暁のスイーパー 〜もっこり提督と艦娘たち〜 作:さんめん軍曹
お待たせして申し訳ございません。
実は今、就活で忙しい身ゆえ、亀更新になるかと思います…
今回は獠と艦娘の出会いを書いてみました。
ヒントは落としますがまだ名前は出て来ません…
焦れったいと思われるかも知れませんが、個人的にはこの展開の方が楽しいかと思いましたのでご勘弁ください…;
では、本編どうぞ!
追われる少女!都会のスイーパーは神出鬼没【前編】
獠と香は掲示板で依頼をチェックした後、そのまま買い物を終えて自宅に戻る事にした。
愛用のミニクーパーで走行中に、香が先程から抱いていた疑問を口に出す。
「しかしあの依頼、怪しいわよね」
「あん?」
「『XYZ 至急連絡求む。昔の友人、日の丸より』…電話番号なんか書いてないのに連絡しろったって、無理な話でしょ」
「あー、ありゃ大本営からだ」
「はぁ?!」
「昔の友人日の丸と言えば、かなり前にちょっとした事で関わった人物がいてな。今は元帥らしいが」
「一体どんなことでお偉方、しかも日本を守るトップと知り合ったのよ?!」
「お前とパートナーを組む前、まだ槇村といた頃にな。あっちのゴタゴタを解決しに行ってたのさ。」
「アニキと?」
「そっ、槇村が刑事になったきっかけも、どうやらその元帥殿にあるらしいぞ。その伝手で依頼が来たんだっけな。そう言えばあいつらは元気にしてるかな」
香は思考が追いつかず、考えることを放棄した。
「おーい香ぃ、大じょ…ん?」
獠がフリーズした香に声をかけようと左へ向いた瞬間、3人程の男に追われている少女が目に入った。
やっとの思いで脱走したんだ。あの子たちのためにもここで捕まるわけにはいかない。
そう思った彼女はすぐに見えた裏路地に入っていったが、そこは行き止まりだった。すぐに振り向いたが、目の前にはサプレッサーを装着している拳銃を構えた男たちが立っており、なす術もなく後ろの壁へと追い詰められて行った。
「やっと追い詰めたぞぉ。さんざっぱら手こずらせやがって、この腐れ兵器が」
「お前が艤装を展開してない間はただの人間と一緒さ。抵抗なんざしてみろ、こいつが火を噴くぜ?」
「さ、大人しく付いてきてもらおうか」
兵器と呼ばれた彼女はピクリと眉を動かしたが、
「アンタらみたいなハゲ散らかしたゴミに殺されるのも癪だけど、クズ提督の所に戻るよりかここで死んだ方がマシだよねー?」
と言い放った。
「な…んだと?」
「あのクズの下でしか動けない奴らをゴミって呼んで何が悪いのさ?正直笑えないよね〜」
「……てめぇ…この俺達に向かってそんな口を叩いた事を後悔させてやる…!」
禿げ上がった額に青筋を立てた男は、少女に向かって銃を構えた。ここまでか、と観念した彼女は目をギュッとつぶりながら
(あはは、もうここまでみたい。ごめんね。提督、熊野。そしてみんな…)
と、自分の死を受け入れようとした。だが、それを運命が許さなかったのだ。
「あー諸君。ちょっと待ちな」
少女が驚いて目を開けると、そこには赤いシャツに水色のジャケットを羽織った男が立っていた。
いかがでしたか?
少女がいったい誰か、わかった方もいるのではないでしょうか…w
自分が今一番、獠と最初に会わせてみたい艦娘ランキングトップですw
また別の展開にする予定でしたが、書いたデータが消えたので書き直すついでにガラッと変えてみました。
それがなければもう少し早めに上げられたかと思います
(申し訳ございません…)
では、またお会いしましょう!