赤き稲妻を纏うサイヤ人   作:ドロア

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こんにちは、ドロアです♪

遂に最初の邪悪龍が出現しますが、皆さんに謝罪がございます。
今回出る邪悪龍はおそらく最弱であるあいつなのですが、せっかくの機会なので一新して超強化いたしました。
邪悪龍ファンの皆さん、本当にすみませんでした。

それではどうぞお読みくださいませ☆彡


其の三十八:邪悪龍参上!! 悟空のパワーは半分に!?

()()…… ()()()……

 

「オッス!!」

「遅いぞカカロット。お前以外は全員揃っている」

 

ベジータに叱責された悟空は誰が集まっているのかを確認する。

 

サイヤ人の王子でライバルのベジータ。

息子であり自分以上の潜在能力を持っている悟飯。

未来で共に戦い過去には命を救ってくれたトランクス。

話した事は一度も無いものの実力は確かにあると知っている17号。

元は残虐だったが今は良い妻となっている18号。

破壊神を除けば最凶最悪の相手であった魔人ブウ。

そして、新たなサイヤ人の可能性を見せてきたリーク。

 

いずれも強く、敵であれば手ごわかった地球の精鋭達である。

 

「このメンバーで地球を守るっちゅうんだな!」

「悟空!!」

 

一通り確認し終えた悟空に声をかけたのは、幼少期の頃からの親友である………

 

「クリリンじゃねぇか。おめぇも戦ってくれるんか?」

「いや、流石に今の俺じゃ相手にならないと思う………。だから俺は逃げ遅れた人々を助ける事にしたよ」

「そうか!クリリンなら安心してチビ共を任せられるぞ」

 

戦うのではなくサポートに回る人物達も悟空は見る。

 

クリリン、ヤムチャ、Mr.サタン、悟天、トランクス、ブルマetc……

 

こちらも何度も修業を手伝ってくれた仲間達である。

 

「揃ったようですね、それでは作戦を説明します」

 

界王神の声がかから一同そっちに見やる。

 

「この地球の王都と呼ばれる場所から、西に二体、南に一体、東に一体、北に一体の存在を感知しています。皆さんにはこれからわかれて向かってもらいます」

「後の二体はどうしたんだ?」

「17号さんですね?それが残りの二体だけは感知できず…………」

「隠れてるっちゅう訳か……」

 

 

 

「誰が隠れているとでも?」

 

 

 

「「「「「「「「!!??」」」」」」」」

 

明らかにこの中の誰かが発した訳じゃない声に全員が警戒態勢に入る。

 

「どこだ!!」

「上です」

 

言われた通り上を向くと、そこには何かが立っている。

 

「やぁ………孫悟空とその仲間達よ」

「おめぇが邪悪龍って奴か!」

「邪悪……ですか。元はと言えばあなた方人間の欲によるものですよ?自然の理を捩曲げ続けたあなた方の方が邪悪ではございませんか?」

「なんだと!?」

「おっと、申し遅れましたが私は二星龍(リャンシンロン)。あなた方の『超サイヤ人ゴッドについて教えてほしい』と言う願いから生まれた存在です」

「あの時か。そんな最近の願いで生まれてくるとは随分マイナスエネルギーって言うのは溜まりやすあ様だな」

「浄化しにくいのです。浄化していないのに続け様に使用したのはあなた方でしょう」

 

二星龍は見下しながらも丁寧な説明をしている。言っている事も最もだろう。

 

「そんでおめぇは何しに来たんだ!」

「何しに……私達の王が孫悟空とベジータ、あなた達の事を警戒していましてね。………フォースクリア!!」

「なっ!?避けろカカロット!ベジータ王子!」

 

突如攻撃に移った二星龍の攻撃は、リークの叫び虚しく二人に当たってしまった。

 

「おい!大丈夫………か!?」

「な、これはなんだ!!」

「あり?オラ縮んでるぞ!?」

「クフフ……これであなたは力の大半を失ったのです。主戦力が欠けてしまった今のあなた方では私達には勝てないでしょう」

「なんだと!!縮んちまったからって戦えねぇわけじゃないぞ!!」

「せいぜい、そう喚いてなさい」

 

そして二星龍は消え去った。

残された戦士達は最悪の状況にうなだれている。

 

「簡単な事だろ?」

 

ただし、そいつ一人だけは違った。

 

「二星龍を倒せば戻るんじゃないか?だったらそいつを最初に倒せばいい」

「そ、そいつはそうだけどよ……」

「もちろん他の邪悪龍も分担してやらなけきゃなんねぇ。だから基本はさっき界王神が言った通りに行動だ」

 

 

 

リークは勝ちを確信した顔をしていた。




オッス!!オラ悟空!!

最初に邪悪龍と戦うのは悟飯!!相手は風を操る六星龍って奴だぞ。
今までだって見せてきたその力を見せてくれ!!

次回、本当に悪い奴?
邪悪龍の姫、六星龍

ぜってぇ見てくれよな!!

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