この素晴らしい浮世で刃金を振るう   作:足洗

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19話 通しておらん筋がある

 

 

 

 めぐみんの冬着を無事に見付け、概ねの目的は達した。防寒着一式を入れた紙袋を片手に、其処彼処で香り立つ物珍しい焼物や菓子を買い食いしながら娘と二人適当に市をぶらつく。

 己の方はその辺りにあった手頃な皮革の上着を買い求めた。さして選び抜いたという意識もないが。それになにやら、娘は不満顔を浮かべる。

 

「むー、ジンクロウのは私が選びたかったのに……」

「そうかぃ。そんならまた今度いいのを見繕ってくれや」

「約束ですよ!」

「おう」

 

 いかにも不安定な三段重ねの丸い氷菓(アイス)を小器用に舐めるめぐみんに感心しつつ、目端では露店の品揃えを窺った。

 何か手土産を、などと軽く考えていたが。なかなかこれは難しい。

 

「? 何か探してるんですか?」

「あぁちょいとな」

 

 めぐみんの問い掛けに胡乱な応えを寄越す。

 すると何を勘繰ったか、娘はにやりと意味ありげな笑みを浮かべた。

 

「もしかしてどこかのイイ人にプレゼントですか~?」

「かかっ、んな言い回しどこで覚えてきやがんだ。カズの野郎か?」

「私だってこれくらい知ってますぅ。ふふん、ジンクロウもスミに置けませんねぇこのこの」

 

 どこぞの親爺のような所作で肘打ちを喰らう。

 見れば氷菓が、がら空きであった。

 隙在りとばかり一番上の団子(・・)をがぶりと丸ごと頬張る。

 

「あぁっ!? 何するんですか! 酷いですよぉ!」

「ほほぉつめてぇ! 牛の乳と? 脂に砂糖に、いや塩もか? 凍らせただけでえらい変わり様だぁな……贅沢に果肉も混ぜたか。ははぁ、夏場なんぞに食った日にゃ堪んねぇなこいつぁ」

「じ~ん~く~ろ~!」

「くくくっ、本に口は災いの元よな。悪ガキ」

 

 ぽかぽかと痛くもない拳を喰らう。

 ふと、前方に幾つも傘が立てられていることに気付く。すわ野点でも開かれておるのかと呆けた想像をしたが、どうやら屋外に構えた喫茶店であるらしい。

 

「何か飲んで暖まるか。この時期の氷菓は流石に腹を冷やす」

「むぅ」

「怒るな怒るな。お、ぱんけーきってのが美味ぇらしいぜ? めぐぼ――」

「食べます!」

「へいへい」

 

 現金な娘の元気な返事に満足しつつ、席の一角に腰を落ち着けた。すぐさま給仕が注文を取りに来る。

 賑やかに通りを行き交う人々と街並を眺めながら、暖かな紅茶を口にする。甘い物続きだったこともあり、この渋味は有り難い。

 見ればめぐみんは先程まで手にしていた氷菓などとっくに平らげ、今は目の前に運ばれてきた分厚い焼き菓子にいざや臨もうとしている。良く食うに越したことはない。しかし、あの小さな腹のどこに今の今まで食った量が収まっているやら。皆目解らぬ。

 ともあれ一心地着いた。

 

「それで、はむっ、んぐんぐ……探してるのって誰かへの贈り物なんですか?」

「まぁな。ほれ、前の球菜(キャベツ)の折に栗色髪の女子(おなご)が居ったろう」

「なるほど、あの人が」

「おいおい勘違いすんな。別に()じゃあねぇ」

 

 こんな爺の相手に当てられてはリーンが哀れに過ぎる。

 この街、この浮世で最初に出会った娘だ。出会った、というには些か急場だったが。それから何かと世話になり、碌々礼もせぬまま妙な仕儀に陥っている。

 

「なんだかむすっとした様子でしたけど……」

「俺が至らなんだのよ」

 

 怒らせてしまった原因に皆目心当たりがない――という訳でもない。何とはなしに察するものはあった。

 

「手ぶらでは心許無いんでな。何かしらご機嫌取りになるものを探しておる訳だ」

「えー、物で釣るってどうなんでしょう」

「まぁそう言うてくれるな」

 

 この娘らしい鋭い指摘である。

 めぐみんはそのままパンケーキの最後の一切れを腹に収め、背もたれに身を預けて小さく息をつく。実に満足そうな顔だ。

 しかし大した間も置かず、居住まいを正して娘は言った。

 

「事情は解りました。ならば私も一肌脱ごうじゃありませんか!」

「あぁ?」

 

 威勢よく、めぐみんはやる気を満々と漲らせる。

 娘のその気勢には申し訳ないが、生憎と募るのは不安ばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 陽も落ちて随分経つ。酒場はいつも通りうるさかった。

 行儀とか落ち着きとかいう言葉とは縁の無い冒険者達の吹き溜まり。うるさくない訳がない。

 けれど、このテーブルだけは静かだ。他と比べて少し、という程度の差で。

 普段ならジョッキ片手に周囲に迷惑とシュワシュワを撒き散らしながら騒ぎまくるダストと、ここぞとばかり悪乗りするキースが大人しい。今はテイラーと三人、テーブルの端に寄り集まってちびちび酒を飲んでいる。

 そうして時折、チラチラと視線だけがこっちに飛んで来る。

 

「なに?」

「なんでもないっす」

 

 テイラーがびくりと肩を震わせた。いかにも怯えてますって態度。ムカつく。

 

「なぁなぁ、リーンのやつ……」

「シッ、今は刺激すんなって」

「直に原因(・・)が来るだろう。それまではそっとしておこう……」

 

 何やらこそこそ様子を窺われている。腫れ物のような扱い。ムカつく。

 ムカつくムカつくムカつく。

 なにもかも気に入らない。

 グラスをテーブルに置く。叩き付けた、といった方が近いかもしれない。三人がびくりと震え上がった。

 

「お代わり!」

「はいはーい」

 

 通りかかった給仕係に声を掛ける。

 彼女はすぐに空いたグラスを取りに来た。ふわり、と淡い香水の匂いがする。ディアンドルの襟元からは白い豊満な双子山と谷間が大胆に見えている。自分とは大違い。

 そういえば、キャベツ狩りの時に騒いでいた騎士の女の子、スタイル良かったな。後から知ったことだけど、どうやら彼女もジンクロウの(・・・・・・)パーティメンバーの一人らしい。

 それがなんだか一番ムカついた。

 無意識に自身のその、何とは言わないが見下ろしてみた。無性に悲しくなった。

 

「ふふっ、どうしたの? 今日は随分荒れてるじゃない」

「別にぃ……」

 

 ライトグリーンの髪を耳に掻き上げながら女給が微笑する。グロスを引いた唇がいかにも艶っぽい。幼さと妖艶さを同居させた甘い垂れ目、それが自分を見詰めてくる。

 酒場を訪れる男性冒険者の実に三割はこの女給が目当てだともっぱらの噂だ。

 

「失恋?」

「そ、そんなんじゃないし!」

「ふぅん、そっか。まだそこまで行ってないんだ」

「う……」

 

 痛いところを突かれて声が漏れる……いやいや違う違う。別に彼とそうなることを望んでるとかそんな話じゃない。図星とかではまったくない。ないったらない。

 そもそも出会ってまだ三ヶ月も経ってないのだ。どんな即落ちだ。自分はどんだけチョロいのだ。

 途端に、綺麗な含み笑いをされた。

 

「そっか、なら私も立候補しちゃおうかな」

「なっ、なんで……!」

「冗談。ほら、ウワサの彼、来てくれたわよ」

「ふぇ!?」

 

 思わずギルドの入り口に目をやる。扉を潜り丁度入って来た。長身の男性。開襟シャツにズボン姿はいつも通り、季節柄か首にストールを巻いている。

 来店者を見て取って、給仕の一人が駆け寄る。というか絡みに行った。特徴的な赤毛のショートカット。少し男勝りで、荒くれ者揃いの冒険者にだって負けない勝気な子だ。

 

「お! ジンクロウじゃーん。聞いたよ首領キャベツ仕留めたんだってー? 儲かったんだろ。なんか奢れよぉ」

「かっ、耳聡いじゃねぇか。ん?」

 

 そうして目が合った。

 慌てて逸らす。

 だがもう遅い。見なくても彼が歩み寄ってくるのが分かる。

 

「……」

「はぁい、ジンクロウ。いつものでいい?」

「おぅ、ありがとよ」

「ふふ……がんばってね」

 

 耳元でそう囁いて、女給は去って行った。甘い残り香が頬を撫でる。

 

「やっと来やがったかこの野郎」

「なんだなんだ。待っててくれたのか? 悪たれ小僧が」

「誰が小僧だボケ」

「あー疲れた。じゃ、後頼むわ」

「俺達は先に退散する」

 

 ダストを皮切りに、キースとテイラーも席を立ち上がる。もしかしなくても自分は置いて行かれようとしている。

 でも、それを追って自分も席を立とう、とは思えなかった。

 

「へへ、上手くやれよ」

「まあなんだ。せめて機嫌だけは治していってくれ。冒険に支障が出る」

「リーン」

 

 ダストがぽんと肩を叩いた。振り向くと、青年は親指を立てた後、それをそのまま人差し指と中指の間に――――そう認識する前に席を立ち、(ワンド)に手を掛けていた。

 自分でも驚くほど淀みなく杖が半回転する。振り子の要領、下段から、ダストの両脚の間を抜けて。

 

「ふぉおおおおおおおお!?!?!?」

 

 甲高い悲鳴が店中に響き渡った。泡を吹くダストを引き摺ってキースとテイラーは慌てて逃げていく。

 

(そいつ)の扱いは随分上手くなったな」

「あのアホの所為でね」

「くっふふふ! で、あろうな」

 

 杖の扱い。魔法の補助器具としてではなく、打撃武器としての扱い方。それを教えてくれたのは誰あろうこのジンクロウだ。振り方とか持ち方とか、ジンクロウ曰く基礎の基のさらに前の話らしいけど。

 ジンクロウは可笑しそうに暫く笑った後、ごく自然に自分の隣の席に座った。少しだけドキリとする。ううん気の所為だ。うん、気の所為。

 テーブルに突っ伏して顔を隠す。今は、あまり見られたくない。

 

「……なんか用」

 

 努めてぶっきら棒にそう言った。

 こんなことで怒る相手じゃないと解ってるけど。

 

「ああ、おめぇさんと話がしたくてな」

「……」

 

 ジンクロウは穏やかにそう告げた。

 なんだか自分ばかり駄々を捏ねてるようで嫌になる。

 いつも不思議でならない。この青年と話す度、ひどいギャップを感じるのだ。それは人生経験だとか人間的な厚みだとかそういう類の。ダスト達や自分とそう齢も違わない筈なのに、その事実を忘れてしまう。単に大人びているというだけでは説明の付かない老獪さがある。

 ぶっちゃけ包容力半端ない。

 

(うん、ぶっちゃけ過ぎかな……)

 

 男慣れしてない新米冒険者の女の子がちょっと年上の男性冒険者に入れ揚げるなんて話は枚挙に暇がない。そして、そんな経緯で成立したカップルが上手くいったなんて話は終ぞ聞かない。

 

(私は引っかからない……!)

 

 今思えば、危ない所を助けられたからといって自分はあまりにも露骨に彼を意識し過ぎていた。それこそ冒険者あるある第一位くらいのシチュエーションではないか。

 そりゃあ、何かと気に掛けてくれるのは嬉しかった。冒険者なんて言う危ない仕事、将来の不安だってある。親身に相談に乗ってくれる、いや話を真剣に聞いてくれるってだけですごく楽になった。

 人当たりは良くて、誰にでも平等な接し方で、仕事は清掃業務だろうと真面目に取り組むし、かといって洒落や冗談が通じない堅物って訳でもないし、実は物凄く強いってことも知っているし、料理上手なのはびっくりしたけど女子的にポイント高いし、顔も結構好みだったり……。

 

(違う違う違う違う)

 

 謎の再確認作業を脳内から追い出す。これではまるで、まるっきり、ゾッコンじゃないか。

 違う。自分はそんなチョロくなんかない。

 

「すまねぇな」

「え?」

 

 唐突な謝罪の言葉に頭がようやく現実へ戻ってきた。

 謝罪。自分が機嫌を損ねていたことは、勿論知られていたのだろう。

 でも。

 

「……別に、ジンクロウに謝られる筋合い、ないし……」

 

 出てくるのはそんな不貞腐れた言葉ばかりだった。

 そもそも謝罪を受け取る権利がない。勝手に期待して、勝手にがっかりして、勝手に怒ってるんだから。

 

「そうもいくまいよ」

「なんで」

「通しておらん筋があるんでな」

「……じゃあ、なんで私が怒ってるか分かる?」

 

 めんどくさい彼女みたいな問い掛けをしてる。その自覚はあるし、それが理不尽なのも解ってる。それでも聞いてしまった。

 ジンクロウが知る訳ない。あんな下らない理由――

 

「すまねぇなぁ、一緒に討伐行ってやれなくてよ」

「――…………」

 

 じわ、と目が熱くなる。これじゃあ本当にめんどくさい女だ。必死に顔を隠す。隠して、袖で目元を拭う。

 

「……なんで」

「ん?」

「なんで……パーティ、組んじゃったの」

「うむ、そうさなぁ」

 

 勝手に期待していた。ここでの生活に馴染んだら、ジンクロウはきっと自分達とパーティを組んでくれる。そんな勝手なこと。

 実際はそうならなかった。それだけなのに。

 

「やっぱり、上級職の人だから……」

「?」

「美人だし、可愛いし、スタイル抜群だし……」

「あぁ??」

 

 不意に、ジンクロウが変な声を上げる。

 そのまま数秒、沈黙が続いた。

 

「ぷっ、くくく、かはははは」

「?」

「はっははははは! そうか、そうか! くくっ、なるほど傍から見りゃ、ははっ、そうよなぁ、そう見えるわなぁ、かっははははは!」

 

 突然ジンクロウは笑い始めた。大笑いである。目に涙さえ浮かんでいる。

 自分はといえば、訳も分からずぽかんとその様子を眺めた。

 お腹を擦りながらジンクロウは何度も頷いた。

 

「よし! なあリン。一遍な、己達の徒党に付き合ってみねぇか?」

「へ?」

「そうすりゃおめぇさんのその大いなる誤解も一瞬で解ける。間違いねぇ」

「う、うん」

 

 なんだか勢いに押される形でそんな約束をしてしまった。

 ジンクロウは嬉しそうに微笑むと、ぱんと自分の膝を叩く。

 

「ならば釈明はこの辺りにしてだ」

 

 そう言ってジンクロウはごそごそと椅子の下に手を伸ばす。気付かなかったが、そこには紙袋があった。

 

「まぁ、大したもんでもねぇが」

 

 程なく青年の手が何かを探り当てる。

 引き出された掌、そこには小箱が握られている。ぱかっと小さな音を立てて開いた箱の中にあったのは、紅玉を飾った銀の環。

 指輪だった。

 

「詫びの印に、貰ってくれるか」

「――――――」

 

 指輪。ジンクロウが。私に。貰ってくれって。

 気付くと椅子を蹴り飛ばして立ち上がっていた。

 

「っっっ!? っ!? っっ!?!?」

「おぉどうしたどうした」

「なんっ、これ、え、わらひ!?」

「ああ、おめぇさんの為に、うちの魔法使いの娘が見繕ってくれてな」

「へ……?」

 

 一瞬で沸騰しかけた頭が急冷却される。同時に、びっくりするくらいのがっかり感で両肩が落ちる。

 すとん、と再び着席した。

 

「なんでも身に付ければ魔力の回復が早まるそうだ。俺は魔法に関しちゃ門外漢以下なんでな。いい品だと太鼓判もくれた。安心して使ってくれ」

「…………はい、ありがと」

 

 中級魔法を使うにもひぃひぃ言ってる身なんだから。これ以上無いくらい有り難い贈り物の筈だ。筈なのに。

 恨みがましくジンクロウを見やる。涼しげな横顔がそこにあるだけだった。

 鈍感。朴念仁。そんな言葉が喉元までせり上がってくる。

 

「こいつは俺からだ」

「え」

 

 ジンクロウはそう言うや、ふわりと何かを広げ私の首に巻いた。

 一瞬見えたのは綺麗な象牙色(アイボリー)。首元を覆う柔らかな感触の正体をすぐに理解する。

 マフラーだった。何の変哲もない。ただただ柔らかで、きめ細かで、羽のように軽い。触れただけでこれが上等なものだって分かる。

 でも、今それはどうでもいいことだった。

 

「差し色は何がいいかとさんざ悩んじまったが、いやぁ安心した」

「…………」

「よぉく似合うぜ、リン」

 

 彼は優しく微笑んだ。

 私はただ、心の中で思う。

 

 ――チョロくてもいいや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「けっ!」

「プークスクス! カズマさんもしかして羨ましいの? そうよねぇゲームが友達のDTヒキニートには真似できないことされてるもんねぇプフゥ!」

「アクアさん、ここのツケが溜まって来てるそうですねボクは知らないっすけど。頑張って支払いできるといいですねボクには関係ないっすけど。差し当たって今夜から皿洗いとか頑張ればいいじゃないすかね。じゃ、そういうことで」

「すみませんごめんなさい調子乗りましたぁ! だからお願い今夜の分だけ本当に今夜だけお願いぃ! ツケがさっきので限度額超えちゃったのぉ! お酒飲みたいのぉ飲まないと手が震えるのぉ!」

 

 腰に縋り付くアクアをカズマは能面のような顔で見下ろした。

 それをダクネスは頬を赤らめて心底羨ましそうに見詰めていた。

 

「ハァハァハァハァ、あれはまさしく養豚場の豚を見る目だ。なんという……? どうしたんだ、めぐみん」

「え?」

 

 正気に戻ったダクネスに呼び掛けられて、ようやくめぐみんは我に帰った。

 知らず、視線はずっと同じ方を向いていた。ジンクロウとリーンという少女。

 ダクネスもそれに気付いたようだ。

 

「随分と仲が良さそうだが、その、やはり二人は恋仲というやつなのか」

「ジンクロウは違うって言ってましたけど……」

 

 しかし、リーンのあの表情や態度を見ればそんなものは一目瞭然で。

 傍から見ていても容易く知れるのだ。なら、あの老獪な青年が気付かないことなどあり得るだろうか。

 

「……」

 

 それとも、気付いていて気付かないふりをしているのか。

 

(……それは)

 

 ひどく、残酷なことのように思える。

 

「めぐみん?」

「あ、いえっ! なんでもありません」

 

 どうして。

 どうしてだろう。

 その事実が少し、ほんの少し、こわい。

 

 

 

 

 

 

 





二次創作に限った話ではなく、自分が物語を書いている時に陥る現象なのですが、文章と話の展開が何故かどんどん重くなっていきます。

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