が多いので、力を持っていることは損になりません。ですが、強いか弱いかなんて、極論を言えばどうでもいいことです」
言ってることが滅茶苦茶だな、とは思いつつも、ルーデウスは耳を傾ける。
「何のために力をつけてるのか、なんて、突き詰めていけば結局のところ“生き残るため”なのですから。どれほど才能がなくても、どれほどの実力がなくても、生き残った者が強いのですよ」
「…………」
「例え、倒したいものを倒せなくても、守りたいものを守れなくても、部屋の片隅で震えていても、恐怖で情けなく動くことが出来なくても、生きていれば次に繋げられます」
死ねば、そこまでなのだから。
築き上げたものが、全て無駄になってしまうから。
そのために、力がなくてはならない。けれど、それは何もひとつの力に固執する必要はないのだ。
「貴方のやってきたことは、無駄ではありません。その知識は、技術は、必ず役に立ちますよ」
ハッキリと言い切った。
ルーデウスに剣術の才能がなかろうと、その経験が無駄になることはないと。
「中途半端に止めれば、それこそやってきたことが無駄になります」
「……それもそうですね」
ルーデウスの脳裏に、前世の記憶が甦る。やりたいことを中途半端に投げ出し、後悔しか残らなかった日々が。知識はまだ微かに残っているが、それまで積み重ねてきたことを全て、己の手で壊してしまった。
二度とそのような後悔をしたくないからこそ、ルーデウスはこの世界で本気で生きていくことを誓ったのだ。無駄にならないと言ってくれるのであれば――才能がなかろうと諦める理由にはならない。
「…教えて下さってありがとうございますリベラルさん。やれるだけやってみます」
「ええ、頑張って下さい。頑張る男の子はカッコいいですよ」
パッチリとウィンクして見せるリベラルに、ルーデウスは笑みを溢す。
「それに、努力する人は応援したくなるものです……ルーデウス様、もし宜しければ、私も少しお教え致しましょう」
「えっ…いいのですか? 先生もいるので、お金とか渡せないと思いますよ?」
「構いませんよ。私は貴方の姿勢に感銘を受けたからこそ、そう提案したのです」
そこまで言われてしまえば、ルーデウスも照れてしまう。誰かに褒められたりしたくて努力している訳ではないないが、認められたくない訳ではないのだから。
今まで頑張ってきたからこそ、リベラルという女性は手を差し伸ばしてくれたのだ。前世でも長らくなかった経験である。今までの努力が、ひとつの形で報われた瞬間だった。
「使いこなすのは難しいでしょう。もしかしたら、使えないかも知れませんが、決して無駄にはならない筈です――」
そして、彼女は告げる。
「――私の龍神流を伝授致しましょう」
ルーデウスが聞いたこともない、流派を。糧にしてみせろと、笑顔を浮かべ言ってみせた。
Q.生理治せんの?
A.老廃物出すための行為らしいんで無理ということにしました。ロキシーを休ませるためだけに態々調べてしまったよ…。
Q.龍気と闘気って同じじゃないの?
A.独自設定です。魂を真っ二つにされた魔神ラプラスと技神ラプラスは、どちらも闘気を纏えません。魔神は魔力があるのに纏えず、技神は魔石を利用することによってなんとか擬似的な闘気しか纏えない。
魔だけじゃ駄目、龍だけじゃ駄目。ならば闘気は何なの?と思ったときに、ふたつ掛け合わしてるだけじゃね?と考えました。結構安易に思い付いた設定です。
今回の最後を読んで察した方もおられるかも知れませんが、この作品ではオリジナル技が出ることになります。龍神流の技なんて本編で『乱魔』しか登場しませんし。
もっとも、バランスブレイカーなものは出しませんし、既存の技の原形…みたいな感じにします。
厨二心が試される時ですね。あまり期待しないことをオススメします。