赤き稲妻を纏うサイヤ人   作:ドロア

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こんばんは、ドロアです♪

遂に過去編である第三章も終わりを迎えました!
!これも皆様のお気に入り登録や感想のお陰です!!これからも頑張って更新させていただきます!!

それではどうぞお読みくださいませ☆彡


其の三十二:因縁への決着!! ファイナルスピリッツキャノン!!

「弾けて混ざれぇ!!」

 

上空にパワーボールを投げて爆散させる。

さらにブルーツ波を目から取り込み体が大きくなっていく。デスボールでさえも体に当たった途端打ち消されたのである。

そう……サイヤ人最後の切り札である。

 

「ぐぉぉおおおおおお!!!」

「な、なんだこいつは!!」

 

パワーボールが投げれるがリーク自身は我を忘れている。

もちろん超サイヤ人のパワーによるものもあるが。

 

「ぐぎゃぁぁあああ!!!」

「く、くそがぁ!!」

 

クルーのひたすらの攻撃もダメージになっていない。

10倍の戦闘力とはそれ程のものなのだ。

 

「がぁぁああああ!!!!!」

 

 

()()()()()()()!!!

 

 

「な、何故死なないぃ!!!」

「がぁぁああああ!!!」

 

しかし……なんの前兆もなく大猿が光り輝く事になる。

 

「な、なんだぁ!!」

「ぐぁぁあああああ!!!!!!!」

 

光に包まれていった大猿………

 

光が消えた時……

 

そこに立っていたのは………

 

赤………

 

そう……赤い体毛をはやした超サイヤ人………

 

「ふぅ……またせて悪かったな!!俺にも賭けだったんだよ」

「な……なんだとぉ!!」

 

 

()()()!!

 

 

腹部に強烈な一撃を見舞うリーク。その一撃でクルーは初めて悶絶している。

 

「がっ…………」

「おや?速さがお前の魅力じゃなかったのか?」

「な……生意気なく…………」

 

 

()()()()()()()!!

 

 

相手の言い終わるのを待たずに顔を一発だけ殴り飛ばす。

 

「悪いな、俺の方がはやくてよ」

「俺が貴様に負けるとでも思うかぁ!!!」

 

 

激昂したクルーの攻撃を軽くいなす。

先程までは受けてもくらわなかったのが、今度はくらいさえしないのだ。

 

「あんだけ俺を苦しめたお前が、今はただの雑魚に成り果てているな」

「くそがぁぁあああ!!!」

「だだだだだだだだだだ!!!!!」

 

距離をとらせないでただただ殴る。

クルーはもはや反撃に出る事すらできない。

 

「だぁ!!」

「ぐぅ!!畜生……」

「お前はもう勝ち目がねぇ」

「だったら!!」

 

吹っ飛ばされ地面に伏していたクルーは上空に飛び上がり叫んだ!

 

「この星ごと貴様を殺せばいいだけだ!!」

「星ごとだと?」

「そうだ!!俺達フロスト一族は宇宙空間でも生きていられる!!死ぬのは貴様だけなんだぁ!!」

「星を壊せば同族も死ぬだろうが!!」

「また家来は増やしていけばいいだけだぁ!!」

 

クルーの溜めきったその両手から……

 

「もう二度と現れるんじゃねぇ!!サイヤ人!!!!」

 

それは放たれた。

 

「スーバーノヴァ!!!」

 

さっきうたデスボールとは段違いの大きさ、そして圧力が迫り来る。そんな最中……リークにはある声が聞こえた……。

 

「撃ち合うしかねぇのか!!」

(リーク!!)

「!!バ、バーダック!?」

 

追い込まれたリークに聞こえてきた声……それは亡き戦友の声……。

 

(正直てめぇがここまでやるなんて思わなかったぜ)

「だがよ、どうやらここまでみてぇだ…」

(今のてめぇなら因縁を終わらせられるはずだ!)

「……お前に言われるとその気になるな」

(はっ、なら終わらせやがれ!!)

 

これが最後……スーバーノヴァに向かって構えを取る。

 

(自身がねぇんなら俺が決めてやる!!)

「言うじゃねぇか!!だが、お前が横にいるなら頼もしいな」

 

リークは左手に最後のエネルギーを溜める。

自分の横にはバーダックが溜めている様な気さえする。

そして溜まりきったその時……………撃ち放つ。

 

「「超越せしサイヤの咆哮(ファイナルスピリッツキャノン)!!!!」」

 

赤い一本のエネルギー波が巨大な球体にぶつかる。

 

「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!!」

「「はぁぁあああああ!!!!!」」

 

正に一進一退、どちらも引かずに全てのエネルギーを放出する。

しかし決着はいつも唐突に訪れる………。

 

「ぜぇ……ぜぇ………この俺が……限界……だと言うのか」

「「うぉぉおおおおお!!!消え去れぇぇええええ!!!!」」 

 

オレンジ色の球体は、発射した本人の元に押し返され………爆散した。その場所から煙りが晴れると何もなかった………つまりクルーは消滅したのである。

 

「ぐ…………はぁ………」

 

あの密度のエネルギーボールを押し返したのだ、リークは超サイヤ人を解除せざる終えない所までエネルギーをつかってしまっていた。

 

「はぁはぁ……やったな、バーダック……バーダック?」

 

しかし返答はなかった。当然だ、死んでいるはずの人間なのだから。

 

「……お前の意思は継ぎ通した。安心して眠って……く……」

 

 

()()()……… 

 

 

 

 

その後、無事に生き残ったクー達が捜索しにくるまで彼の方が眠り続けたという………。




オッス!!オラ悟空!!

ブルマに呼ばれてカプセルコーポレーションに行く事になっちまった。
なんかウィスさんの話しらしいけどよ、いったい何なんだろうな?

次回、ビルス様の暇つぶし?
衝撃的な未来視!

ぜってぇ見てくれよな!!

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